うつでやる気が出ない時の対処法

どうしてもやる気が出ないうつ病さんにまずやって欲しいことって?

うつ病でも、生きている以上「やらなければならないこと」というのは出てきます。ですが気力がわかない……やる気になれない……そんな悩みを抱えて悶々とするうつ病の人は多いのではないでしょうか。そんな時、無理に頑張ってしまっては心に負担がかかって余計疲れてしまったり、失敗したり、決してよい結果にはならないことが多いです。やらなくちゃ、でもやれないな、そんな時はまずどうしたら良いのでしょうか。

思いきって「何もしない」

やることがあるのにとにかく気だるい、動けない、気力が出ない……そんな時はいっそ思いきって「何もしない」ことです。それがどうしても今日中にやらなくてはならないことかどうか、まず考えましょう。明日に延期しても大きな支障がないなら延期。さっさと布団に横になって寝てしまいます。

いやいや、やることがあるのに!とお思いでしょうが、体が動かない時というのは、無意識のうちに大変なストレスを溜め込んで限界がきている時です。投薬治療をしてある程度憂鬱な気分が解消された時期でも、このようなことは起こります。ここで無理をすると、場合によってはどんと症状が悪化することも。うつ病の時はとにかく「頑張りすぎない」ことが重要です。

やるべきことをやるためには、体が動かなくては話になりません。ゆっくり休むことで動くための英気を養うというわけです。「やるべきことをきちんとやるために、今は休む」という考えです。

「何もしない」時は「考えない」

「何もしない」ことを選んで布団に入った時、一つ注意することがあります。それは、休むと決めて布団に入った以上、放置してあるやるべきことについて、あれこれ考えないこと。一度考え始めたら、やっぱり早くやったほうがいいかな、間に合うのかな……などと気になり、焦りが生まれます。一度生まれた焦りは別の焦りを呼び、気がつけば最初はAについての些細な焦りだったのが、いつの間にか漠然としたよくわからない物に対する大きな焦りになってしまうことも。

うつ病の人は焦燥感を感じやすく、そわそわと落ち着かない気持ちが強くなったり、じっとしていられないといった症状が出ることもあります。そうなるともう、布団の中でだまって寝ているということはできず、うろうろし始めてしまいます。ならその時にやることをやってしまえば……と思う方はいるでしょうが、そんな時は焦って冷静な判断力を完全に失っています。ただでさえ、うつ病の時は脳の機能が落ちている時。そこに焦りが加わった状態では、やるべきことをきちんとやり通すのは難しいでしょう。

「考えない」こともまたうつ病の人にとって難しいことではありますが、じっと目を閉じて頭の中を真っ暗にしてみましょう。静かに横になって心と体を休めながら、動けるようになる時を待つのです。

どうしても……の時はたっぷりめの休憩を

とはいえ、どうしてもこれはやらなきゃならない!ということも出てきますよね。もしも頓服の薬が出ているようなら、それの力を少し借りることにしましょう。薬を飲んで効き始めるまでは、まず横になって休みます。薬が効いて、ちょっと心が軽くなってきたかな、動けるようになったかなと思ったら、間にたっぷりめの休憩をはさみながら、少しずつやることを片付けていきましょう。

途中で疲れたなと思ったら、すぐに手を止めて休むことが大事です。極端な話、二分作業して十五分休憩するくらい、休憩の量が多くなることもあるでしょうが、ここで無理してしまうと後でぐったりして、始めのうちよりもっと動けなくなってしまいます。

仕事があるのに動けない時は……

中にはうつ病を抱えながら仕事をする人もいるでしょう。うつの治療をする上では望ましいこととは言えませんが、誰だって生活はあるもの。そんな人は、夜できるだけ早く寝て、朝は出勤時間の数時間前、かなり早めに起きましょう。出かける準備や食事を済ませたら、そこでもう一度ソファや布団に横になり、寝ないように気をつけながら少しでも休憩しましょう。

うつ病の人は夕方よりも朝、つらい傾向にありますが、睡眠時間が不規則になりがちなうつ病の人にとっての朝は、イコール目覚めた時間。目覚めてすぐに家を出るより、数時間経ってからのほうが、多少は体が動きやすくなります。