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心の記録を残して自分と向かい合う!『闘病ブログ』のすすめ

うつ病患者の体調や気分は、その日その日で変動するもの。昨日はある程度動けたのに、今日は布団から起き上がる気力もない、というのはよくあることです。
そしてそんな状況を次の通院日には伝えたいと思っても、うつ病でよくある『健忘』というもの忘れの症状により、覚えていないなんてことも多々あります。
また、心の中に浮かんだもやもやをどこかに吐き出したい、誰かと話をしたいけどうまく話せないといったこともあります。
そんな時あなたの役に立つのが『闘病ブログ』の存在なのです。

(何故『ブログ』なのか)
記録を残すにしても、何故『ブログ』なのでしょう。
それは、ペンを持って文章を書くと、どうしても『頭で考えてしまう』からです。
いい文章を書こうとして余計悩んでしまったりしますし、手書きだと何度も修正したくても手間になってしまいます。
それが億劫で書くのをやめてしまったり、書けなくなってしまうなんてよくあることです。
その点キーボードの入力は、書くというより作業に近いものがあり、頭をさほど使わず浮かんだことをどんどん入力していくことができます。
修正も、変えたいところを選択してデリートキーを押すだけの簡単仕様。
手書きよりも気軽に手軽に文章を書けるのがブログのメリットです。
また、ブログにはテンプレートといってデザインを簡単に変更できるツールもあり、その時の気分などによって好きなデザインにすぐ変更することもできますから、ちょっと気分を変えたいな、という時にも便利です。

(心を文章にすることで自分の考えに客観的になれる)
うつ病との闘病記録を残すことは、自分のこれまでの病状を振り返ったり回復の経過を知るために大いに有効です。
何より自分の気持ちや状況を文章にすることで、それらと一歩距離をおくことができ、自分を客観視するのにも大変役立ちます。
書くときは自分の感情のままに、思い浮かんだことをどんどん書いていき、それを後で読み返すことで『こんなことを思ってたのか』『この時はこう思ってるけど、果たしてどうなんだろう』などと、自分の心に対して冷静な目で向かい合い、考えるわけです。
闘病ブログには、ただ自分の状態や食事の内容といった『状況の記録』だけではなく、自分が感じたことや漠然と浮かんだ考えなど、心の動きも書いておくと良いでしょう。
実際、うつ病の時はさほど活発に動けませんし、頻繁に外出するわけでもなく変化のない日々が続くので、日常の大事件を書こうと気負ったら何もない状況に行き詰まり、続かなくなってしまいます。
ぼんやり空を見上げていて思ったこと、浮き沈みする不安などを書いたっていいのです。

(無理して続けようと思わず、書ける時に)
パソコンを立ち上げたり携帯電話を握ってブログを書くことは、それなりにエネルギーが必要です。
今日は不調で書けないな、と思ったときは休むことも必要です。
毎日必ず書き続ける必要はありませんし、むしろブログを書くことを義務のように感じてしまっては逆効果。
自分の好きな時に思ったことをちょっと書ける呟き帳、くらいの気軽な気持ちでいるのばいいでしょう。

(ブログを通じて同じ病気の人とコミュニケーション)
ブログにはパスワードをかけて一部の人にしか公開しない機能もありますが、一般的には公開していることが多いでしょう。
ブログを登録する際のカテゴリ分けやランキング、検索などであなたのブログに辿り着いた知らない人の目に入ることになるわけですが、そこからコミュニケーションが生まれることだってあります。
ブログには第三者からのコメントを受け付ける機能があり、例えば同じ病気で苦しんでいる人、うつ病を克服した人、そんな人たちがあなたのブログを読んでコメントをくれるかもしれません。
そこで生まれたやりとりから考え方を変えるヒントを得たり、つらい時にお互い励ましあうことで救われたりすることもあるのです。

(ブログを書く時に注意したいこと)
闘病ブログを書く時に、気をつけておきたいことがいくつかあります。
まずインターネット上の不特定多数に公開するわけですから、自分や身近な人たちの個人情報の取り扱いには十分気をつけること。
昨今、ブログでの発言が原因でネット上で大騒ぎになり、退職にまで発展する事例も見受けられるように、不特定多数の目に入る場所で自分の個人情報を晒しすぎては、最終的に自宅や勤務先まで特定されかねないのです。
写真をアップロードする時も気をつける必要があります。
携帯電話によっては、撮影した写真に位置情報が付属されるものがあるので、そのような機能はOFFにして撮影しましょう。
ブログ上で自分を含む特定の個人名を出して、その人生活の状態を詳しく書きすぎたりしないことに気をつければ大丈夫かと思います。
また、不特定多数の人が目にする点を考慮して、あまりにも不快になる写真を掲載するのは避けておいたほうが無難です。
自傷した傷跡を写真にとってブログに載せる人もいますが、いくら記録とはいえオープンに載せるべきものではありません。

(ブログがだめなら日記やメモでも)
ネット上で自分の書いたものを公開するのは怖い、キーボードや携帯電話で文章を書くのに慣れていないという人は、絶対にブログでなければだめだということはありません。
中には手書きの文章のほうが向いているという人もいますし、そんな方は通常のノートに書く日記や、メモ帳に数行のメモという形でも大丈夫です。
『記録を残して振り替える』ことができればいいわけですから、その形態は自分に合ったものならばいいのです。