うつ病の予防について

心に負担をかけすぎないで!うつ病を予防するために今できること

憂うつな気分になることは誰にでもあるものです。しかし憂うつな気分が長く続いたり、何をするにもやる気が出なかったり、不安やイライラ感が高まるなどの症状が現れるようになると、「うつ病」を発症している恐れが考えられます。

うつ病は精神疾患の一つで、心因的なものや脳内物質の不足などが原因となって発症する病気です。心因的なものとしてはストレスや環境の変化、脳内物質の不足には「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった物質の分泌が大きく関わっています。

人はストレスが溜まるとイライラしたり、落ち着きがなくなったり、やる気が低下したりすることがありますが、ほとんどの場合はストレスがなくなることですぐに解消していきます。

また、環境の変化についても時間が経つうちに慣れていくことで、心因的な不安や憂うつ感は薄れていくものです。

なので、ストレスや環境の変化がすべての人にうつ病を発症させるわけではないのですが、性格的な問題やセロトニンなどの脳内物質の不足と併合されることによって、うつ病の症状が引き起こされてしまうのです。

真面目な性格、お人好しな性格、几帳面な性格など、臨機応変に物事を進めたりすることが苦手な人や、人から物事を頼まれると断れない、という人はうつ病を発症しやすい性格と見られています。

いわゆる「完璧主義」の場合は、うつ病を発症しやすい状態となっているので、何事に対しても完璧を目指してしまうような場合はうつ病の発症に対して十分な注意が必要です。

うつ病は予防することができる病気ですので、まずは自分の心因的な負担を減らしていくことから始めてみると良いでしょう。

例えば、真面目な性格で仕事や勉強に対していつも完璧でなければならないと思っているとか、自分の仕事は自分でやり遂げなければならないから他人には頼めないとか、完璧主義の傾向がある場合は、自分自身の勉強や仕事量の負担を減らしたり、少し他人を頼ってみたりすることから始めてみてください。

何事も完璧にこなさなければ気が済まない、となると必要以上に心に負担をかけてしまうことになります。

頑張り過ぎもうつ病を発症する危険性が高まるので、適度に気を抜くこと、他人を信じて頼ることを心がけるようにすると、うつ病の発症を防ぐことができるようになります。

特に真面目で几帳面な性格と自分自身で感じている皆さんは、自分の性格について見つめ直してみると良いでしょう。

また、生活習慣の乱れもうつ病と深く関係しています。生活習慣が乱れると1日の生活を送るためのリズムが狂ってしまうことから、脳内物質の働きを弱めてしまう恐れがあります。

日頃から早寝早起きを心がける、バランスの良い食生活を送るなどして気をつけていくと良いでしょう。ウォーキングなどの適度な運動は脳内物質のセロトニンの分泌を活性化させることもできます。生活習慣をしっかり見直してうつ病を予防していきましょう。