大切な人がうつ病になってしまったら

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大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に、患者との良い距離感

自分の周りにいる人がうつ病になってしまった場合、皆さんならどのように接していきますか?うつ病という病気がどのような病気なのかよく知らないという人も多いですし、正直うつ病の人と付き合っていくなんて面倒、と感じることもあるかもしれません。

しかし、うつ病は誰しも発症する恐れのある病気です。働き盛りの年代から子供、お年寄りまでうつ病になってしまうことがあるため、自分がうつ病になってしまうことも大いに考えられることです。

そのような時に周囲の人に助けてもらえないことは非常に苦しいことですし、辛さも倍になってしまいます。うつ病は決して一人で治していける病気ではないので、周りの人の協力が不可欠なものとなっています。

特に家族の皆さんの協力はなくてはならないものですが、長期間うつ病の人と付き合っていると心も身体も疲れてきて、自分までうつ状態に陥ってしまうことも少なくありません。

うつ病の人を支えるということは、うつ病の人に協力していくということ、うつ病の人を助けるということになりますが、支える側である皆さんがうつ病の人に対して何でもやってあげる必要はありません。

患者によっては一人になりたいという人もいますし、徐々に症状が改善することで自分の力で行動しようと思えるようになってくることもあります。

ただ、うつ病の一人にさせることは非常に危険です。症状が落ち着いてきたといっても薬物療法で服用している薬の効果が現れているだけの場合もあり、今日は気分が良くても翌日はまた気分が不安定になってしまうことも実際に多く見られていることです。

憂うつ感や無気力感に襲われてしまうと何に対してもやる気が出なくなり、自分から動くことさえできなくなってしまうこともあります。このような場合はやはり家族が周りにいることが望ましいので、支えるべきところは支えることが重要とされています。

うつ病の患者と良い距離感を保つことはとても難しく、距離感が遠すぎるとうつ病を悪化させてしまうこともありますし、近づきすぎると今度は皆さんがうつ状態に陥ってしまうこともあります。

時には患者のことを第一に考えるか、自分のことを第一に考えるかで迷ってしまうことも多くなるかと思いますが、そのような場合は皆さん自身のことを一番に大切にしてください。

家族や恋人、友達など自分の周りにいる大切な人がうつ病になってしまっても、まずは自分のことを第一に考えるようにしましょう。

ついつい「この人はうつ病だから私がいなくては何もできない」とか「うつ病ではない私が頑張らなくては」と思ってしまいがちですが、これでは皆さんが疲れてしまいます。

疲れてしまってはうつ病の人を支えることができなくなってしまいますよね。そんな時は皆さんも遠慮せず休んでください。長く付き合っていくためにも、自分を大切にしながらうつ病の患者を支えていくよう心がけていくようにしましょう。

失恋したことをきっかけにうつ病を発症するケースも、恋愛と精神疾患

恋人に振られてしまった、片思いをしていた人にはもう恋人がいた・・・など、失恋をした経験は誰にでもあるものですよね。

失恋をした当初は辛くて辛くてどうしようもない状態でも、徐々に気持ちが晴れ晴れとしてきて、また新しい恋を始める人もいますし、一緒にはなれなかったけれど人を好きになれたことの素晴らしさを実感する人も多いかと思います。

人によっては思い切り泣いて忘れたり、美味しい物をいっぱい食べてみたり、友達に愚痴を言ってみたりしながら、失恋の傷を癒そうをしていくこともあります。

人はこうして失恋を乗り越えていくものですが、失恋したことをきっかけにうつ病を発症してしまうケースもあるので注意が必要です。

誰もが経験し得る失恋は、人によっては大きな痛手となってしまい、心に大きな穴がポッカリと空いたように無気力になってしまうことがあります。

失恋をした日を境に何もやる気が起こらなくなり、仕事や勉強にも集中できなくなる、誰にも会いたくない、誰とも話したくない、もう生きていても仕方がない、といったようにどんどん憂うつな気分に飲み込まれていってしまいます。

もちろん、失恋をした直後は「もう終わりだ」とか「もう何もかもが嫌だ」といった気持ちになるものですが、大抵の場合は時間が経つことで傷も徐々に癒えていきます。

しかし、この状態が長期的に続いているような場合は、うつ病を発症している恐れが考えられるので、早めに医師に相談することをおすすめします。

これは恋人に振られてしまったという失恋はもちろん、恋人が事故や病気で突然亡くなってしまったなど恋人を失ったショックからうつ病になってしまうケースもありますので、様々な失恋の形でうつ状態に陥ってしまうことが考えられます。

一時的に落ち込んでいるだけなら良いのですが、仕事や勉強が手につかなくなる、家事が一切できなくなる、人と話をすることができなくなるなど、普通に生活を送ることができなくなってしまっているような場合は、一度医師に相談してみてください。

うつ病を発症すると何をするにしても行動することができなくなってしまうため、自分から病院に行く気力さえなくなってしまうこともあります。

また、自分がうつ病を発症していることに気付いていない患者も多いため、少しでもおかしいと思う点があれば周りの人が気にかけてあげるようにしましょう。

もしうつ病を発症していた場合は、失恋というきっかけをどうにかするよりも、症状を治療していくことを優先して考えることが必要です。

医師の元で薬物療法を行なったり、認知行動療法を行なったりして治療を受けることになりますので、周囲にいる家族などの力を借りながら症状を改善させていきましょう。

失恋を引きずってしまうことは誰にでもあることですが、あまりにも気分の落ち込みが大きい場合、無気力になって生活に影響が出ているような場合には、すぐ医師に相談するようにしましょう。

うつ状態は伝染する?深く関わってはいけない患者の気分の不安定さ

もし大切な家族、友達、恋人がうつ病になってしまったら、皆さんはどのような行動を取るでしょうか?

うつ病という病気に対する理解を深めるためにうつ病について調べる、本人の力になれるように様々なことに協力していく、本人の気持ちがわかるよう自分なりに努力しながら接するなど、人それぞれ取る行動も異なってくると思いますが、やはり根底にあるのは「助けたい」とか「力になりたい」という前向きな気持ちかと思います。

うつ病は一人きりで治せる病気ではありませんし、薬を服用するだけで完治させることができる病気でもありません。

もちろん、症状を改善させるためには抗うつ剤などの薬を適切に服用することが重要ですが、薬の力だけではなく、周りにいる皆さんの支えがあって始めてうつ病は改善に向かいます。

うつ病を発症している本人がうつ病と向き合うことも大事ですが、その周囲にいる皆さんがうつ病をしっかり理解することも必要なのです。

特に一緒に暮らしている家族は、うつ病という病気の特徴を理解し、うつ状態が少しでも良くなるようにできる協力するようにしましょう。

家族の理解が足りない場合は、自宅で休養を取っても十分に休むことができず、かえって症状が悪化してしまう恐れも考えられます。

もし自宅で休養が取れない場合は入院治療を受けることもできますので、病院に入院してうつ病の症状を回復させることも治療法の一つとして考えてみると良いでしょう。

こうした入院治療は、自宅で休養を取ることができない患者自身のためだけではなく、患者の世話をすることに疲れてしまった家族の皆さんの健康を守るためにも利用することをおすすめします。

うつ病は誰しも発症する恐れのある病気で、と考えられています。

ストレスを感じる事柄は人それぞれ異なるものの、やはり仕事や学校といった特定された環境、人間関係によるストレスがうつ病の発症に大きく関わっているとされています。

また、うつ病の患者を支える側である人々もこうしたストレスを抱えていることが多く見られ、実際にうつ状態に陥ってしまう人も少なくありません。

自分がうつ病の人を支えなければならないのに、自分までうつ状態になっている場合ではない・・・と思う人もいるかもしれませんが、このような考え方をしなければならない状態がそのままうつ状態に繋がってしまうので、うつ病の人と関わっていくことに疲れてしまったら、一度距離を置いて休養を取ることをおすすめします。

うつ病になりやすい性格の人は、うつ病の患者からうつ状態が伝染してしまうこともあるので、協力をするにしても一歩引いてみること、気分の不安定さに深く関わりすぎないこと、時には全く構わないようにすることなど、うつ病の人を中心に生活を送ることから離れてみてください。

うつ病の人を支えていくためにも、まずは自分自身の健康にも気を遣うようにしましょう。

友達・仕事仲間ががうつ病になった・・・いま自分ができること

仲の良い友達やいつも一緒に仕事をしている仲間がうつ病になってしまったら、私達は一体どうすれば良いのでしょうか?うつ病は誰もがかかる恐れのある病気なので、皆さんの友達や仕事仲間が発症してしまう恐れももちろんあるものです。

もし友達や仲間がうつ病を発症してしまったら、私達には何ができるのでしょうか?ここではうつ病になった友達や仲間に、今私達ができることは何なのか、考えてみることにしましょう。

まず、うつ病であることを友達や仲間から打ち明けられた場合は、本人の話をよく聞いてあげるようにしてください。

自分からうつ病であることを打ち明けるというのは、本人にとっては非常に怖いことですし、周りの人達に受け入れてもらえるかどうか、とても不安に思うことでもあります。

嫌われてしまったらどうしよう、と皆さんの反応を気にしている状態の中でも、自分からうつ病のことを打ち明けてきてくれたのであれば、皆さんもしっかり受け入れてあげてください。

うつ病の症状に対して理解することは後からでも構いませんので、うつ病であることを話してくれたことを受け入れてあげましょう。

誰にも話せない状態から、こうして誰かに話せる状態になることは、患者本人にとっては大きな進歩です。皆さんも友達や仲間として、できることがあれば協力してあげてくださいね。

しかし、人によっては自分がうつ病であることを他人に話せない場合もありますし、自分がうつ病を発症していることに気づいていない場合もあります。

うつ病を発症している本人がうつ病であることに気づかない、ということは決して珍しくありません。だからと言って現れている症状を放っておいても悪化してしまうばかりですので、その時は周りにいる皆さんが気づいてあげることが大切です。

最近元気がない、最近笑うことが少なくなった、仕事に集中できなくなっている、一緒に食事を摂っていても食欲がないように感じるなど、何らかの変化が見られているようであれば、どんな話でもいいので本人の話を聞いてあげてください。

うつ病を発症していない場合でも、話を聞いてあげるだけでうつ状態を緩和させることも可能です。

誰にも話せないからこそ、うつ病であることがより辛く感じてしまいますので、話を聞くことで気持ちを少しでも楽にさせてあげましょう。

また、仕事仲間がうつ病を発症してしまった場合は、仕事がうつ病の原因であることも考えられます。仕事によるストレス、人間関係などが原因でうつ状態に陥ってしまうことは非常に多く、うつ病で仕事を休職する人も少なくありません。

もちろん仕事が原因ではない場合でも、うつ病は休養を取ることが必要なので、休職することも治療の一貫となっています。

しかし、うつ病は予防しておくに越したことはないので、もし仕事仲間が悩んでいる様子が見られれば、仕事を手伝う、悩みを聞く、ストレス解消に付き合うなど協力してあげてくださいね。

焦らずゆっくり、うつ病は治らなくても大丈夫と受け入れることが大事

精神疾患の多くは、過剰なストレスが主な原因となっています。

様々ある精神疾患の中でも「うつ病」は特に有名ですが、うつ状態に陥ってしまう原因は人間関係によるストレス、環境の変化によるストレス、仕事や勉強のストレスなどで、心身に負担がかかることによってうつ病を発症してしまう、と考えられています。

うつ病は誰もが発症する恐れがあり、特に性格が真面目で几帳面だったり、何事に対しても完璧を目指してしまったり、他人に嫌われないように必要以上に気を遣ったりする傾向が強い人は、うつ病を発症しやすい性格と考えられています。

例えば、仕事や家事を頑張りすぎてしまうとか、他人に頼らず何でも一人でやらなければ気が済まないとか、いつも周りの人達の顔色を伺ってしまう、といったような傾向がある場合は、比較的うつ病を発症しやすいと言われているので、自分の性格を見つめ直してみるなどしてうつ病をあらかじめ予防することも大切です。

うつ病は予防できる病気ですし、適切な治療を受けることで症状を改善させていくこともできる病気です。

まずはうつ病の症状としっかり向き合い、自分のペースで治療を続けていくことから始めていきましょう。

決して焦ってうつ病を治そうとすることはありません。むしろ、その焦りがうつ状態を悪化させてしまうこともあるため、焦らずゆっくりと症状を改善させていくよう心がけてください。

うつ病を発症している患者本人はもちろんですが、周りにいる家族の皆さんも「早く良くなるといいね」というような言葉はかけず、「ゆっくり元気になっていこうね」といったように、患者の気持ちを焦らせないように注意しましょう。

うつ病を発症すると仕事や学校に行く気力もなくなってしまうことがありますが、患者自身は「早く仕事に行かなきゃ」とか「学校の勉強に遅れてしまう」といった不安や恐怖にかられてしまっている状態です。

さらに「うつ病を早く治さなきゃ」という気持ちにもなってしまうのですが、このような状態に陥ってしまうこと自体がうつ病の大きな特徴となっています。

うつ病を治すためには「うつ病を早く治さなければならない」といった考え方から抜け出すことがまず必要なので、家族の皆さんは自宅でゆっくりと休養を取らせるようにしてください。

究極は「うつ病は治らなくても大丈夫」と心に受け入れていくことも大切です。そのままの状態で仕事や学校に行き続けても症状は悪化するばかりですし、他の精神疾患を併発してしまう恐れも考えられますので、まずは休養を大事にしてください。

また、うつ病は再発しやすい病気でもあるため、少し症状が良くなってきたように感じた場合でも、決して無理をさせることなどないよう注意しましょう。

実際にうつ病は患者本人にもよく分からない病気ですし、周りにいる皆さんも患者以上に分からないことだらけかと思いますが、何か少しでも不安なことがあればすぐに医師に相談しましょう。

うつ病の人と付き合うことに疲れたら周りにいる人達も休養を取って

人と人とのコミュニケーションは、私達が生きていく上で欠かせないものです。しかし、時には誰とも話をしたくない、誰にも会いたくないと思ってしまうこともありますよね。

こうした感情になってしまうことは誰でもあるものですが、大抵は一時的なものです。落ち込んでいて誰にも会いたくない、と感じていても、時間が経つにつれて憂うつな気分も徐々に薄れていきます。

ただ、気分が落ち込んでいる状態が長く続いていて、人に会いたくない気持ちが長期化しているような場合は、うつ病を発症してしまっている恐れが考えられるので注意が必要です。

もし、皆さんが大切に思っている家族や恋人、友達にこうした症状が現れていたら、まずは本人の話をよく聞いてあげるようにしましょう。

話を聞いてもらうだけでもうつ状態は緩和し、気持ちも少しずつ楽になっていきます。最近家族の様子がおかしい、恋人や友達に元気がないなど、何らかの変化が見られているようであれば、何でも良いので話を聞いてあげてみてください。

また、うつ病は適切な治療を受けることで症状を改善していくことができる病気なので、早めに病院に行くことを勧めるようにしましょう。
(⇒うつ病の治療は心療内科や精神科で

人によっては病院に行くことを拒否することもありますが、そのような場合は強制せず、ゆっくり見守ることも大切です。

うつ病である自覚がない患者も多いので、治療を受けに行く、というよりもちょっと医師に相談しに行くような雰囲気で病院の受診を勧めると良いでしょう。

うつ病の治療は基本的には通院治療で自宅で療養することになりますから、家族の皆さんの協力が必要となります。うつ病は一人で治療できる病気ではないので、できる限りのことは協力してあげるようにしましょう。
(⇒うつ病になったら周りに人がいる生活を

しかし、時には患者の不安定さに振り回されて疲れてしまうこともあるものです。うつ病の人と付き合っていくと、どうしてこの人はうつ病になんてなってしまったのか、自分は一体どうやって接することが正解なのか、このままでうつ病は治るのか、といったように、周りにいる皆さんまで悩んでしまうことも増えてしまいますよね。

それだけ患者本人に対する思いが強く、どうにか救ってあげたいと感じている証拠でもあるのですが、支える側である皆さんが悩んでしまうと、今度は皆さんがうつ状態に陥ってしまう恐れも考えられます。

うつ病の家族や恋人に付き合っていたら、自分までうつ状態になってきてしまった、というケースは決して珍しくありません。

うつ病の患者を助けようと頑張るあまりに、うつ状態に陥ってしまうこともあるので、うつ病の人と付き合っていくことに疲れてしまったら、皆さんも休養を取ることをおすすめします。

何事に対しても患者のことを気にする必要はありませんし、患者を優先に行動しなくてもいいのです。うつ病の人を助けようとするだけではなく、まずは自分の心と身体を大事にしてあげてくださいね。

将来の不安は忘れて楽しく過ごす余裕を!支える家族だけでも前向きに

「私達はこれからどうなっていくんだろう」と不安にかられることはありませんか?うつ病を発症している本人だけではなく、支えている家族の皆さん、仲の良い友達、そして恋人も、こうした将来への不安を感じてしまうことは仕方のないことです。

将来に対して不安を感じることはうつ病を受け入れていることとも言えるので、それはとても素晴らしいことなのですが、不安だけに押しつぶされてしまっては、今できることさえ見えなくなってしまうこともあります。

うつ病という病気は、本人はもちろん、周りにいる人達も辛さや苦しさを感じてしまう病気です。

「どうして自分はうつ病になってしまったのか」と考えてしまう患者は少なくありませんし、「大切な人がうつ病なのに自分は何もしてあげられない」と絶望してしまう家族も多く見られています。

うつ病という病気をきっかけに様々な不安が生まれ、家族の仲が険悪になってしまったり、友達が離れていってしまったり、恋人と別れなくてはならなくなってしまったり、さらに精神的なダメージが重くのしかかってしまうことも珍しいことではありません。

こうした状況になってしまうのは、やはりうつ病という病気をきっかけに生まれてしまった不安を抱えていることが大きな要因となっているため、まずは人と人との繋がり方を見直していくことが必要となります。そのためには、将来への不安を忘れてしまうことが一番です。

こうした考え方をうつ病を発症している患者本人に勧めてもすぐに受け入れることは難しいですから、患者の周りにいる家族や友達、恋人といった立場にいる皆さんが、将来への不安を忘れてしまうよう考え方を変えていくことから始めてみてください。

うつ病になってしまった大切な人をどうしたら助けることができるか、自分には何ができるか、早くうつ病を治すためにはどうすれば良いか、これからどうすれば良い方向に向かうのか、とうつ病の人を救うことを考えることはとても大事なことですが、考えてばかりいると将来への不安ばかりが高まってきてしまいます。

場合によっては「うつ病が治らなかったらどうしよう」とネガティブな方ばかりへ考えてしまうこともありますから、周りにいる皆さんだけはできるだけ前向きに考えるようにしてみましょう。

うつ病を発症すると憂うつな気分に苛まれてしまうため、こうした考え方はできなくなってしまいますが、その人のことが大切ならば皆さんだけでもポジティブに考えることを心がけてみてください。

だからと言ってその考え方をうつ病の患者へ押し付けてはいけません。それぞれの心の中で思うことが大切です。

元気で健康な家族の協力がなければ良くなるものも良くなりませんので、大切な人がうつ病だからこそ、自分は楽しく過ごすことが必要なのです。

うつ病の患者本人や家族のこれからなど、将来の不安について考えるのではなく、今を生きるための楽しさを見つけてみるようにしましょう。

学校生活よりも見えにくいインターネット上のコミュニティの付き合い

皆さんは何か特定のコミュニティに属していることがあるでしょうか?学校の部活動やサークル活動、同じ趣味を持った仲間同士の集まり、インターネット上の付き合いなど様々なコミュニティがありますが、こうした特定のコミュニティに属していることからうつ病を発症し得るケースもあります。

学校のクラスや職場の部署などにも言えることなのですが、特定の人が集まって何か物事に対して行動するとなると、どうしても閉鎖的な活動になることが多く見られています。

例えば、学校での部活動の仲間には仲の良い友達もいれば、あまり仲が良くない友達や嫌いな人、何となく気に入らない人がいる場合もありますよね。

こうした閉鎖的な空間で問題が起きると、ちょっとしたすれ違いでも大きな問題に発展してしまうことがあります。

無視や仲間はずれといったいじめの問題が発生してしまうことも少なくないため、学校の先生や親達が知らない部活動内でいじめが行なわれることも非常に多く見られていることが現状です。

部活動は、中学生や高校生にとって自分を磨いて成長していくために必要なコミュニティですが、場合によっては部活動内で起きた問題が原因でうつ病を発症してしまった、という学生も少なくありません。

本来ならば楽しいはずの部活動も、いじめが起きているせいで楽しめず、ひどい場合は学校にさえも行けなくなり、不登校になってしまう場合もあります。

不登校とうつ病の関係は深いものがあるので、学校関係者や親同士の繋がりは意識して大事にしていくことをおすすめします。

また、近年では同じ趣味を持った仲間同士の付き合いやインターネット上のコミュニティの付き合いがある人も多く、そのようなコミュニティの中で起きた問題が原因でうつ病を発症するケースもあるため、年代問わず注意が必要となります。

インターネットは様々な年齢層の人いる空間で、性別も違えば住んでいる所も全く違う人と交流ができるとても特殊な空間となっています。

現在では当たり前のようにコミュニケーションツールの一つとして利用されているインターネットですが、インターネットの空間もまた閉鎖的な特徴があるため、ネット上でのいじめも少なくありません。

中学校や高校では「裏サイト」などがある学校もありますし、同じ趣味の人が集まったインターネット上のコミュニティで無視や仲間はずれといった悪質ないじめが起きていることもあるので、特に中学生や高校生のお子さんがいる皆さんは、こうしたインターネット上のコミュニティに対する問題についてもよく考えておく必要があります。

インターネット上のことは普段の学校生活以上に見えづらいところがあり、本人も親や兄弟には話さない部分もたくさんあるため、気付かないことが多いのですが、一緒に生活をしていく中で本人の行動や言動に少しでも変化が見られているようであれば、一度よく話を聞いてみるようにしましょう。

子供と遊んであげられない、大切なのは悩むよりも状況を肯定すること

小さな子供がいるのにうつ病になってしまった、というお父さんお母さんは決して珍しくありません。女性の場合、妊娠・出産を経験することでうつ病を発症するケースはとても多く見られていますし、育児疲れからうつ状態に陥ってしまう夫婦も少なくないからです。

うつ病を発症すると気分が落ち込んで憂うつな気持ちになることが増え、精神的に辛い状態になってしまいますし、身体がだるくて何もやる気が起こらないなど、身体的な症状として現れてくることもあるため、子供の世話をすること自体に嫌気が差してしまうこともあります。

このような状態になると、子供と遊んだり、子供を連れて外出したり、といったこともできなくなるため、今度は子供に何もしてあげられない自分を責めてしまうことから、さらにうつ状態が悪化してしまう傾向が高まります。

子供と遊んであげたいけれど気力が湧かない、外に出かけることができない、それどころか家事すらまともにできない・・・こうした悩みがうつ病を悪化させる原因にもなっているので、これ以上うつ病を進行させないためにも、子供に対して何もしてあげられないことを悩むことをやめてしまいましょう。

といっても、すぐにこうした考え方に変えていくことは、うつ病の患者にとっては非常に難しいことでもあります。

無理に考え方を変えようとしてもかえって自分自身を追いつめてしまうことがあるので、まずは患者の周りにいる皆さんが考え方を変えていくことが必要となります。

例えば、妻がうつ病で家事ができない、子供の世話もできない、という家庭の場合は夫の方に様々な負担がかかることになってしまいますが、その負担をそのまま受け入れていては今度は夫である皆さんまでうつ状態に陥ってしまう恐れが考えられます。

妻の負担を軽くしようと自分が負担を抱える、この状態を続けていると、夫婦揃ってうつ病を発症してしまうことがあるので注意が必要です。

例え妻がうつ病になっても、夫はうつ病のことに対して深く関わらなくても良いですし、必要以上に家事や育児を頑張らなくても良いのです。

もちろん、うつ病という病気について理解することは大切なのですが、うつ病の症状をしっかり理解すればするほど、夫である皆さん自身が負担を抱えなくても良い、と考えられるようになります。

うつ病の患者の気持ちは大変不安定で、時には周りがその不安定さに振り回されてしまうこともあります。そのような状況にならないよう、患者が不安定な時はそのまま見守ること、そして自分は自分の生活をしっかり送るよう心がけてください。
(⇒大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に

また、子供と遊んであげられないことを悩む必要はない、と患者に対して今の状況を肯定してあげることも大切です。

時には言葉をかけられず見守ることしかできない場合もありますが、うつ病の人にはそのような接し方で良いのです。支える側である皆さん自身も、疲れたらしっかり休むよう心がけるようにしましょう。

不登校とうつ病、傷ついてしまった子供の心を守っていくためには

小学生や中学生、高校生は1日の大半を学校で過ごすことになります。勉強だけではなく部活動や友達との人間関係、または恋愛など様々なことを経験できる点が学校の魅力ですが、「学校に行くことがつまらない」「学校に行きたくない」と感じている生徒は決して少なくありません。

実際に学校に対して反発して学校に行かなくなる子生徒もいますが、学校に行きたいけれど行けない、いわゆる「不登校」や「登校拒否」も非常に多く見られています。

特に中学生の不登校は目立っており、中学時代に不登校だったことから全日制の高校に行けなくなってしまった、という生徒も少なくありません。

こうした不登校の原因はそれぞれ異なる部分はありますが、やはり学校生活における問題、家庭での問題が大きな原因として考えられています。

学校生活は親には見えない部分がありますから、お子さんがいる皆さんは自分の子供が実際にどのような生活を学校で送っているのか、気にしたこともあるのではないでしょうか?

小学生のうちは学校であったことを何から何まで話してくれたのに、中学生になってから学校でのことを全く話さなくなってしまった、さらに家ではまともに口すら利かなくなってしまった、という親子関係の問題を抱えている家庭も少なくないため、家庭環境も大きな要因の一つと考えられているのです。

例えば学校でいじめられていたような場合、当の本人から「自分はいじめられている」と言ってくることは滅多にありません。

自分がいじめられていることが恥ずかしいから、いじめられていることを知ったら親が悲しむから、といったような理由から、もしいじめられていても親には黙って学校に行き、一人で悩みを抱えている生徒は決して少なくないのです。

このような状態が続くと、いじめによるストレスや悩みによる負担から、うつ病を発症してしまうケースが多く見られています。

うつ病は働き盛りの年代に多く見られる症状として知られていますが、近年では子供がうつ病を発症することも増えてきています。

子供でもうつ病になるの?と疑問に思う皆さんも多いかもしれませんが、子供も抱えている悩みや不安に押しつぶされてしまい、一人ではどうにもできなくなってうつ病を発症してしまうことがあるのです。

大人の場合は仕事や人間関係のストレスや環境の変化などが大きな発症原因と考えられていますが、子供の場合も同じです。

学校における人間関係、勉強、家庭環境など、自分が今置かれている状況の辛さや苦しさなどからうつ病になってしまうことがあります。

うつ病を発症すると学校に行く気力がなくなり、学校に行きたくても行けなくなってしまう生徒が多いことから、うつ病を発症すると不登校になるケースが実際に見られています。

子供の傷ついた心を守っていくためにも、普段から子供の行動や言動に注意しておくこと、様子に変化が見られたら一度話を聞いてみるようにしてください。

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