新型・現代型うつ病とは

ホンとにうつ病?家では元気に 新型うつ病 現代型うつ病

これまでに一般的であった「うつ病」は、抑うつ気分が朝方に現れるケースが多い、なんでも自分を責める傾向にある、食欲が無い、不眠といった症状を伴いますが、最近では、時代の経過と社会環境の変化とともに都会を中心として、新型うつ病、あるいは現代型うつ病と言われる新しいタイプの「うつ病」が急増しています。

新型うつ病は、朝方ではなく夕暮れに現れることが多く、自分ではなく誰かほかの人を責める、寝すぎたり、食べ過ぎるというようにこれまでのうつ病とは真逆の症状が現われる特徴があります。

勉強中や仕事中は、仕事が手に付かないほどの憂うつな気分になるものの、家に帰るなど仕事や勉強から離れると外出や好きな趣味などに集中できます。つまり、自分のしたいことをしているとき、自分の好む環境や状況にあるときは調子がよく、それ以外では抑うつ状態になるわけです。

また、他の人から発せられた言葉に大変傷つきやすくなる傾向にあります。例えば、仕事のなかで上司や先輩から受ける部分的な指摘や訂正について、全人格を否定されたかのように感じ、ついには会社を休むまでになるケースもあるようです。化粧の仕方や髪型、行動などについて何か触れられると、極端に被害妄想をもつなどし人間関係を断ってしまいます。

新型うつ病は、このような原因により社会生活における正常な機能が低下し人間関係などに支障をきたします。そのため、不安や焦燥感、孤独感が目立ち、そのやりどころのない気分を紛らすためにリストカットや衝動買い、ギャンブル、性へ依存するようになります。

新型うつ病には、従来のうつ病にある抑うつ気分や死にたいという気持ちはあまり表れてきません。倦怠感、虚脱感、疲れやすさなどを感じます。また、プライドが高くそれを守りたがり、特に人の評価を極端に気にする傾向にあります。

原因は、本人の気持ちや心構えなど内的なもの、周囲の環境や人間関係など外的なものが複雑に絡み合うことにあります。仕事中はうつで休日は元気になるという表面だけを捉えれば、会社や職場の環境が原因であると感じます。しかし、本当は、本人の心構えに原因があることが多く、配置換えや転職を行いいくら環境を変えても改善しないことも多いようです。