自律神経失調症

気分障害であるうつ病とめまいや立ちくらみが起きる自律神経失調症

ふとした拍子に立ちくらみが起こる、めまいがする、身体がだるい、食欲がない、漠然と不安に感じることがある・・・このような症状は「自律神経失調症」に多く見られる症状です。

自律神経失調症とは、自律神経である「交感神経」と「副交感神経」のバランスが取ることができなくなり、そのバランスの乱れが影響して身体的な症状や精神的な症状が現れてくる病気です。

特にめまいや立ちくらみなどは自律神経失調症の代表的な症状で、ストレスが溜まっていたり、身体に疲れが溜まっていると症状が現れやすくなります。

また、もともと真面目な性格の人、ストレスを溜め込んでしまう性格の人などは、自律神経失調症を発症しやすいと言われています。

自律神経は身体的なバランスだけではなく、精神的なバランスを保つためにも重要な器官となっているため、過度のストレスによって精神的に負担がかかると心のバランスは崩れてしまいます。

これが不安やイライラ、気分の落ち込みといったうつ状態を引き起こしてしまうこともあり、自律神経失調症からうつ病を発症してしまうケースも少なくありません。自律神経失調症とうつ病は深い関わりがあるのです。

ここからは、自律神経失調症とうつ病の関係性について詳しく見ていくことにしましょう。自律神経失調症とうつ病はどちらもうつ状態が引き起こりますが、見た目からはそのうつ状態の程度に大きな差が見られるわけではありません。

気分が優れない、ちょっとしたことでイライラする、憂うつ感が続くなどのうつ病の症状は、自律神経失調症にもうつ病にも見られています。

しかし、自律神経失調症の場合は「気分障害」というわけではなく、自律神経のバランスが乱れていることが大きな原因となっているので、自律神経のバランスを整えていくことで症状は緩和されていきます。

一方、気分障害であるうつ病は、自律神経失調症に比べてうつ状態の波があることが特徴的で、特に朝はうつ状態が強く、夕方になるにつれて気分が楽になっていく傾向が見られています。

自律神経失調症の場合は時間によるうつ状態の変化はあまり見られないため、同じようなうつ状態でもうつ病とはまた違ったタイプのうつ状態であることが言えます。

うつ病は感情の波が激しいため、うつ状態に陥った時はエネルギーを感じられなくなってしまうことも少なくありません。

症状としてはあまり変わりはないのですが、やはり比べてみると自律神経失調症よりもうつ病の方がうつ状態になることが多いと見られています。

また、うつ病は抗うつ剤などを使用した薬物療法で治療を行なっていくことができますが、自律神経失調症のうつ状態にも抗うつ剤による治療が用いられることがあります。

ただ、自律神経失調症は自律神経のバランスを整えていくことが重要なので、まずはストレスを軽くする、生活リズムを整えるなど、自分でできる治療法から始めてみることをおすすめします。