うつ病の人との距離感

大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に、患者との良い距離感

自分の周りにいる人がうつ病になってしまった場合、皆さんならどのように接していきますか?うつ病という病気がどのような病気なのかよく知らないという人も多いですし、正直うつ病の人と付き合っていくなんて面倒、と感じることもあるかもしれません。

しかし、うつ病は誰しも発症する恐れのある病気です。働き盛りの年代から子供、お年寄りまでうつ病になってしまうことがあるため、自分がうつ病になってしまうことも大いに考えられることです。

そのような時に周囲の人に助けてもらえないことは非常に苦しいことですし、辛さも倍になってしまいます。うつ病は決して一人で治していける病気ではないので、周りの人の協力が不可欠なものとなっています。

特に家族の皆さんの協力はなくてはならないものですが、長期間うつ病の人と付き合っていると心も身体も疲れてきて、自分までうつ状態に陥ってしまうことも少なくありません。

うつ病の人を支えるということは、うつ病の人に協力していくということ、うつ病の人を助けるということになりますが、支える側である皆さんがうつ病の人に対して何でもやってあげる必要はありません。

患者によっては一人になりたいという人もいますし、徐々に症状が改善することで自分の力で行動しようと思えるようになってくることもあります。

ただ、うつ病の一人にさせることは非常に危険です。症状が落ち着いてきたといっても薬物療法で服用している薬の効果が現れているだけの場合もあり、今日は気分が良くても翌日はまた気分が不安定になってしまうことも実際に多く見られていることです。

憂うつ感や無気力感に襲われてしまうと何に対してもやる気が出なくなり、自分から動くことさえできなくなってしまうこともあります。このような場合はやはり家族が周りにいることが望ましいので、支えるべきところは支えることが重要とされています。

うつ病の患者と良い距離感を保つことはとても難しく、距離感が遠すぎるとうつ病を悪化させてしまうこともありますし、近づきすぎると今度は皆さんがうつ状態に陥ってしまうこともあります。

時には患者のことを第一に考えるか、自分のことを第一に考えるかで迷ってしまうことも多くなるかと思いますが、そのような場合は皆さん自身のことを一番に大切にしてください。

家族や恋人、友達など自分の周りにいる大切な人がうつ病になってしまっても、まずは自分のことを第一に考えるようにしましょう。

ついつい「この人はうつ病だから私がいなくては何もできない」とか「うつ病ではない私が頑張らなくては」と思ってしまいがちですが、これでは皆さんが疲れてしまいます。

疲れてしまってはうつ病の人を支えることができなくなってしまいますよね。そんな時は皆さんも遠慮せず休んでください。長く付き合っていくためにも、自分を大切にしながらうつ病の患者を支えていくよう心がけていくようにしましょう。