うつ病の原因を探る

うつ病の原因は 精神の疲れが暇なく集中 そしてそれが蓄積

普通の日常生活のなかでも、怒られたり、悲しいことがあって気分が落ち込むようなことがあれば、憂うつになることはありますね。そもそも、「うつ」とは憂うつな気分のことを言います。

健康な状態であれば、たとえ憂うつな気分になっても、時間がたてば、翌日には気分が回復していたり、楽しいことがあれば忘れてしまったりするものです。しかし、この憂うつな気分が回復する間もなく、更なる憂うつになるようなことが続くと、精神的な疲労が蓄積され、「うつ病」となるわけです。このようにうつ病の原因は、疲労が集中し更に蓄積することと言えます。

精神的な疲労、いわゆるストレスとはどんな時に生じるのでしょう。もっとも、大きいストレスと思われるのは、環境の変化に対応する時です。たとえば、入学や入園、進学や就職、転校や転職、結婚、引っ越し、妊娠や出産、家族構成の変化など、中にはおめでたく良いこともありますが、良くも悪くも「変化」すること自体がストレスになるのです。

つまり、決して悪いことばかりではないのに、変化があるゆえにかかってしまうのが「うつ病」の怖い部分になります。前向きなことのはずなのに、そこにはうつ病の原因が隠れているのです。

日常生活の様々な変化に適応しながら生きているわけであり、人間はその変化への適応に大変なエネルギーを費やします。このエネルギー消費に対する回復が間に合わないために、「うつ」な状態が発生し、それが蓄積されると「うつ病」という病になってしまうのです。

病の治療には、その原因をはっきりさせることが重要になりますが、うつ病に関しては、精神的な疲労という範囲で非常に多岐に亘るなかに原因があるため、治療は容易ではありません。専門医を受診したり、カウンセリングを受けて、原因を明らかにして適切な治療を受けることが大切です。