お出かけ術

時には思い切って外に出てみよう!うつのリハビリお出かけ術

うつが回復してくると、少しずつですができることが増えてきます。
そんな時リハビリの一環として、通院以外でもふらりと家の外に出てみようかな……なんて気持ちになれることが、あるかもしれません。
外に出たい気持ちが出てきたら、思い切って実行してみましょう。
ただしうつ病の時は健康な時より心も体も疲れやすいもの。
できるだけ疲れず、心に良い刺激と癒しを求めるお出かけ術とはどんなものでしょうか?

(まずはご近所の散歩から)
それまで自宅に篭りがちだったのに、突然遠くに出かけるのは心にも体にも大きな負担となってしまいます。
まずは近所を散歩する程度から始めるたほうがいいでしょう。
犬を飼っている人は、犬の散歩を自分が引き受けてみるのもいいかもしれません。一人で出歩くよりペットと一緒のほうが心強く思えることもありますよ。
自分ひとりで出かける時は、最初は時間も距離も短めにしたほうがいいですね。
時間帯は昼間よりも夕方の涼しくなり始めのほうがいいでしょう。うつ病の人は朝方起きたばかりの頃はうつが重く、夕方にいくに従って気持ちが上向いてくる傾向の人が多いからです。
ですが無理は禁物。具合が悪くなったらすぐに戻れる範囲内で、少しずつ慣らしていくのがベストです。

(より遠くへ行くときはできたら同行者を)
自宅周辺だけでなくより遠くへ出かけたい……気持ちが上向いている時は、そんなふうに思うことだってあるでしょう。
遠方へ出かける時は、慣れるまではできたら同行者がいたほうがより安全です。
慣れない遠出で万一具合が悪くなった時など、すぐに対処をしやすいメリットがありますし、話し相手がいることで安心感も生まれるでしょう。
公共の交通機関を一人で利用したり飲食店に一人で入るなど、外出にはうつ病患者にとってハードルの高いことがたくさんありますから、それらの手助けとしても誰かに同行してもらうことをオススメします。
少しずつリハビリをして徐々に一人での遠出に慣れて行きましょう。
急激な変化や無理は、せっかく回復に向かっているうつを再度悪化させてしまうこともあります。

(車の運転は要注意)
抗うつ剤や睡眠導入剤を普段から服薬している人で車の運転をする人は、特に気をつけておきたいものです。
薬を常用していると頭がぼんやりして判断力が鈍ったり、また睡眠導入剤が抜けきれずに眠くなってしまうなど、服薬しながらの運転には危険が伴います。
できる限り誰かに運転してもらうか、どうしても自分で運転する必要がある時は、薬の服用直後は避けるようにしましょう。
少しでも調子が悪いな、おかしいなと感じたら運転しないほうがいいです。

(混み合う場所は避けたほうが無難)
うつ病患者にとって、人ごみは非常に気疲れする原因となり得ます。
休日や週末など人の多い時や、シーズン中の観光スポットなどあからさまに人の多い場所は避けたほうがいいでしょう。
たまに、人ごみのせいで具合が悪くなってしまう方もいますので、気をつけてくださいね。
少しでも不調を感じたら、無理せず休める場所に移動するなどしましょう。
『人ごみの中でも一人で出かける』ことは、思いのほかハードルが高いものです。
また、電車やバスなど、公共の交通機関を利用する時もラッシュ時は避けたほうが無難です。
混みあった車内で人を掻き分けて乗車、降車するのはうつ病の人には大変な負担で、それだけでどっと疲れて動けなくなることもあります。

(うつの外出リハビリにオススメな場所)
うつ病の人がゆっくり外出するには、人ごみの中よりもシーズンオフの海や山など、静かに自然に触れられる場所が良いでしょう。
または平日昼間の人の少ない水族館や動物園もオススメです。
人ごみは心を疲れさせますが、自然や動物達との触れ合いは心をゆったりとなごませてくれるもの。
近所を散歩しながら、咲いている花などを眺めて回るのもいいでしょう。
まずはゆっくりと心を開放できるような外出の仕方をし、人の多い場所やショッピングなどは外に出ることに慣れてから徐々にしていくのがよさそうです。