協力

周囲の人の協力が欠かせない!うつ病に効果的な予防法をご紹介

うつ病を患っている方が、「とにかく力もやる気もでないんです」と、心の叫びを吐露する一方で、周囲の人は、「怠けている」「責任感がない」「あいさつもできない社員は要らないな」と、冷たい言葉を容赦なく発します。

もし、周囲の人が本人はうつ病であることを理解しているならば、このような状況は起こらないでしょう。しかし、うつ病を患う本人がやせ我慢をしたり、うつ病であることを誰にも知られたくないと思うため、このような状況が頻繁に起こってしまうのが現実です。

でも、考えてみて下さい。家族はもちろんのこと、会社の上司や同僚、学校の先生や信頼できる友人に自分のうつ病のことを知ってもらえば、うつ病に対処しやすいと思いませんか。では、周囲に理解してもらうということも含め、うつ病に効果的な予防法をご紹介致します。

《周囲の協力が不可欠》

ご存知かもしれませんが、一旦うつ病を患うと、無力感・脱力感におそわれ、理由もなく涙を流す時さえあります。これを「心の風邪」と表現する方もいますが、このような状態の時に自分の症状を説明するのは困難です。そのため、周囲の協力は必要不可欠です。

まずは、周りにいる人がうつ病とはどんな状態なのか理解することが大切です。うつ病の人に対する上手な接し方や、タブーワードを覚えておきましょう。周りの人間がちょっとだけ積極的に行動するだけで、うつ病本人の症状が悪化することを予防できるのです。

《組織の中で予防する》

今はうつ病を発症していなくとも、うつ病を発症しそうな人は会社や学校の中で数多くいることでしょう。そうしたうつ病予備軍のために、うつ病を発さないように予防策を立てられる立場の方が積極的に行動することで、うつ病発症を予防できます。

では、一体何ができるのか。それは、うつ病に関する情報を組織(会社や学校)の中で徹底的に伝え、教えることです。反復して教えることが大切ですが、教える内容はというと、

□うつ病の状態と症状
□うつ病は「心の風邪」であり、精神の疲労である
□うつ病は心が弱い証拠ではない
□早めの治療と休養で回復可能である
□うつ病の人への接し方と、タブーワード

などが挙げられます。組織全体でこれを行なうならりっぱなうつ病予防策となり、組織の目的遂行がよりスムーズに行なえるはずです。

《うつ病の症状に目ざとくある》

うつ病はなるべく早い治療が求められます。しかし、周りの人間だけでなく、当の本人でさえもうつ病の症状を認知していないならば、発見のしようがありません。そこで、うつ病を発症した約9割の人に現れる症状をよく覚えておいて下さい。その症状とは、以下の4つになります。

■睡眠不足
■食欲・体重減少
■頭が重くて働かない
■疲労感

以上4つは、たいていの場合症状として現れ、本人が隠そうとしても隠しきれないものですから、周りの人も「ちょっとおかしいな」と気づくことができるのです。この4つを最低限覚えておくだけでうつ病の予防策となり、治療を促す良いきっかけともなることでしょう。