うつ治療中のアルコール摂取について

絶対注意!うつ病患者のアルコール摂取は危険がいっぱい!

ストレス解消にはアルコール!というお酒好きな方っていらっしゃいますよね。しかしそういった方がうつ病になってしまった時、ストレス解消と称してアルコールを摂取するのは、どうなのでしょうか。

うつ病患者のアルコール摂取は要注意!

うつ病になってしまったら、一時的にでも禁酒することが望ましいです。そもそもストレスのはけ口としてのお酒は決して良い飲み方とは言えませんが、うつ病の人は判断力が著しく低下するため、自分の限界を見誤って悪酔いすることもあります。それだけで済めばよいのですが、ストレスのはけ口としてお酒ばかりに頼っていると、怖い依存症に陥ってしまう場合も。

また、アルコールは薬との相性も決して良いとは言えません。投薬治療がされる場合は医師からアルコール禁止を言い渡されることもあるので、指示に従いましょう。

時には昏倒することも!薬との相性編

うつ病治療で使われる、抗うつ剤や抗精神病薬、抗不安剤の多くは、アルコールとの相性がよくありません。アルコールはこれらの薬の効果を増幅しすぎてしまうことが多々あり、アルコールと薬の同時摂取は特に厳禁です。同時摂取はひどい時には昏倒してしまうこともあり、命にかかわる事態に陥るケースも。

投薬のために好きなアルコールを我慢するのはつらいことかもしれませんが、こればかりは指示通り禁酒するしかありません。アルコールを飲みたいがために服薬拒否などは言語道断です。必要な薬はきちんと飲んで、また元気にお酒を飲めるよううつ病を治療するのが、アルコール解禁への一番の近道であると心得ましょう。

場合によっては、服薬までの時間を大幅に空ければ多少の飲酒はできることもあります。その際も空けるべき時間はきちんと守り、量も控えめにしておくことが体のためには大事です。

止められない!依存症編

うつ病患者のアルコール摂取で非常に怖いのが、この依存症です。そもそもうつ病の人はストレスや不安の解消を求めて何かに縋り、依存症になりやすい傾向にあります。判断力も低下し、それが度を越しても気がつくことができず、知らぬ間にどんどん依存の深みにはまっていくことは十分に考えられます。恋愛、インターネットなどへの依存も多く見受けられますが、アルコールへの依存は一度そうなってしまうと抜け出すのが大変困難で、多量のアルコールを処理する身体にも非常に負担がかかります。

アルコール依存の傾向が見られた場合は、すぐ医師に相談するのが良いですが、やっかいなことに依存症は当の本人ほど依存している事実に気がつきにくいという点があります。家族など身近に人がいる場合は、周囲の人が「おかしいな」と気がつくことができますが、一人暮らしをしている人などは特に要注意です。

アルコール依存とうつ病を併発してしまうと、自殺のリスクが高まるとも言われています。酒に酔った頭は正常な判断力を失い、衝動的になりやすいもの。元々うつ病で脳の機能が低下しているところにアルコールを入れてしまっては、通常よりもその傾向が顕著に現れるのも無理はありません。

アルコール依存は、場合によっては専門施設や専門家による治療が必要です。できるだけ早期に治療を始めること、依存症にならないよう、日頃からお酒の量を決めてセーブする、いっそ治療を機会に禁酒するなど対策が必要です。

どうしてもアルコールを飲みたい時は

とはいえ、うつ病の治療中でもどうしてもアルコールが飲みたい……そんな時はあるでしょう。まず気をつけたいのは、絶対に薬の服用と飲酒を同時に行わないこと。服薬はアルコールが完全に抜けてから行うようにして下さい。それまでの時間を考え、飲酒する時間をいつ頃にするかを決めましょう。また量もあらかじめ決めておき、普段よりかなり少なめにしておきます。グラス一杯だけ、缶一本だけなど、自分で限界をきっちりと決め、それ以上は飲まないこと。

周囲の人に協力を仰ぎ、セーブしてもらうことも大事です。自分一人だけでは欲求の箍は外れやすいですから、第三者にきちんと管理してもらったほうが望ましいでしょう。でも本当は、やっぱり治療中の飲酒は避けておいたほうがいいんですよ。