うつ病と仕事・生活について

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うつ病は早く治さなくても良い!職場に復帰することを焦らないで

仕事におけるストレスは誰しも感じているものですが、人によってはストレスを上手く発散できずに溜め込んでしまうこともあります。

ストレスを発散してリフレッシュすることで、翌日の仕事に対する向き合い方は大きく変わりますし、仕事に対する考え方や負担も軽減させることができます。

つまり、真面目に仕事をするにしても少しばかり気を抜く部分を作っておかないと、精神的・身体的に大きなダメージが加わってしまうのです。

うつ病もその一つで、過剰なストレスによる精神的・身体的負担が原因となってうつ状態に陥ってしまい、うつ病を発症してしまうと考えられています。

何となく気分が優れない、憂うつな気持ちになることが増えた、イライラする、食欲がなくなる、十分な睡眠が取れない、自分の必要性を感じなくなるなど、このような症状はうつ病の代表的な症状ですが、2週間以上も症状が続いているような場合は早めに医師に相談することをおすすめします。

こうした症状が現れているまま仕事をし続けても、うつ病の症状は決して良くなりません。それどころか悪化してしまう恐れが高まってしまいますので、まずは仕事から離れて自宅で休養することが大切です。

しかし、うつ病を発症していると「仕事を休むことなんてできない」と考えてしまうことがほとんどであるため、もし仕事を休めたとしても「早く仕事をしなきゃ」とか「1日でも早く職場に復帰しなきゃ」という考え方になってしまい、しっかり休養を取れなくなってしまう場合も少なくありません。

こうした症状自体がうつ病の特徴であるため、まずは仕事を休んでも良い、早く職場復帰することを考えなくて良い、というように考え方を変えていくことが必要です。

うつ病を発症しやすい人は真面目で几帳面な性格の人が多く見られていることから、仕事に対しても大変真面目に取り組んでいる人がほとんどですが、うつ病を治すためにはこうした性格が回復の妨げになってしまうこともあります。

完璧を目指すあまりに自分の身体を酷使してしまったり、ストレスが溜まっているにも関わらず精神的負担を抱えてしまったり、自分で自分自身を追いつめてしまう傾向もあるので、うつ病になったことをきっかけに少し不真面目になることを覚えると良いでしょう。

うつ病は再発しやすい病気でもありますから、一度症状が良くなったとしても、真面目な性格が影響してまた同じ状況になってしまうことも大いに考えられます。再発を防ぐためにも、自分の性格を見つめ直してみることをおすすめします。

また、うつ病の治療は薬物療法などが主に行なわれていますが、まずは休養を取ることが先決です。自宅でのんびり過ごすことが一番の治療法ですから、ベッドの上で何もせずにボーッとするだけも良いのです。

もし自宅でゆっくり休めない場合には、入院して治療を受けることもできますので、皆さんに合った方法でうつ病を改善させていきましょう。

自分でやらなければ・・・考え方を少し変えて他人のことも頼ってみて

仕事にしても家事にしても、何でも自分でやらなければ気が済まない!という人はとても多いかと思います。

特に自分がこだわりを持ってやっているも物事や、長期間習慣化されている物事に関しては、自分でやらなければ納得がいかない、と思ってしまうこともあるものですよね。

こうした性質は真面目で几帳面な性格の人によく見られることなのですが、あまりに度が過ぎるような場合はうつ病を発症するきっかけになってしまうことがあるので注意が必要です。

うつ病は精神疾患の一種で、一般的にはストレスや環境の変化などが原因で発症すると考えられていますが、生まれ持った性格がうつ病の発症に関わっている場合もあります。

特に真面目な性格、几帳面な性格など、完璧主義の傾向がある人はうつ病にかかりやすいと言われています。その他にも他人から頼まれたことは断れないとか、誰にでも良い顔をして話を合わせてしまうようなお人好しの性格である人も、うつ病にかかりやすい傾向があります。

こうした性格が影響して発症したうつ病を治療する場合には、抗うつ剤などによる薬物療法を行なうことはもちろん、自分自身の性格を見つめ直していくことが必要となります。

しかし、生まれ持った性格はそう簡単に変えることはできませんよね。今すぐに完璧主義を治せ、と言われても無理な話です。そこで皆さんにおすすめなのが、自分一人で頑張らずに他人を頼ってみることになります。

完璧主義の傾向がある人は、何でも自分でやらなければ気が済まないため、一人で頑張ってしまうことが多く見られています。

そうしたことで一人で疲れてしまいストレスを溜め込んでしまう、その状態を繰り返すことによってうつ病を発症してしまうケースは決して珍しいことではありません。

性格上仕方のないことだとは言っても、その性格が影響して発症したうつ病の場合は、自分自身で性格を少しずつでも変えていかなければ、いつまで経ってもうつ状態から抜け出せないままです。

うつ病を治したい、という気持ちがあるならば、周りの人に協力を求める勇気を持ちましょう。

自分がやるべき仕事だとしてもちょっとだけ他人に任せてみるとか、いつもは自分がやっている家事でも他の家族に任せてみるとか、他人を頼ってみることを心がけてみてください。

何でも自分でやろうという気持ちを持つことは良いことですし、周りからの信頼も得られますが、それが負担になってしまっては元も子もありません。

特にうつ病を発症している場合は、負担を増やすことでうつ状態も悪化してしまう恐れがあります。自分一人では無理なこと、どうしてもできないことは周りの人達を頼ってみるよう心がけていきましょう。

また、周囲の家族なども「自分一人で頑張らなくてもいいんだ」と患者自身が思うことができるよう、できる限り協力してあげてください。うつ病の治療には、家族と心の繋がりを持つことも大切ですよ。

アルコール依存・恋愛依存・セックス依存、普段の生活に関わる依存症

他の精神疾患と併発しやすい特徴を持つ「うつ病」。ここではうつ病と併発することが多く見られている様々な依存症について、詳しく見ていくことにしましょう。

まずうつ病を発症すると増えるのがアルコールの摂取です。お酒をよく飲むようになる、お酒を飲まなければいられなくなる、薬をお酒で飲んでしまうなど、アルコールに頼ることで精神安定を求める傾向が強く見られるようになります。

全ての人がこのような「アルコール依存症」になるわけではありませんが、うつ病を発症するとお酒を飲むことが増えて、うつ状態が強くなってしまう危険性が高まってしまうため、家族の皆さんも十分に注意する必要があります。

特にお酒で薬を飲んでしまうことは大変危険です。抗うつ薬などを服用している時期はお酒を控えることを医師からも注意されますが、どうしてもお酒と一緒に薬を服用してしまう場合は医師によく相談の上、入院治療を考えることも念頭に入れておくことをおすすめします。

また、アルコール依存症からうつ病を発症するケースもあるため、そのような場合はアルコール依存症をしっかり治療することからうつ状態に陥ることを予防していきましょう。

その他、恋愛やセックスなど男女関係の中で依存症が現われる場合も多く見られています。うつ病になっても恋愛をすることはできますが、依存傾向が強い恋愛の場合は注意が必要となります。

恋愛は互いに支え合える関係性を持つこともできるため、人によってはうつ状態を緩和させていく効果もあります。

しかし、恋愛に依存してしまうタイプの人にはうつ状態に拍車をかけてしまうばかりではなく、他の精神疾患を発症してしまう恐れも考えられているため、恋愛関係に甘えてしまうような場合は「恋愛依存症」に陥りやすくなっています。

恋人がいなければ何もできないなど、恋人がいない生活なんて考えられない、恋人がいないと寂しくてどうしようもなくなるなど、一人でいることに対して過剰な不安感を抱いているような場合は恋愛依存になりやすい傾向があるので、うつ病を発症していない場合でも注意してください。

恋愛依存症の場合も後からうつ病を発症することがありますから、うつ病の発症を防ぐためにも恋愛依存症から抜け出すことを考えていきましょう。

また、恋愛依存と共に現れやすいのが「セックス依存症」です。一般的にセックスが好きな人はセックス依存症になる危険性は低いですが、心の奥底にある寂しさ、誰かに甘えたい気持ち、人肌の温もりを求める気持ちがあることから、セックスせずにはいられない状態になってしまうことがあります。

楽しむためのセックスではなく精神安定を求めるためのセックスなので、セックスをしている間だけは愛を感じられることができる、という人も少なくありません。

こうした症状も精神疾患の一種なので、まずは一人で悩まず医師に相談してみましょう。

うつ状態の悪化を防ぐためにも仕事における負担を減らすことから

ストレスを感じる事柄は人それぞれ異なるものですが、大人の場合は仕事がストレスの大きな要因となっている場合が多く見られています。皆さんは仕事をしている時どのような気持ちで取り組んでいますか?

楽しいとかおもしろい、と感じながら仕事をしている人はごく少数かと思いますが、少々辛い仕事でもやり甲斐がある、達成感があるなどストレスを感じながらもポジティブな気持ちで仕事に取り組んでいる人はよく見られます。

しかし、中にはどんな仕事に対しても達成感を感じられず、ただ辛さや苦しさだけを感じてしまっている人も多く、ひどい場合は仕事に対する意欲が消えてしまい、無気力感に襲われてしまうこともあります。

こうした症状はうつ病にも繋がるので、早めに対処をしておくことが必要です。うつ病は発症すると治るまでに時間はかかりますが、適切な治療を受けることによって軽度の状態で抑えることができます。

無気力感に襲われる前に、仕事で感じる負担を軽くしていくことがうつ病の予防になりますから、もし今仕事をしていて辛さや苦しさに押しつぶされそうになっているという皆さんがいたら、自分の仕事の負担を少しずつ減らしていくようにしてください。

特に精神的な負担はうつ状態に陥る大きな原因となってしまいます。仕事量の多さにプレッシャーを感じる、仕事をこなせるか不安になる、上司に怒られるのではないかと恐怖を感じるなど、精神的に追いつめられるほどの負担を感じているようであれば、一度その環境を離れてみることをおすすめします。

その段階で心療内科や精神科を受診しても良いですが、まずは職場の環境を変えてみることから始めてみましょう。うつ状態を改善させるためには長期的に休暇を取ることが一番なので、仕事を休んで心身共に休養を取ってみてください。

または、働く職場を変えてみること、同じ職場でも働く部署を変えてみることなど、今いる環境を変えていくことで精神的負担がなくなり、うつ状態が緩和されていることもあります。

そのためには職場の上司や同僚に相談することが必要となりますが、どうしても身近な人に話すことができないような場合は、心療内科や精神科の医師に相談してみましょう。

医師に相談し、うつ病との診断を受けることができれば診断書を書いてもらうことができるので、仕事を長期的に休むことも可能となります。

他の人から見れば「仕事をさぼっている」「仕事をせずに怠けている」と思われることもありますが、うつ病を治療するためには休養を取ることが第一です。

もちろん、仕事を休むことは逃げることだと思ってしまう患者も少なくないですし、仕事に行かなければと強迫観念に付きまとわれてしまう患者もよく見られています。

しかし、こうした考え方を少しずつ変えていき、しっかり休養を取ることができればうつ病の症状は改善していきます。医師や周囲の家族にも協力してもらいながら、うつ病を治療していきましょう。

うつ状態が悪化することも、お菓子やタバコなどの嗜好品との関わり

チョコレートやケーキなどの甘い物が好き!という人は男女問わず多く見られていますが、こうした甘いお菓子がうつ状態を悪化させてしまう場合もあるので注意が必要です。

お菓子に使われているのは主に「上白糖」という白い砂糖ですが、上白糖には身体を冷やしたり、新陳代謝を低下させてしまったりする働きがあるため、摂り過ぎることで身体には様々な影響が現れるようになります。

また、糖分の過剰な摂取によって栄養バランスが崩れてしまうこともありますから、そのまま食生活の乱れにも繋がります。

こうした身体の冷えや食生活の乱れは、うつ病を発症する原因とも考えられているので、うつ病を予防するためには上白糖を過剰に摂ることを避ける、毎日栄養バランスの整った食事を摂るようにする、といった心がけが必要となります。

もちろん、うつ病の症状を改善するためにも効果がありますので、できれば甘い物を食べることは避ける、甘い物を食べたいときには身体を温める働きのある「てんさい糖」が使われているものを食べるなど、同じ糖分でも身体に良い糖分を選ぶことをおすすめします。

また、女性に多く見られることなのですが、イライラや疲れを緩和させて精神安定を求めるために甘い物を口にすることがありますよね。

実際に甘い物を摂ることで気持ちが落ち着き、精神が安定することはあるのですが、こうした生活を続けていると「スイーツ依存症」を引き起こしてしまう恐れが高まります。

うつ病と併発しやすい依存症には「アルコール依存症」など様々なものがありますが、甘い物を食べることに対して精神安定を求めるようになると、「スイーツ依存症」に陥ってしまうこともあるのです。

例えば、仕事や勉強で疲れるとチョコレートを食べなければいられなくなる、毎日ケーキやアイスなどを食べなければいられなくなるなど、甘い物を食べることが習慣化されているような場合は特に注意が必要です。

さらにひどい場合は砂糖を舐めることで精神を安定させるような「砂糖依存症」に発展してしまうこともありますから、うつ病を発症していない場合でも甘い物の摂りすぎには十分気をつけるようにしましょう。

その他、嗜好品としては「タバコ」なども挙げられますね。タバコも甘い物と同様に吸わなければいられなくなる状態になることが多いため、依存してしまう傾向が強く見られています。

例えば、タバコを吸わないでいるとイライラしてくる、といったような場合はタバコに対して依存してしまっていると考えられますし、逆にタバコを吸いすぎると憂うつな気分が襲ってくる、という症状も見られています。

タバコを吸う前はイライラしていたのにタバコを吸ったら治まった、というように、タバコを吸うことで気持ちの状態が変わってくる、という場合は早めに医師に相談してみることをおすすめします。

タバコは精神的にも身体的にも影響を与えるものなので、うつ病の人は控えるよう注意しましょう。

うつ病でもできる仕事、うつ病を言い訳にしないでまずはチャレンジを

うつ病をはじめとした精神疾患を抱えていると、まともに仕事をすることもできなくなり、ひどい場合は職場に毎日行くことさえもできなくなってしまいます。

このような状況でまず必要なのは、仕事を休んでしっかりと休養を取ることです。

そのまま仕事を続けていてもうつ状態は悪化してしまうばかりですし、うつ病以外の病気も発症してしまう恐れもあります。

うつ病は早めに対処をすることで回復も早くなりますから、心療内科や精神科の医師に相談して診断を受け、診断書を書いてもらうことで長期的な休養を取るようにしましょう。

周りから見ているとさぼっているように見えてしまうこともありますが、うつ病患者にとっては休養を取ることも重要な治療法の一つです。

薬物療法によって抗うつ剤を服用することももちろん必要ですし、認知行動療法を行なうこともうつ病の再発予防に効果的ですが、まずはしっかり休むことがうつ状態から抜け出すスタートです。仕事のことは忘れて思い切り休みましょう。

最初のうちは何をするでもなくただ寝ているだけでも良いですし、ボーッとテレビを見ているだけでも構いません。

治療によってうつ状態が徐々に緩和されていくと、自分から行動したくなってくるものなので、その時が来るまで休んでいて良いのです。その時が来たら仕事に復帰する、または新しい職場を探すことを始めていきましょう。

実際に休職ということで、うつ状態が改善されてから同じ職場に復帰する人も多く見られていますが、場合によってはうつ病を発症した時と同じ状況に陥ってしまう恐れも考えられます。

うつ病はただでさえ再発率の高い病気です。職場の人達がうつ病に理解のない場合は再発の危険性がさらに高まりますので、今まで働いていた職場に復帰する場合はもう一度よく考えてから復帰するようにしましょう。
(⇒再発しやすいうつ病

もし新しい仕事に就くような場合は、自分にとっての精神的・身体的負担の少ない職場を選ぶことをおすすめします。うつ病は一度良くなっても、いつ再発してしまうか分からない病気です。

今はうつ状態から抜け出せていても、ちょっとしたきっかけで再びうつ状態に陥ってしまうことも十分考えられますので、再発を防ぐためにも負担の少ない職場を選ぶことがベストです。

また、うつ状態が徐々に良くなってきたから仕事を始めてみよう、と思う時にも負担がかかるような職場ではなく、うつ病でもできる仕事を見つけてみてください。

うつ病だから何もできない・・・と思ってしまう皆さんもいるかもしれませんが、そんなことはありません。近年では在宅でできる仕事も増えてきていますし、家にパソコンがあればできる仕事も多く見られています。

自宅で仕事ができれば人に会うことも少ないので、負担も軽減させることができます。うつ病であることを言い訳にせずチャレンジしてみることが大切なので、自分ができそうと思った仕事にはどんどん挑戦してみてください。

うつ病と就職・転職、まずは自分にできることを見つけることが第一歩

高校・大学を卒業後に就職をする場合、うつ病でも健康な人と同じように就職することはできるのでしょうか?うつ状態になる原因は人それぞですが、そのほとんどが「ストレス」と考えられています。

ストレスによって精神的・身体的な負担がかかり、うつ状態に陥ってしまうことでうつ病が発症してしまうのです。

こうしたうつ病の症状によって、ひどい場合は普通の生活さえも送れなくなってしまうこともあるため、就職をして仕事をすることについても健康な人とは大きな差が見られてしまいます。

就職できてもうつ状態が悪化してしまったことから仕事を続けられなくなった、うつ病であることが影響して就職の内定を取ることさえもできないなど、それぞれのうつ状態に向かない仕事内容や就職先のうつ病に対する理解不足によって、就職しても仕事ができない、または仕事に就くことができない、ということも珍しくありません。

これは学生の就職活動にはもちろん、再就職や転職しようと思っている皆さんにも当てはまるため、うつ病を発症している人が仕事を探すということの難しさが目に見えて現れています。

例えば、工場などで働きたい、という場合には基本的に流れ作業が仕事内容となります。この場合、うつ病でもできそうな仕事だと思われる皆さんが多いかと思いますが、同じうつ病の患者でも流れ作業が向いている人と向いていない人がいるため、人によってはうつ状態がひどく悪化してしまう恐れもあるので注意が必要です。

また、仕事内容は向いていても職場の人間関係によってうつ状態が悪化してしまうことも有り得るので、こういった面からもうつ病の就職や転職は難しい、と言われています。

しかし、やはり仕事をしなければ生きていくことができませんし、うつ病だって仕事をすることができる、と思っている人も実際に見られています。

うつ病と上手く付き合っていくためにも仕事をして自分の力で生きていけるようになりたい、という人もいますから、まずは「うつ病だから・・・」と何でも諦めてしまわないようにすることが必要です。

うつ病を発症している患者の中には「自分はうつ病だから仕事ができない」と言い訳のように繰り返す人も多く見られていますが、うつ病の症状は薬物療法だけではなく、患者自身が変わらなければならないこともあります。

うつ病だから、と思う前に自分でもできることはないか?と何でも良いので見つけてみましょう。もし何か仕事をやってみて、できなくても落ち込むことはありません。

一度やってみて「ダメだ」と思うことも「またやってみよう」と思うことも、最終的には皆さん次第です。自分にできそうなことを見つけたらまずはやってみることが、就職や転職をするためにはまず必要です。

一人きりで頑張る必要は全くありませんので、周囲の家族や友達などにも協力してもらいながら、自分が頑張らずにできることを探していきましょう。

うつ病の自分に甘えすぎないで、できそうなことはやってみること

「私はうつ病だから」「今日は調子が悪いから何もできない」と思う時は、誰かに助けてもらいたい時ですよね。うつ病は真面目な性格で一人きりで頑張ってしまう人によく見られる病気です。

こうした性格の人が誰かを頼るようになるまでには時間がかかるものですが、一人で抱え込まず他の人に仕事をお願いしたり、誰かと協力して物事を進めていったりすることができるようになれば、うつ状態からは徐々に抜け出すことができるようになります。

まずは頑なだった心をやわらかくしてあげることが必要なので、うつ病を患っている人が周りにいる場合は「頼ってもいいんだよ」と声をかけてあげてください。

または話を聞いてあげるだけでも良いでしょう。話を聞いてもらうことで心は軽くなりますから、ちょっと相談に乗るだけでも良いので話に耳を傾けてあげてみてくださいね。

しかし、あまりにも周りに頼りすぎたり「うつ病だから」という言い訳ばかり使っているような場合は、うつ病という症状に甘えすぎていることが考えられるので注意が必要です。

うつ病は決して治らない病気ではありませんし、適切な治療を受けることで症状も緩和させていくことができます。症状が良くなるまでに時間はかかりますが、うつ病であることを言い訳にしていたら、いつになってもうつ状態から抜け出すことはできません。

うつ病を発症していても自分でできることは自分でやるなど、他人を頼りすぎないようにすることも大切なので、周りに甘えすぎている患者がいる場合は少し距離を置いてみることをおすすめします。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病を患っている人の人生に踏み込みすぎないことが重要です。周りにいる家族の皆さんはもちろん、友達や恋人といった関係の場合も同様です。
(⇒大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に

症状が改善するよう患者の生活に協力をしていくことは非常に良いことですし、患者自身も助かることですが、協力をすることと甘やかすことは全くの別物です。

患者によっては周りにいる人達に甘えて自分では何もしない、という人も少なくありません。

自分一人で頑張ってきた人が他人を頼るようになることは、大きな進歩なのですが、「うつ病だから○○できない」といったように、うつ病を言い訳に使うことは決して良い傾向ではないのです。

この状態のまま甘え続けていてもうつ病の症状は一向に良くなりませんし、本当に何もできない状態になってしまう恐れもあります。

だからといって「うつ病=甘えている、怠けている」というわけではなく、うつ病であることを言い訳に何もしなくなってしまう患者自身のうつ状態の傾向に問題があると見られます。

うつ病に負けずに自分自身でできることはやっていこう、と少しずつでも前向きな気持ちに切り替えていく人も見られていますから、うつ病を言い訳にせず、まずは無理をしすぎない程度に自分でできることは行動してみることを心がけていきましょう。

うつ病でも出かけられる?できるだけ人混みは避けて気楽な外出を

ひどい場合は行動することさえもできなくなってしまううつ病ですが、症状がある程度改善されてくると近所を散歩をしたり、どこかに出かけたりしたくなってくることもあります。

今まで外出する気力が起こらなかった状態から、家の周りをちょっと散歩することができるようになることは大きな成長ですので、まずは少しずつ外に出るよう習慣づけてみると良いでしょう。

ただし、強制的に外出したり、外出したくない時に無理して出かける必要はありません。うつ病の治療中に無理をすることは症状を悪化させるきっかけになってしまいますので、無理せず気楽に外に出てみてください。

散歩とまでいかなくても、1歩外に出て太陽の光をたっぷり浴びるだけでもうつ状態の改善に効果があります。太陽の光を浴びることで脳内物質の「セロトニン」を増やすことができるため、うつ状態を徐々に緩和させていくことができるのです。

セロトニンにはうつ状態を緩和させて気持ちを落ち着かせる働きがあるので、毎日1回だけでも外に出て太陽の光を浴びてみると良いでしょう。

どうしても外に出たくない日は、窓を開けて太陽をの光を浴びるだけでも構いません。何かを習慣にして続けていくことができる、ということも成長ですから、自分のペースで進んでいきましょう。

また、さらに症状が回復していくとちょっとだけ遠出をしたくなる気持ちも現われるようになってきます。

家族の皆さんはこうした話を聞くとすぐにでも外に連れ出したくなってしまうかもしれませんが、うつ病は一度症状が良くなっても気持ちの不安定さが完全に落ち着いたわけではないため、患者自身が外に出たくなったと言っても注意が必要です。

特に人混みなどたくさんの人が集まる場所に出かけることは、まだ避けておくことをおすすめします。

抗うつ薬を服用しているなど薬物療法を行なっている場合は、薬によって症状が落ち着いているだけなので、いきなり遠出をして人混みの中に入ってしまうとうつ状態がかえってひどくなってしまうこともあります。

騒がしくたくさん人が集まるような場所はできるだけ避け、人が少なく静かな場所に出かけてみるところからスタートしてみると良いでしょう。

外出する時は患者の気持ちが安定していることが第一条件なので、無理に外に連れ出さないこと、患者が帰りたくなった時はすぐ自宅に帰ることなど、家族の皆さんも十分に注意するようにしてください。

また、うつ病と併発しやすい精神疾患の一つに「パニック障害」がありますが、パニック障害のパニック発作は人混みで起こりやすいため、うつ病とパニック障害を併発している場合はより注意が必要です。

広場恐怖症と呼ばれる症状で、人が多いところで倒れたらどうしようとか、外に出ることに対して不安や恐怖を感じることが多く見られています。

パニック障害の典型的な症状なので、家族の皆さんは患者の様子を見ながら外出に付き添ってあげるようにしましょう。

うつ病と結婚、考えるべきことは今の二人が暮らしていける生き方

大好きな彼・彼女がいて結婚したいと思っているけれど相手がうつ病だった場合、または自分がうつ病だけれど大好きな人と結婚したい場合、皆さんならどのような結論を出しますか?結婚は人生における大きな転機です。

これは男性にも女性にも言えることですし、年齢問わず結婚を考える時にはその後の人生のことを考えるようになりますよね。

もし自分や相手がうつ病ではなかった場合なら、うつ病であることを考える必要はありませんから、結婚についての迷いや悩みも少なくなります。

でも、自分がうつ病である場合、相手がうつ病である場合には「結婚生活は上手くいくのか?」と心配になってしまうことがありますよね。

こうした心配はうつ病を抱えている患者自身はもちろん、相手の皆さんも感じてしまうものです。結婚は恋愛の延長上にあるものですが、これから一緒に暮らしていく、家族になる、ということですから、恋愛感情だけで上手くいくとは限りません。

ですが、お互いに結婚したいという気持ちがあれば「上手くいくのか?」ということは考えず、どうやったら一緒に暮らしていくことができるかを考えてみましょう。

結婚生活は時にどちらかがどちらかに合わせなければならない場合もあります。これはうつ病など関係なく言えることですが、どちらかがうつ病である場合は、やはりうつ病を発症している方に合わせることがほとんどと言って良いでしょう。

例えば、皆さんの好きな相手がうつ病だった場合は、皆さんは「この人はうつ病だから」といった理由から、責任を感じて養っていこうとしますか?

大抵の場合は相手のために何かしてあげたいとか、相手がこの状態なら自分がやるしかない、と思ってしまうのではないでしょうか。

こうした考え方は決して悪いことではなく、その人を愛する気持ちがあるからこそ現れてくるものですが、結婚するとなるとこの考え方を続けていくのは難しい部分もあります。

一緒に暮らしていくうちに生活自体の負担も大きくなりますし、それ以前にうつ病ではない皆さん自身がうつ病になってしまう恐れもあるからです。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病の人を中心に考えないことが必要です。

具体的に言えば、相手は仕事ができないから自分がやるしかないとか、たくさん稼いで相手を養っていかなければならないとか、そういった相手に対する責任を感じることなく付き合っていくことが大切なのです。

うつ病だからといって働くことができないわけではありませんし、時には誰の力も借りずに何か行動したい気持ちになることもあります。

ただ、精神的に不安定なことに変わりはないので、わけもなく泣いたり怒ったりすることもあります。

だからといって、その感情の起伏に毎回付き合っていくことは皆さん自身の負担になってしまいますから、二人で暮らしていくためには今の自分達がどのような生き方をしていけば良いか、しっかり考えてみるようにしましょう。

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