形だけのうつと、本当のうつの違いは?苦しさの違いとは

うつ病の理解の妨げになっているのは、症状への理解やその人の状態の理解が難しいというだけではなく、そこから生まれてくる偽者のうつの存在があると言えます。うつそのものに本物、偽物があるのかどうかという答えを出すこと自体かなり難しいものがあると言えますが、社会的に偽物のうつは存在すると言われています。

この偽物のうつがうつ病の理解をさらに混乱させていることになります。昔から仮病という言葉があるように、自分の体が健康であっても病気であるように振舞う様子は存在してきました。自分にとって都合が悪かったりする場合この仮病を利用して、自分が苦しい重いをしないで済むようにしていくことができます。

仮病への風当たりは当然厳しいものがあります。それはある意味当たり前であり、子どもであればある程度許される事になりますが、大人になっていくにつれて仮病をする事に対して厳しく批判をされてしまうことになります。

ここではあえて本物、偽物という言葉を使っていきますが、この偽物のうつが仮病になっていくのかというと、そうではない事も多いです。うつ病の定義はある程度決まっていますが、はっきりと数値で出せない事も多く、目に見える現象として起こってくるわけでもありません。そのため実際に偽物か、本物かを判断することができる場合というのは非常に少ないと考えることができます。

医療が発展していきうつ病の実態がはっきりしてきたとしても、うつ病特有の実態のない部分は別の形で残っていく事になると言えます。それだけ精神的な症状は複雑といえる事になります。

偽物のうつ病の場合、本物のうつ病とは違う事になるので、当然苦しくないと思ってしまう人もいるかもしれません。しかし偽物のうつ病でも苦しさを感じる事もあり、本人にとっては本当のうつ病であることも多いです。そのためここまで偽物、本物という言葉を利用してきましたが、実際には偽物も本物もないと言ってしまうこともできます。仮病とはまた違うものといえる事になります。

当然何も症状がないのに、症状があるように見せる人もいることになるでしょう。その人は完全に仮病であり、偽物であろうと本物であろうとうつ病ではないことになります。このあたりの区別は非常に難しく、うつ病への理解の仕方で大きく変ってきます。何は仮病と判断する人も多くいるかもしれません。これまでに記したことはあくまでも考え方の一つと言うことができます。