うつ病を治したい方必見!脱・うつ病に成功した体験談

周りがみんなうつ状態の人で、自分までうつったかのようになってしまった人の話です。

Eさんという女性は、小学校の頃には本当に不登校になってしまい、まったく学校へ行きませんでした。
しかし、幼稚園から一緒だった幼馴染のKちゃんがなんとか学校へ来てもらおうと、朝に家まで迎えに行ったりしてくれていました。
Eさんは学校へ「行きたい!」と、すごく思っていたので一緒に登校したかったのですが、いざ前へ進もうとすると、何故か行けなくなります。
休みすぎて、学校へ行きにくくなってしまっていたのです。

実は、幼稚園のころはずっとちゃんと行っていたのですが、両親が離婚してから行かなくなったのです。
母親と一緒に暮らしているのですが、母親はヒステリックになってしまい、時には「死んでしまいたい」とつぶやくようになりました。
また、家の近くに母親のお父さんが住んでいるのですが、そのお父さんも「孫なんか連れてくるな!」とEさんに対して不満な対応をしてくるのでした。
Eさんは一人っ子なので誰にも相談ができずに、ずっと苦しんでおり、学校へ行った時のみんなの明るさが激しく、その温度差から学校へ行くのを拒否するようになりました。

そんな中、幼馴染のKちゃんだけは落ち着いた雰囲気で、一緒に遊んでくれるのも同じ空気で遊んでくれるから居心地が良い存在でした。
Kちゃんが学校へ行っている間は暇だったのですが、なんとか1日中遊ぶを日を作りたいと思ってKちゃんに一緒におばあちゃんのいる田舎へ行くように勧めました。
Eさんのおばあちゃん、おじいちゃんも離婚しており、別居に暮らしているのですが、唯一家族の中で一番まともなのがおばあちゃんでした。
KちゃんはあっさりとOKを出してくれて、今度の土日に一緒に帰ることになりました。
2泊3日で泊まりに行ったのですが、信じられない発言を学校の先生からもらってしまいました。

「Kさん、あなたEちゃんと一緒に田舎へ行ったんだって?」
そう言われたKちゃんは素直に「はい、行きました」と答えました。すると、
「あの子は学校にも全然来ないのに、大好きなあなたまで一緒に家にいるとますます来なくなるじゃない。言ってはダメよ」
と言ったのです。
それを、KちゃんはEちゃんに報告をしにきたのですが、「それでも来るからね!」と言ってくれました。

何故、学校の先生はそんなに自分を孤独にしたいのだろうか、何故、私の周りの人はすぐに怒ったり、悲しんだりするんだろうか、
学校へ行くことがそんなに大事なことなのか…。
悩みに悩んだ挙句、学校へはますます行きにくくなり、とうとう小学校を卒業してしまいました。
中学校も一応入学はしたものの、頑張って行こうとしても知らない人が多すぎてなんだか怖くなり、しばらくすると不登校…そのあと転校をしました。

Kちゃんには何も言わずに転校したのでびっくりしていたでしょうが、そんなことはもう、どうでもよかったのです。
転校先は動物をたくさん飼っている場所で、休憩時間になるといつも見に行きました。
その学校では、その動物たちのおかげでなんとか通うことができました。

毎日ではないですが、いつも登校したときに見に行っていた動物は「ウサギ」のウサちゃんでした。
とても人懐っこくて、学校の先生に許可をもらってニンジンなどのエサを与えたりしていました。
ところが、ある日、しばらく休んでいて久しぶりに学校の小屋へ行くと、お気に入りのウサちゃんがいつもとは違う寝方で寝ころんでいました。
夏の暑い日だったのでバテテいるんだろうなと思ったEちゃんは、「ウサちゃん!」と呼びかけましたがピクリともしません。
他のウサギたちが普通にウサちゃんの上を通っていきますし、中には踏んでいるものさえいました。
それでもウサちゃんは動きません。

そこで、Eちゃんは急いで先生を呼んできて確認してもらいましたが、もう手遅れで病気で死んでしまっていました。
飼育係の話によると、前の日は水を飲んだりご飯を食べたりしていたのですが、すぐに横になって寝ころんでいた様子でした。
よく、ウサギは胃や腸の病気になりやすいらしく、発見が遅れてしまうと短時間で死んでしまうようです。
「昨日の時にわたしが来ていれば、いつも観察をしているので気づいて間に合ったかも…」
このことがEちゃんの頭をよぎり、その後頭が真っ白になりました。
しばらく落ち込んでいて学校にも行かなかったのですが、ウサちゃんは学校へ行かなかったから死んでしまったことが頭の中でずっとぐるぐる回ります。
そして、命というのはいずれ死んでしまうものなので、会える、今をを1日1日大切に生きていこうと考えなおしたのです。

それからは、学校もなるべく休まずに無事卒業しました。
現在は、獣医師を目指して勉強しています。

立ち止まっていると「うつ状態」から抜け出すのは難しいですが、1歩自分から前に進めば、
どんな小さな1歩でも、自分にとって大きな1歩になることでしょう。