守る

うつでも決断すべき時がある!自分を守るための決意の仕方

一般的に『うつ病患者にさせてはいけないこと』として『物事の大きな決断』を上げられることがよくあります。
確かにうつ病にかかっている時は思考能力が落ち、また心も通常の状態ではないため、大切な事柄の決断は避けたほうがいいのは一理あるでしょう。
ですがそういう時だからこそ、決断を迫られることも多々あるもの。
それでは、うつ病患者が大きな決断のシーンに直面した場合、どうしたらよいのでしょうか?

(うつでも決断すべき時がある)
うつ病患者に重要な決断をさせないほうがいい……とはいえ、『うつ病になったからこそ必要な決断』というものもあります。
それは、うつ病を治療するための、患者が自分自身を守るための決断。
例えば『病院にかかるかどうか』『通院先を変えるかどうか』といった直接治療に関わってくるものから、『職場を辞める、または休職願いを出す』などといった、うつ病になった環境から離れて自衛するためのものまで様々です。
これらの決断をしないまま、現状をずるずる続けていても、事態は好転するどころかより悪い方向へと進んで行ってしまいます。
たとえうつ病でも、決めるべきことはしっかり決断する必要があります。

(重大な決断をする時気をつけること)
うつ病の時に大きな決断を迫られたとき、どのように対処したらいいのでしょうか。
まず『一人で衝動的に決めないこと』、これは非常に重要なポイントになります。
一般的に言われているとおり、うつ病患者は通常よりも脳の機能が落ちているため、また特定の思考に偏りがちなため幅広い視野で物事を見ることができなくなっています。
通常だと、Aという事柄を決定するために、決断した結果の例として複数の想定をすることができますが、うつ病では全てが悪い結果になるよう思えてしまったり、ひとつの結果だけしか見えずに決め付けてしまったりといったことが起こります。
そんな時、衝動的に結論を出してしまうと、取り返しのつかない事態に陥るかもしれません。
家族や医師、友人などあなたが信頼でき、親身に話を聞いてくれる人に、まず聞いてもらいましょう。
人の話を聞くことで、自分の視野の狭さや思考の偏りに気がつくことができるはずです。
『うつでも決断する時はある、ただし一人きりで決めない』、これが大切です。

(周囲の意見に依存しすぎない)
一人きりで決めず、まず他の人の意見を聞いてみる。とても大切なことですが、ここでひとつ注意があります。
それは、周囲の意見に依存しすぎないこと。
人は一人ひとり違う考えを持っていますから、複数の人に相談した場合、違う答えが返ってくることが多々あるでしょう。
そこで迷ってしまった時、その中でもより信頼できる特定の誰かに『Aさんはこう、Bさんはこう、Cさんはこう言った。どれを選んだらいいだろうか』と結論まで委ねてしまわないこと。
あくまでも決断するのはあなた自身なのです。
周囲の人は参考に意見をくれますが、あなたの人生を代わりに生きてくれるわけではありません。
また、周囲に結論を依存しすぎると『Aさんがこうしろと言ったからやってみたのに……』等と、後々思うことがくるかもしれません。
多くの意見を聞きながら、決断を下すのはあなた自身であるということを忘れないで下さい。

(やるべきことが終わったらゆっくりと休養を)
健康な状態でさえ、大きな決断をした後は不安に陥ったり、気疲れしたりするもの。
うつ病の状態でそれを行ったのならなおさらのことです。
納得のいく決断を無事に下せたら、より多めに休養をとって心の疲れを少しでも回復させましょう。
下した決断によって今後がどうなるのか、ここで新たな悩みや不安が出てくることもあるでしょうが、それを考えるのは一旦置いておくほうがいいです。
連続して難しいことを考え続けると、脳は疲れ果ててしまいます。
これからのことを考えるのは、少しゆっくりして心が落ち着いてからにしておきましょう。