うつ病と依存症

アルコール依存・恋愛依存・セックス依存、普段の生活に関わる依存症

他の精神疾患と併発しやすい特徴を持つ「うつ病」。ここではうつ病と併発することが多く見られている様々な依存症について、詳しく見ていくことにしましょう。

まずうつ病を発症すると増えるのがアルコールの摂取です。お酒をよく飲むようになる、お酒を飲まなければいられなくなる、薬をお酒で飲んでしまうなど、アルコールに頼ることで精神安定を求める傾向が強く見られるようになります。

全ての人がこのような「アルコール依存症」になるわけではありませんが、うつ病を発症するとお酒を飲むことが増えて、うつ状態が強くなってしまう危険性が高まってしまうため、家族の皆さんも十分に注意する必要があります。

特にお酒で薬を飲んでしまうことは大変危険です。抗うつ薬などを服用している時期はお酒を控えることを医師からも注意されますが、どうしてもお酒と一緒に薬を服用してしまう場合は医師によく相談の上、入院治療を考えることも念頭に入れておくことをおすすめします。

また、アルコール依存症からうつ病を発症するケースもあるため、そのような場合はアルコール依存症をしっかり治療することからうつ状態に陥ることを予防していきましょう。

その他、恋愛やセックスなど男女関係の中で依存症が現われる場合も多く見られています。うつ病になっても恋愛をすることはできますが、依存傾向が強い恋愛の場合は注意が必要となります。

恋愛は互いに支え合える関係性を持つこともできるため、人によってはうつ状態を緩和させていく効果もあります。

しかし、恋愛に依存してしまうタイプの人にはうつ状態に拍車をかけてしまうばかりではなく、他の精神疾患を発症してしまう恐れも考えられているため、恋愛関係に甘えてしまうような場合は「恋愛依存症」に陥りやすくなっています。

恋人がいなければ何もできないなど、恋人がいない生活なんて考えられない、恋人がいないと寂しくてどうしようもなくなるなど、一人でいることに対して過剰な不安感を抱いているような場合は恋愛依存になりやすい傾向があるので、うつ病を発症していない場合でも注意してください。

恋愛依存症の場合も後からうつ病を発症することがありますから、うつ病の発症を防ぐためにも恋愛依存症から抜け出すことを考えていきましょう。

また、恋愛依存と共に現れやすいのが「セックス依存症」です。一般的にセックスが好きな人はセックス依存症になる危険性は低いですが、心の奥底にある寂しさ、誰かに甘えたい気持ち、人肌の温もりを求める気持ちがあることから、セックスせずにはいられない状態になってしまうことがあります。

楽しむためのセックスではなく精神安定を求めるためのセックスなので、セックスをしている間だけは愛を感じられることができる、という人も少なくありません。

こうした症状も精神疾患の一種なので、まずは一人で悩まず医師に相談してみましょう。