怒り

溜め込まないでその怒り!怒りの心を溜めるとうつになる!?

普段暮らしていく中で、イラッとする瞬間、怒りを覚える瞬間というのは誰にでもあるでしょう。
では、そうした怒りを感じた時、あなたはどうしていますか?
怒りの心をきちんと吐き出せてますか?
実は怒りを我慢して溜め込んでいると、心がどんどん弱っていくのです。

(怒りの感情は溜め込んではいけない!)
うつ病になりやすい人に、人の顔色を伺ってしまう、他人の評価が気になってしまう人というのがいます。
そういう人は『怒り』の感情を持った時、外に出さずに我慢してしまう傾向にありますが、実はそれは大変危険な行為です。
怒りの心を溜め込んでいくと、人の心はどんどん疲れていってしまいます。
『怒り』は人を動かすための強烈なエネルギーのひとつ。それを心にしまいこんで抑えつけるわけですから、それには途方もない心のエネルギーを消費してしまうのです。
怒りは溜め込んではいけません。蓄積させず、外に吐き出していくべき感情なのです。

(吐き出せないとどうなるの?)
怒りの感情を吐き出せず心に溜めたままにしておくと、どうなってしまうのでしょう。
前述したとおり、怒りというのは強烈なエネルギーです。
怒りに駆られて人は時折取り返しのつかないことをしてしまうことがありますが、そんな行動を起こさせるほど強烈なもの。
それを抑え込んで心にしまうためには、常時そのことに心のエネルギーが消費されてしまいます。
怒りを抑えることが慢性化すると、その消費は無意識のうちにどんどん行われ、気がつかないうちに心は疲れ果ててしまいます。
そして限界を超えてしまった時、心は……まさに骨折するようにぼっきりと折れ、心だけでなく体まで動かなくなってしまうことも。
そうなってしまってはもう、専門医の手を借りるしかありません。
元々怒りを抑えてしまう傾向にある人は、自己主張が苦手だったり他人の顔色を伺うことが多く、そういう人が限界まで怒りを溜め込んでしまった結果、心が疲れてうつになってしまうことも多々あるのです。
『滅多に怒らない温和な人』と言われていた人が、ある日ぷっつりと動けなくなってしまうような時は、このケースである可能性が非常に高いです。

(怒りで他人を攻撃しない)
怒りの感情は非常に大きな、爆発的なエネルギーです。
いくら吐き出したほうがよい感情だからといって、それをそのまま他人にぶつけてしまっては、場合によっては相手の心は大怪我してしまいますし、また相手も怒りを持って反撃し、取り返しのつかない事態に陥ることも。
怒りの感情が高ぶってきた時は、そのエネルギーにそのまま身を委ねるのではなく、一歩引いてその怒りを分析してみましょう。
自分は相手の何にこれほど怒りを覚えるのか、客観的に考えてみるのです。
頭に血が上っている時は難しいかもしれませんが、大きく息を吸って、冷静になってみましょう。
怒りを冷静に分析することと、怒りを抑えることは違います。
分析した結果、相手に伝えるべきと思ったことは冷静にきっちり伝え、それでも気がおさまらない時はそのエネルギーを気分転換で発散させましょう。

(あれ?私怒ってるの?自分の怒りに気付かない危険性)
ところで、自分の怒りに気付けない人というのがいます。
怒りを抑え込むのが当たり前となってしまった場合で、前述の『滅多に怒らない温和な人』にこのような人が多くいます。
そして同時に、これも前述している人の顔色を伺ってしまう人、自己主張の苦手な人であることも多いです。
彼らは温和なのではなく、無意識に理由をつけて『怒らない』ように心を抑えているのです。
ですが当人にとってはそれが当たり前となっており、自分自身の怒りそのものに気が付けないことが多々あり、そういう人は無意識に怒りを溜め込んで心のエネルギーをどんどん失っていくのです。
これは非常に危険なこと。
育ってきた環境などにより、怒りを抑える方向に心が作用するよう歪んでしまっているケースが多く、それを改善するには認知療法などでまず、自分の抱えている怒りに気がつく必要があります。
特に何か理由があるわけではない、でもどうしてこんなに憂鬱で体が動かせないのだろう……そんな方は、自分の怒りに気付かず溜め込んでいる可能性が大いにあります。
そこまで至ってしまうと、自分でどうにかするのは難しいため、専門家のカウンセリングなどを受けることを是非お勧めします。

吐き出すべき感情は上手に吐き出し溜め込まない。まずその感情に気がつくこと。
自分の心の動きに注視して、無理に抑えつけないことが大切です。