うつにならない仕事のしかた

うつの元をまず作らない!ストレスを溜めない仕事のしかた

うつ病の原因としてよく挙げられ、実際問題にもなっている「仕事のストレス」。全くストレスなく仕事をするのは難しいでしょうが、できたら少なく済ませておきたいもの。普段からの心がけで、心の負担を軽くしておきましょう。

オンオフのスイッチはきっちりと

よく言われることですが、実践するのはなかなか難しいのが「オンオフの切り替え」です。ですがこれはストレスを溜めないために大変重要なことで、できるだけ心がけておきたいもの。

頑張ることは良いことですが、常に仕事のことを考えているのでは、頭が休まる暇がありません。脳の疲れは心の疲れ。仕事のことが常に頭のどこかにあるということは、休みなくストレスに晒されているのと同じです。まずは勤務時間と休憩時間のオンオフをしっかりと。忙しくても食事は取り、10分でも休憩を取ることで脳をリフレッシュさせるのです。その間、できるだけ仕事のことは考えないようにしましょう。「休憩が終わったらあの仕事をやって……」なんてこと、つい考えていませんか?

仕事を終える時も同じことが言えます。今日一日の仕事を振り返るのは職場にいる間にやっておきましょう。自宅に帰ってから考えてしまうと、そのまま頭が仕事脳に移行してしまい、せっかくの自宅での時間がストレスフルになってしまいます。特に翌日、クレーム処理や今日の分の埋め合わせなどが待っている場合、憂鬱な気持ちになって職場に行きたくない気持ちが生まれ、それが続くと職場が嫌な場所のように思えてくることもあり得ます。

休日は仕事のことは完全に忘れて自分の好きなことを楽しみましょう。責任感の強い人などは「ああ、あの仕事はどうなってるだろうか」などと気にしてしまうことが多々あるでしょうが、休日は心も体もリフレッシュさせるためのもの。きっちりとスイッチを切り替えて溜まったストレスを吐き出し、心を軽くして仕事に臨むようにしましょう。

スケジュールは書き出し臨機応変に

やるべき仕事が多すぎると、何を優先していいのかパニックになってしまうのはよくあること。ですがそのような状況は、心に不安と焦りを生み、大きな負担となってしまいます。パニックを防ぐために「今日やるべき仕事」「明日やること」「今週中にやること」などと項目を分け、一目でわかるよう一覧に書き出しておくことをお勧めします。人と会う予定などがある時は、共に時間も書き出しておくとダブルブッキングなどを防ぐこともできます。

急ぎの仕事が二本ほど入っても大丈夫な程度の余裕を持って、計画を立てることも大事です。急ぎの仕事が入ることで「今日やるべきこと」のルールが崩れ、明日になだれ込んでしまっては、「明日大丈夫かな」と不安を生んでしまいます。スケジュールは余裕を持って立て、臨機応変に。

一つの仕事を「極めて」成功体験を重ねる

あれこもれも、なんでも仕事のできる人……確かに憧れではあります。ですが自分の許容範囲外にまで手を伸ばしてしまうと、容量オーバーでいつかは破裂してしまうもの。また、なんでもできるということは、言い方はよくないですが職場内の「便利屋」になってしまいがちで、余計なストレスを溜めやすくなってしまいます。そんなストレス笑って受け流せる人なら大丈夫ですが、些細なことも気にしてしまう人がそのような立場になると、あれもこれも抱え込んで思い悩み、結果うつになってしまうことも大いにありえます。

うつになりやすいような完璧主義だったり、自己主張がうまくできない、他人の顔色を伺ってしまうような人は、あれこれ手を出さずに一つの仕事を着実に極め、「できた」という体験を重ねることで小さな自信を積み重ねていくほうがいいと言えます。多くを抱えた結果「できなかった」という喪失体験は、自信を失わせ、自分の存在意義を見失ってしまうことにも繋がりかねません。

もちろん、職種によっては一種類の仕事を延々やっておくだけ、というわけにはいかないでしょう。ですがそんな中でも「これだけは自分はできる」と自信を持って言えることを作っておくことは大事です。書類整理でも、些細なことでも構いません。「できる」「できた」という自信が、明日への原動力となるのです。