うつ病と仕事・生活について

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うつ病でも出かけられる?できるだけ人混みは避けて気楽な外出を

ひどい場合は行動することさえもできなくなってしまううつ病ですが、症状がある程度改善されてくると近所を散歩をしたり、どこかに出かけたりしたくなってくることもあります。

今まで外出する気力が起こらなかった状態から、家の周りをちょっと散歩することができるようになることは大きな成長ですので、まずは少しずつ外に出るよう習慣づけてみると良いでしょう。

ただし、強制的に外出したり、外出したくない時に無理して出かける必要はありません。うつ病の治療中に無理をすることは症状を悪化させるきっかけになってしまいますので、無理せず気楽に外に出てみてください。

散歩とまでいかなくても、1歩外に出て太陽の光をたっぷり浴びるだけでもうつ状態の改善に効果があります。太陽の光を浴びることで脳内物質の「セロトニン」を増やすことができるため、うつ状態を徐々に緩和させていくことができるのです。

セロトニンにはうつ状態を緩和させて気持ちを落ち着かせる働きがあるので、毎日1回だけでも外に出て太陽の光を浴びてみると良いでしょう。

どうしても外に出たくない日は、窓を開けて太陽をの光を浴びるだけでも構いません。何かを習慣にして続けていくことができる、ということも成長ですから、自分のペースで進んでいきましょう。

また、さらに症状が回復していくとちょっとだけ遠出をしたくなる気持ちも現われるようになってきます。

家族の皆さんはこうした話を聞くとすぐにでも外に連れ出したくなってしまうかもしれませんが、うつ病は一度症状が良くなっても気持ちの不安定さが完全に落ち着いたわけではないため、患者自身が外に出たくなったと言っても注意が必要です。

特に人混みなどたくさんの人が集まる場所に出かけることは、まだ避けておくことをおすすめします。

抗うつ薬を服用しているなど薬物療法を行なっている場合は、薬によって症状が落ち着いているだけなので、いきなり遠出をして人混みの中に入ってしまうとうつ状態がかえってひどくなってしまうこともあります。

騒がしくたくさん人が集まるような場所はできるだけ避け、人が少なく静かな場所に出かけてみるところからスタートしてみると良いでしょう。

外出する時は患者の気持ちが安定していることが第一条件なので、無理に外に連れ出さないこと、患者が帰りたくなった時はすぐ自宅に帰ることなど、家族の皆さんも十分に注意するようにしてください。

また、うつ病と併発しやすい精神疾患の一つに「パニック障害」がありますが、パニック障害のパニック発作は人混みで起こりやすいため、うつ病とパニック障害を併発している場合はより注意が必要です。

広場恐怖症と呼ばれる症状で、人が多いところで倒れたらどうしようとか、外に出ることに対して不安や恐怖を感じることが多く見られています。

パニック障害の典型的な症状なので、家族の皆さんは患者の様子を見ながら外出に付き添ってあげるようにしましょう。

うつ病と結婚、考えるべきことは今の二人が暮らしていける生き方

大好きな彼・彼女がいて結婚したいと思っているけれど相手がうつ病だった場合、または自分がうつ病だけれど大好きな人と結婚したい場合、皆さんならどのような結論を出しますか?結婚は人生における大きな転機です。

これは男性にも女性にも言えることですし、年齢問わず結婚を考える時にはその後の人生のことを考えるようになりますよね。

もし自分や相手がうつ病ではなかった場合なら、うつ病であることを考える必要はありませんから、結婚についての迷いや悩みも少なくなります。

でも、自分がうつ病である場合、相手がうつ病である場合には「結婚生活は上手くいくのか?」と心配になってしまうことがありますよね。

こうした心配はうつ病を抱えている患者自身はもちろん、相手の皆さんも感じてしまうものです。結婚は恋愛の延長上にあるものですが、これから一緒に暮らしていく、家族になる、ということですから、恋愛感情だけで上手くいくとは限りません。

ですが、お互いに結婚したいという気持ちがあれば「上手くいくのか?」ということは考えず、どうやったら一緒に暮らしていくことができるかを考えてみましょう。

結婚生活は時にどちらかがどちらかに合わせなければならない場合もあります。これはうつ病など関係なく言えることですが、どちらかがうつ病である場合は、やはりうつ病を発症している方に合わせることがほとんどと言って良いでしょう。

例えば、皆さんの好きな相手がうつ病だった場合は、皆さんは「この人はうつ病だから」といった理由から、責任を感じて養っていこうとしますか?

大抵の場合は相手のために何かしてあげたいとか、相手がこの状態なら自分がやるしかない、と思ってしまうのではないでしょうか。

こうした考え方は決して悪いことではなく、その人を愛する気持ちがあるからこそ現れてくるものですが、結婚するとなるとこの考え方を続けていくのは難しい部分もあります。

一緒に暮らしていくうちに生活自体の負担も大きくなりますし、それ以前にうつ病ではない皆さん自身がうつ病になってしまう恐れもあるからです。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病の人を中心に考えないことが必要です。

具体的に言えば、相手は仕事ができないから自分がやるしかないとか、たくさん稼いで相手を養っていかなければならないとか、そういった相手に対する責任を感じることなく付き合っていくことが大切なのです。

うつ病だからといって働くことができないわけではありませんし、時には誰の力も借りずに何か行動したい気持ちになることもあります。

ただ、精神的に不安定なことに変わりはないので、わけもなく泣いたり怒ったりすることもあります。

だからといって、その感情の起伏に毎回付き合っていくことは皆さん自身の負担になってしまいますから、二人で暮らしていくためには今の自分達がどのような生き方をしていけば良いか、しっかり考えてみるようにしましょう。

育児疲れからの解放、のびのびと子供の成長を見守っていく子育て

慣れない子育てに対して疲れを感じている主婦は少なくありません。イライラしていると子供に対しても罵声を浴びせてしまうこともありますし、一人で泣いてしまうこともあります。

しかし、そのような状況が長期的に続いている場合は、うつ病を発症している恐れがあるので一度医師によく診てもらうことをおすすめします。

育児疲れや育児ノイローゼからうつ病を発症してしまうケースはとても多く、女性だけではなく男性も育児によってうつ病になってしまうこともあります。

近年では主婦ではなく主夫として、お父さんが主に子育てや家事をしているという家庭も多いですが、男性もまた女性と同様に育児疲れを感じることがあるのです。

育児が上手くいかないことに対するストレスが大きな原因で、ストレスを溜め込んでしまうことからうつ状態に陥ってしまい、うつ病を発症してしまうというわけです。

家庭によってはお母さんもお父さんも夫婦揃ってうつ状態になってしまうこともあるため、家族や近しい親戚の皆さんは育児に対する夫婦の思いや考え方を聞いてみることも予防の一つとなっています。

うつ病は誰しも発症する恐れのある病気ですから、うつ状態に陥ることをあらかじめ防ぐためにも、夫婦同士はもちろん、家族や親戚間の心の繋がりを大事にするようにしましょう。

育児によってうつ病を発症する場合、育児の悩みやストレスを誰にも話せず一人で溜め込んでしまうことが多く見られていますので、家族の皆さんはちょっとした悩みでも良いので話を聞いてあげることをおすすめします。

育児で悩みや辛さを抱えている皆さんも、遠慮せず家族や仲の良い友達に話してみてください。

また、人によっては「育児が上手くいかない・・・」と悩んでしまっている人も多いかと思いますが、育児に上手いも下手もありません。

子供を夫婦だけで上手く育てようと思わず、周りの人達の力を借りながらのびのびと成長を見守っていく、ある程度の気楽さを持つことが大切です。

よく他人の子供の成長と自分の子供の成長を比べてしまうことがありますが、そのような必要も全くありません。「どうしてうちの子だけ・・・」と悲観的になる必要もありませんし、早く成長することを望む必要もないのです。

子供はそれぞれのペースで成長していきます。親が子供を比べてしまっては子供もしっかり成長していくことはできませんから、比べてしまいそうになったら「人は人、自分は自分」と言い聞かせてみましょう。

その他、元々真面目で几帳面な性格の人何事に対しても完璧を目指してしまうような人は、子育てにも完璧を求める傾向があります。

子供は人形ではありませんので、完璧なことなどは有り得ません。自分自身も完璧である必要もないですから、子供を育てることにパーフェクトな結果を求めることは考えず「ちょっとくらいダメでもいいや」くらいの考え方で育児に臨んでみてください。気持ちはスッと楽になりますよ。

うつ病でも恋愛できる?依存傾向が強い場合はうつを悪化させることも

気になる人や好きな人ができたとき、「うつ病だから・・・」と諦めてしまっている人はいませんか?また、彼氏や彼女がうつ病になってしまった、付き合うことになった人がうつ病だったなど、好きな相手がうつ病である場合もありますよね。

このような時、これから互いにどんな付き合い方をしていくことが正解なのか、悩んでしまうことは当たり前のことです。

好きな人だからこそ、うつ病である自分と付き合うことで相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれない、自分ではうつ病の相手を幸せにすることができないかもしれない、というように、好きだからこそ悩んでしまうこともあるものです。

しかし、二人が恋愛をする上で一番大切なのは「うつ病」ではありません。うつ病であることが恋愛の悩みとなっている場合は、まず「うつ病だから」ということを抜きにして考えることがまず必要です。

例えば、うつ病を発症している彼氏や彼女がもしうつ病ではなかったら、皆さんはその人のことを嫌いになるでしょうか?

彼氏や彼女がうつ病でなかったら二人の付き合い方は変わるかもしれませんが、その人自身を好きになったり嫌いになったりする理由にうつ病は関係ありません。その人自身を好きになったのであれば、うつ病であるかないかで悩む必要はないのです。

と言っても、うつ病の人と長く付き合うためには、うつ病という病気を理解すること、うつ病患者の感情の起伏にいちいち左右されないことなど、うつ病についてよく知った上でその人に依存しすぎないことが重要です。

反対にうつ病を発症している人も依存傾向が見られる場合があるため、状態がひどい場合は恋愛依存症やセックス依存症に陥ってしまうことも少なくありません。

恋愛のかたちは人それぞれ異なりますが、依存傾向が強いような場合はうつ病の治療をしっかり受けることがまず大切です。

相手に依存する恋愛では互いに救われませんから、原因と考えられるうつ状態を改善し、依存傾向のある相手とは距離を置くようにしましょう。

特に依存傾向が強くなるタイプとしては、いつも誰か好きな人がいないとダメとか、恋人がいないと不安で仕方なくなるとか、恋愛をすることで精神の安定を求めるようなタイプです。

うつ病でも恋愛をすることはできますが、こうした依存傾向がある場合はかえって恋愛によってうつ状態を悪化させてしまうことがあるため、注意してください。失恋した場合なども気をつける必要があります。

また、うつ病の皆さんは、恋愛や恋人が自分を救ってくれると考えるのではなく、恋愛をすることで互いを高めていくことを考えていかなければなりません。

うつ状態に陥っているとこう考えることは非常に難しいものですが、うつ病の彼氏や彼女がいる皆さんは、こういう時こそ力になってあげましょう。

決して互いに依存し合うのではなく、いい距離感を保ちながら互いに助け合える関係性を目指してみてください。

生活の中で泣くことが増えた、必要以上に感情移入してしまう場合も

特に悲しいことがあったわけでもないのに涙が出る、テレビのニュースやドラマなどの悲しい話に必要以上に感情移入してしまって涙が出てくる・・・うつ病を発症するとこのような症状が現われることもあります。

うつ病の代表的な症状には憂うつ感、気分の落ち込み、イライラ感、無気力感、全身の倦怠感、食欲低下、睡眠障害などが挙げられますが、わけもなく涙が出る、ちょっとしたことで泣きたい気持ちになる、感情移入しやすくなるといった症状もまた、うつ病の特徴となっています。

同じうつ病でも人によって程度は異なりますが、うつ病は気持ちが不安定になっているため、ちょっとしたことで涙が出たり、ドラマなどの作品に過剰に感情移入してしまったり、感情の起伏が激しくなることは珍しいことではありません。

特にドラマや小説、アニメ、漫画といった作品に感情移入することは、場合によってはうつ状態を悪化させてしまう恐れがあるため注意が必要です。

その作品の内容にもよりますが、病気が関わる作品や死が関わる作品などは、感情移入をすることでうつ状態を強めてしまう恐れがあります。

健康な人でも難病ものを扱っているドラマや小説などの作品に触れることで、軽い気分の落ち込みを感じたり、涙が出て止まらなくなったりすることがありますが、うつ病の場合は病気の悪化に直接関わることもありますので、できれば避けるようにすることをおすすめします。

患者によっては自分から避けていることもありますから、もし自分から「こういうドラマは見たくない」とか「こういう小説は読みたくない」と言っているような場合には、無理して見せたり読ませたりしないようにしてください。

また、うつ病患者の周囲の視点から見てみると、うつ病患者に対する感情移入というものも大きな問題として挙げられます。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、その人に対してあまり感情移入せず、症状を客観的に冷静に見る必要性があります。

これはうつ病を専門としている心療内科や精神科の医師にも同様に言えることなのですが、患者に対して感情移入しすぎてしまうと、自分自身もうつ状態に陥ってしまう恐れがあるからです。

例えば、皆さんはうつ病の患者の話を聞いて相談に乗ってあげることになったとします。患者は話を聞いてもらうことで気持ちがとても楽になるのですが、皆さんがその話に感情移入してしまっていたらどうでしょうか?

今度は皆さんがうつ状態に陥ってしまう恐れが高まってしまいますので、話を聞くにしても感情を入れすぎず客観的な姿勢を保つことが大切です。

うつ病の人と付き合っていくためには、皆さんがある程度突き放した気持ちで付き合う必要があります。
(⇒うつ病の人と付き合うことに疲れたら

冷たい、優しくないといった印象に思われても、皆さん自身もうつ病になってしまっては元も子もありません。患者に協力することも大切ですが、それ以前に自分のことも大切にしてあげてくださいね。
(⇒大切な人がうつ病でもまずは自分のことを大切に

一人暮らししても大丈夫?うつ病を発症したら周りに人がいる生活を

ある程度の年齢になると、実家を出て一人暮らしをすることが多くなります。進学や就職をきっかけに一人暮らしすることが特に多く、10代から一人暮らしをすることは決して珍しくありません。
(⇒進学や就職など環境の変化もうつ病の原因に

親元から離れて自立するということですから、人間として成長していくためにはとても良い経験になるものですが、うつ病を発症していた場合はどうでしょうか?

一人暮らしの負担によってうつ状態が悪化してしまうことも考えられますし、周りに助けてくれる人がいない状況はうつ病を治療するためにもあまり良い環境とは言えません。

特に医師からうつ病と診断された直後は、うつ状態が落ち着いていないため、もし既に一人暮らしをしていた場合には実家に帰って休養を取るなど、一人になる環境を避けることが必要です。

うつ病を発症している患者自身は「一人になりたい」「誰とも会いたくない」「誰とも話したくない」という気持ちになってしまっている状態ですが、うつ病は一人で治療できる病気ではありません。

普段の生活を送ることはもちろん、病院に通う場合にも周りにいる家族の助けが必要となるのです。うつ病を発症すると、自分から一人になって殻に閉じこもってしまいがちになりますが、家族の皆さんはその状態を温かく見守っていてください。

過剰に何かをしてあげる必要はありませんし、患者中心の生活を送る必要も全くありません。うつ病の人と暮らしていくためには何かを頼まれたらやってあげる、自分の生活を第一に考えることなど、適度な距離感を保っておくことが大切です。

患者の生活状況や気持ちの浮き沈みにいちいち付き合っていても、今度は周りにいる皆さんがうつ状態に陥ってしまうことも考えられます。

うつ病の人と生活していくためには、相手に関わっても関わりすぎないことが必要なので、家族の皆さんも自分の生活を大切にしながら協力していくことを心がけてくださいね。

また、うつ病はひどいと何か行動を起こすことさえできなくなってしまいます。食欲げ湧かず食べる気力が見られない、睡眠を全く取れていないように見える、水分さえも摂れない、トイレに行くこともできないなど、とても自宅で生活できない状態の場合は、すぐに医師に相談して入院の手続きをしてください。

重度のうつ病は入院が必要となりますので、自宅療養ではなく入院治療を選ぶことが患者本人のためでもあり、家族のためでもあります。

うつ状態を落ち着かせることが先決ですので、症状の程度によっては入院させるようにしましょう。

適切な治療を受けることでうつ状態は徐々に改善されていきますが、うつ病は回復期に入った場合でも気持ちは大変不安定となっています。

患者本人が「一人暮らししたい」などと行動したくなったとしても、場合によってはうつ状態が悪化してしまう恐れが考えられます。

様子を見るためにも、患者本人がうつ病としっかり向き合うことができるようになるまで、一人暮らしは止めておきましょう。

日頃から風邪を引かないよう注意!風邪を予防してうつ病の悪化も防ぐ

憂うつ感や気分の落ち込み、イライラ感などの精神的症状をはじめ、食欲不振や睡眠障害、倦怠感などの身体的な症状なども現れるうつ病。

現代では働き盛りの年代だけではなく、20代や30代の若年層、子供までもうつ病を発症しているケースが見られています。

従来型のうつ病とはまた違った症状が現れる新型のうつ病も発症率が高まっているため、少しでもおかしいと思ったら早めに医師に相談しましょう。

うつ病は自分で発症していることに気づかない場合もあるので、周りの家族などに変化が見られている場合にもよく注意してください。

このように心が風邪を引いてしまったような状態がうつ病なのですが、うつ病を発症している場合も実際に風邪を引くことがあります。

風邪を引いて熱が出る、咳が出る、身体がだるい、といったような症状はうつ病の症状を悪化させてしまうことがあるので、まずは風邪を予防することが大切です。

特に身体のだるさなどの倦怠感や食欲不振は、うつ病の症状の一つですから、風邪を引いたことでより症状がひどくなることがあります。風邪と相乗してうつ病が悪化することを防ぐためにも、日頃から風邪を予防するように注意しておきましょう。

そこで必要となるのが、生活習慣の見直しです。生活習慣が乱れていると体調を崩しやすくなり、風邪を引きやすい状態になってしまいます。

それだけではなく、生活習慣が乱れていることはうつ状態の悪化にも繋がってしまうため、うつ病を発症している場合はより生活習慣を改善することが重要となっています。

うつ病自体も生活習慣の乱れが原因となって発症することがあるので、うつ病予防のためにも生活習慣を見直すことを心がけていきましょう。

偏った食生活になってしまっている場合は栄養バランスが整えられた食事を摂ること、運動不足になっている場合は適度な運動を心がけることなど、生活習慣で問題がある箇所を一つずつ見直してみてください。

特に睡眠はうつ状態の緩和にも効果的ですから、睡眠をしっかり取ることでうつ病の悪化も風邪も防ぐことができます。

しかし、うつ病を発症している場合は睡眠障害に陥ってしまっていることが多く見られているため、毎日たっぷり睡眠を取ることができない患者も少なくありません。

そうした睡眠障害から風邪などの症状が現れてしまうこともあるので、まずはうつ状態を落ち着かせて毎日睡眠を取るために、医師の指示に従って薬物療法を続けていきましょう。

もちろん薬だけに頼らず、早寝早起きを心がける、寝る前はテレビやパソコン、携帯電話などの光を見ることは避けるなど、睡眠を取りやすい状態にしておくことも重要です。

また、うつ状態から睡眠障害に陥るだけではなく、睡眠障害からうつ病に発展してしまうこともあるので、睡眠に問題が見られているような場合は早めに医師に相談して対処することをおすすめします。良質の睡眠を取って風邪もうつ病も防いでいきましょう。

自分一人だけで頑張らないで!他の誰かに仕事を任せてみることも大切

真面目な性格の人は「自分で決めたことは自分でやらなければ」と思うことが多いため、仕事に対しても自分一人だけで頑張ってしまいがちです。

こうして責任感の強い人が職場にいると仕事をやる上ではとても助かることですし、周りからの信頼も厚くなり、自分自身のキャリアアップにも繋がって給料も増えていく、といったように良いことばかりのようにも思えますよね。

しかし、頑張りすぎは時に身体や心の不調にも繋がってしまう場合もあるので、真面目に仕事をこなしている皆さんは注意が必要です。

仕事をしていて「最近ちょっと疲れたな」とか「何だか調子が悪いな」と感じているようであれば、自分一人で頑張らずに他の誰かに仕事を任せてみてください。

と言っても、真面目な性格の人は「これくらいの疲れは何てことない」と、頑張りすぎてしまうことは珍しくありません。

頼りにはされるけれど他の誰かを頼ることが少ない、という状況は一人で頑張りすぎてしまう恐れがあるので、うつ病も発症しやすくなってしまっています。

うつ病は過剰なストレスや環境の変化なども影響していますが、その人自身の性格というものも大きく関係しているため、真面目な性格、几帳面な性格何事に対しても完璧主義なところがある、という皆さんはうつ病を発症しないよう十分に注意してください。

また、もしこうした性格が影響したことによってうつ病を発症してしまったような場合も、仕事を誰かに任せるなどして自分は楽をすることが大切です。

「自分の仕事は自分の仕事なのだから、そんなことはできない」と思ってしまうかもしれませんが、こうした考え方もうつ病の典型的な症状の一つです。

自分が悪い、自分が何とかしなければならない、という考えに捕らわれてしまうため、心や身体に過剰なストレスがかかり、うつ状態に陥ってしまうのです。

こうしたうつ病のケースは、自分自身ではうつ病を発症していることに気付いていない場合が多く見られています。

近年ではうつ病という病気の知名度が上がり、うつ病を発症した時に現われる代表的な症状なども知られていることから、「もしかしたらうつ病かもしれない」と自分自身で思うことからうつ病を発見することもありますが、うつ病の発症に気付いていない場合の方が圧倒的に危険です。

うつ状態が悪化してしまうこともありますし、他の精神疾患との併発も考えられます。うつ病を発症していることに気付かず、今まで通りの仕事内容をこなそうとしてしまっている人も多く見られているので、そのような場合は職場で働いている周りの人が気付いてあげることも必要です。

最近やけに疲れているように見えるとか、最近食欲がなくなってきたように思えるとか、何らかの変化を感じることがあれば、まずはその人の話をよく聞いてあげてみてください。そして、もし仕事をしていて辛そうにしていたら何も言わずに助けること、それだけでも心は楽になります。

自宅で休養が取れない場合は入院治療がおすすめ、うつ病の入院生活

同じうつ病でも、患者それぞれ症状の程度は異なります。軽度のうつ状態の人もいれば重度のうつ状態の人もいるため、その患者の症状に合わせて治療方法にも違いが現れています。

一般的にうつ状態が軽度である場合は、自宅けら病院に通うことがほとんどで、定期的に通院することによってうつ病の症状を緩和させていきます。

もちろん自宅ではしっかり休養を取ること、医師から処方された薬を指示された通りに服用することなど、自宅での治療も必要となるので、通院治療を行う場合は基本的に家族や周りにいる人達の協力を得ることが不可欠となっています。

そのため、うつ病を発症している患者とは一緒に暮らすことが必要です。うつ病を発症すると判断力もにぶくなり、薬の服用方法を誤ったりする恐れが高くなる危険性があります。

患者自身は「人と関わりたくない」という気持ちが強くなっていますが、一人暮らしをさせることは避け、家族と同居することをおすすめします。

家族と同居することで、家族は患者の行動にも注意することができますし、患者自身がゆっくり休養を取るためにも気持ちが安らげる場所で暮らすことが一番です。

しかし、場合によっては自宅で十分な休養が取れずにうつ状態が悪化してしまうケースもあります。

家族との関係性が上手くいっていない場合、うつ病に対する家族の理解が足りない場合、ストレスが溜まる生活を続けてしまっている場合など、自宅で休養が取れない場合には、病院に入院して治療を行うことになります。

その状態のまま自宅で過ごしていてもうつ病の症状は一向に良くなりませんし、それどころか悪化してしまう恐れが高まりますので、自宅で十分に休めない場合は入院して適切な治療を受けましょう。

もし、医師により重度のうつ病であると診断されたような場合は、通院ではなくすぐに入院して治療を行うことが必要となります。

では、うつ病の入院治療ではどのような治療が行われているのでしょうか?ここからはうつ病の入院生活について見ていくことにしましょう。

うつ病の症状を改善させるための治療は主に休養ですから、入院生活においても休養を取ることが基本となります。

もちろん薬物療法も行いますから、食後には薬を服用することが決められています。食事は病院食ですが点滴などを打つことはありませんし、時間帯によっては家族と面会することも可能です。

ただし、外出許可が出るまでは出かけることはできませんので、外出に関しては医師の指示に従うようにしてください。

うつ病はゆっくり休むことが一番の治療となっていますので、病院では本や漫画を読む、ゲームをやる、とにかく寝るなど休むことに専念しましょう。

また、病院には自分と同じうつ病患者が入院していますので、互いに干渉せずに一人の時間を大切にすることもできます。負担を減らして休養を取ることができますから、自宅で休めないような場合も入院治療をおすすめします。

負担になってメールができなくなることも、連絡は気長に待ってみて

気分が優れず落ち込んでしまうことは誰にでもあることですが、うつ病を発症するとその症状が長期的に現れるようになります。

気分の落ち込みの他、何も理由はないのにイライラしたり、何事に対しても無気力になってしまったり、気分に様々な変化が現れるため、人によってはただのわがままなのではないかとか、自分勝手なだけなのではないかとか、その人自身の人格を疑われてしまうことも少なくありません。

しかし、うつ病を発症している人はわがままや自分勝手に行動しているわけではなく、うつ病という病気がこのような状態にしてしまっているのです。

例えば、現代を生きる私達にとって非常に身近なメールというツールも、うつ病の患者には負担になってしまうこともあります。

実際にメールが好きではないとか、メールを打つことが面倒に感じるとか、日頃からそう思っていてメールをしない、という人は多く見られていますが、こうした人は自分の意思で「メールをしない」という結論に至っているので特に問題はありません。

問題なのは「メールを返さなければならない」「メールを返さなければ相手の迷惑になる」など、メールに対して真面目に捉えすぎてしまっているような場合です。

一般的にうつ病は真面目で完璧主義の人、お人よしで他人からの頼みを断れない人など、ついつい考えすぎてしまいがちな人はうつ病を発症しやすい性格と考えられているため、メールに対して真面目に捉えすぎてしまっている場合も、メールというツールが精神的な負担になってうつ病を発症してしまうことがあるのです。

近年では仕事においてはもちろん、家族や友達との連絡手段としても欠かせないものとなっているメールは、基本的には気軽なコミュニケーションツールで生活の中にも取り入れやすいものですが、人によってはメールをすること自体に負担を感じて、メールができなくなってしまうことがあります。

うつ病を発症している人だけではなく、いつもは律儀にメールを返してくれる人でも時々メールの返信が止まるなど、変化がある場合は状況をゆっくり見守ってあげましょう。

「どうして返信しないの?」とか「早く返事欲しいんだけど」というように、メールの返信を要求するようなことは絶対に避けてください。

いつもメールを返してこないような場合は、相手からちょっと謝られる程度で状況は治まりますが、根が真面目でメールに対しても真面目に捉えすぎてしまう人、うつ病を発症していて精神状態が不安定になっている人に返信を要求してしまうと、「早くメールを返さなければならない」と強迫観念に襲われてしまうこともあります。

このような状態になると、うつ病を発症している人はうつ状態が悪化してしまうこともありますし、現在はうつ病を発症していない場合でもうつ状態に陥ってしまう恐れが考えられますから、周囲にいる皆さんは相手の負担にならないよう、連絡を気長に待つことも必要でしょう。

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