うつ病と仕事・生活について

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うつ病を治療していく上で大事なのは家族や大切な人との心の繋がり

病気をしている時は誰でも不安を感じるものですが、うつ病の場合は病気特有の症状自体に不安感や憂うつ感が現れていることが特徴です。

うつ病を発症すると憂うつな気分になって落ち込みがちになり、何事に対しても興味が持てず、無気力な状態になってしまいます。

仕事や勉強もすることができなくなり、職場や学校に行くことができない、といううつ病患者は珍しくありませんし、ひどい場合は普通に家で生活を送ることも難しくなってしまいます。

こうした状態は他人から見ると「怠けている」とか「さぼっている」とか、決して良いイメージには捉えられませんが、うつ病を治療するためにはこうした症状について周囲が理解することも重要となっています。

どんな病気に対しても言えることですが、うつ病もまた患者一人で戦える病気ではありません。特に精神的に不安定で無気力になってしまううつ病は、周りの助けを得られず一人きりになることでますます症状が悪化してしまう恐れもあります。

うつ病を発症していながらもこれまで通り仕事を続けてしまう、学校に行き続けてしまう、普段通りの生活習慣を守ろうとしてしまうなど、うつ病を発症してしまった原因ともなっている環境や生活を変えなければ、治るものも治りません。

うつ病をしっかり治療していく上で大事なのは、まずうつ病を発症している患者自身が自分がうつ病であることに対してしっかりと向き合うこと、そして周囲にいる家族がうつ病の患者に対する理解を示すことになります。

いくら患者自身がうつ病に向き合って治療していこうとしていても、周囲の家族の助けが得られないというのは非常に苦しい状況です。

助けてくれる人がいないとなると、一人きりでうつ病に立ち向かわなければならないストレスによってまたうつ状態が悪化してしまうことは避けられません。こうした状況を避けるためにも、患者の一番近くいる家族が協力してあげることが大事なのです。

また、家族だけではなく友達や恋人などの協力も必要です。大切な人との心の繋がりがあることは、うつ病の回復へと繋げることができます。

うつ病の症状を改善させていくためには、早期にうつ病を発症していることに気付くことはもちろん、周囲の人達の助けによってどれだけ心の繋がりが得られたか、という点も重要です。

うつ病を発症しやすい人の特徴としては、不安や不満などを誰にも話さず一人で抱え込んでしまう、ストレスを溜め込みやすい、人からの頼みを断ることができない、何事に対しても完璧を目指してしまうなど、真面目な性格の人が多いと言われています。

このような性格の人はなかなか他人に本音を話すことがなく、一人きりで悩んでしまうことも少なくありませんので、周囲の皆さんはまず本人が心を開けるような環境を作ってあげるようにしてください。

何でも話せる、相談できるような環境を与えて、心の繋がりを作っていくことが大切です。

厳しい仕事内容との向き合い方に注意して、サラリーマンとうつ病

私達の仕事は人によって様々ですが、毎月一定の給料を貰うことができるサラリーマンは非常に多く見られています。皆さん自身がサラリーマンであることもあれば、皆さんの家族がサラリーマンであることもありますよね。

毎月安定したお金を稼ぐことができるので、家庭の生活は十分に潤っているという場合も少なくありません。しかし、サラリーマンも非常にうつ病なりやすいと考えられているため、仕事に対する向き合い方はよく考えておくことが大切です。

仕事内容は様々ですが、特に営業などノルマが厳しい仕事に就いているような場合は、職場環境やその人の性質によっては心身的な負担が大変なものとなってしまうこともあります。

普段から真面目な性格の人は、仕事に関しても真面目にこなしていくものですが、あまりに真面目すぎるが故に「仕事を完璧にこなさなければならない」と自分で自分を追い詰めてしまうことも珍しくありません。
(⇒一人で完璧を目指さないで他人を頼ってみること

また、ノルマに達していないことから必要以上に焦ってしまったり、上司からの言葉に対して過剰に反応してしまったりして、精神的にどんどん追い詰められてしまうこともあります。

こうした精神的負担が増えていくに連れて、心身的に感じるストレスも大きく膨らんでいきますが、このストレスを上手く発散することでうつ状態に陥ってしまうことを防ぐことは可能です。

ところが、休日は仕事の疲れで何もしたくなくなるとか、趣味を楽しもうと思っても体力や気力が着いていかないなど、仕事による疲れとストレスが休日にも影響してしまうこともあります。

もちろん、疲れている中で無理をして外出することなどはおすすめできませんが、自分が楽しいと感じることにさえにも無気力になってしまう状態が2週間以上も続くとなると、うつ病を発症している恐れが高いと見て良いでしょう。

その他、いつも疲れている、夜眠れない、仕事のことばかりを考えてしまう、食欲が落ちてきた、憂うつな気持ちになることが増えた、自分自身に必要性は無いと考えるようになるなど、長期間精神的にも身体的にも何らかの症状が現れている場合は、すぐに医師に相談することをおすすめします。
(⇒うつ病の代表的な症状

うつ病を専門としているのは精神科や心療内科ですが、最初はかかりつけの内科などで話を聞いてもらうだけでも構いません。

症状によってはうつ病ではなく他の病気を発症していることも考えられますし、いきなり精神科に行くなんてなかなか勇気が出ない、という皆さんも多いかと思いますので、まずは今の症状について医師に相談してみるようにしましょう。

ただし、精神科や心療内科は決して怖いところではありません。皆さんが悩んでいること、不安や恐怖を感じていることについてしっかりと話を聞いてくれる医師がいますから、病院が怖いと思い込んでしまっている皆さんは、家族に付き添ってもらうなどして、病院に行く勇気を出してみることから初めてみると良いでしょう。

雨の日は気分が落ち込む、天気もうつ病の症状を強めるきっかけに

今日は天気が良いから気分も良い、今日は天気が悪いから何となく気分が優れない・・・。このように気分が天気に左右されてしまうことは誰にもあることですよね。

しかし、うつ病を発症している場合は気分の差が必要以上に現れてしまうことがあるため、人によってはうつ状態がひどくなってしまうことも珍しくありません。

うつ病は憂うつ感や気分の落ち込みなど様々な症状が長期的に現れる精神疾患ですが、うつ状態の程度は患者それぞれで異なることはもちろん、気分の良い日もあれば気分の優れない日もあり、日によって気分に大きな差が現れることもあります。

気分障害とも呼ばれていることがうつ病の特徴なので、ちょっとしたことがきっかけでうつ状態が悪化したり、気分が良くなったりすることは決して少なくありません。

毎日の天気もその小さなきっかけの一つで、晴れて天気が良い日は比較的気分が良くなる、雨など天気が悪い日は気分が塞ぐ、といったような症状として現れるようになるのです。

このような気分の変化は、うつ病ではない場合も見られるものですし、雨の日に憂うつな気分になることなどは誰もが経験していることでもあります。

そのため、うつ病が要因となって現れている気分の落ち込みも「気の持ちようで何とかなる」とか「天気が悪いくらいでそこまで落ち込むことはない」と見られてしまうことも多いのですが、うつ病の症状はただの気の持ちようでどうにかなるものではありません。

他人から見ればわがままに思えたり、天気が悪いことを言い訳にしてさぼっていると思われたりしても、このような気分の変化はうつ病という病気がそうさせてしまっているので、本人にとっても仕方のないことなのです。

わがままを言いたいわけでもなく、怠けたりさぼったりしたいわけでもないのにかかわらず、天気が悪くなるとどうにもこうにも気分が優れず無気力感に襲われてしまう、この非常に分かりにくい症状がうつ病の特徴です。

他人からはもちろん、自分でもどうしてここまで気分が落ち込むのか分からない・・・と感じてしまうのがうつ病なので、家族や友達など周囲にうつ病を発症している人がいる場合は、決して無理をさせようとせず、症状が落ち着くまで見守ってあげるようにしましょう。

うつ状態に陥っていると人と話したくなくなったり、一人になりたいという気持ちが強くなってりするため、必要以上に構わないように注意してください。

うつ病の人を放っておけない、と思う皆さんも多いかもしれませんが、患者が一人になりたい時は一人にさせることを第一に考えましょう。

だからと言って全てを見捨てるというわけではありません。患者に協力できることは協力する、患者が一人でできることは一人でやらせるなど、状況によって臨機応変に行動することを心がけるようにしましょう。

うつ病の患者と長く付き合っていくためには、周囲の人々のこうした心がけが大切となっています。

とにかく無理をしない!うつ病はゆっくり休むことを第一に考えて

何につけてもついつい無理をしてしまう・・・という皆さんは、うつ病にかかりやすいと考えられています。仕事や勉強などを頑張ることはとても素敵なことですが、頑張ることと無理をすることは違います。

頑張れる分だけの体力や気力があれば良いのですが、無理をして仕事や勉強をしてしまうと心や身体には大きな負担がかかります。

こうした負担はストレスとなり、うつ状態に陥る原因となってしまいますので、うつ病の予防にはとにかく無理をしないことが先決となります。

もちろん、うつ病を発症してしまった場合にも無理をすることは厳禁です。うつ病を発症している状態は、心が風邪を引いてしまっている状態とも考えられていますから、普通の風邪を引いた時のようにしっかり休養を取ることが大切なのです。

休まなければならないのにもかかわらず無理をしてしまったら、風邪を治すことはできませんよね。うつ病も普通の風邪と同じように、休む時は休む、無理をしてはいけない時は安静にする、といった心がけが重要とされています。

精神疾患には様々な症状がありますが、特にうつ病は休養を取ることも治療法の一つとなっています。心も身体も疲れてしまっている状態なので、無理はせずゆっくり休むことを第一に考えるようにしましょう。

そのためには、仕事や学校などを長期的に休む必要があります。仕事は絶対に休めない、学校には行かなければならない、と思ってしまう人も多いかもしれませんが、こうした考えになってしまうこと自体もうつ病の症状のうちに当てはまります。
(⇒仕事や学校を休むためには診断書が必要

一般的にうつ病を発症する人は真面目な性格の人が多いと考えられており、仕事や学校に対して「絶対に行かなければならない」という考えに捕らわれすぎてしまっていることから、自分の許容範囲を超えてまで頑張りすぎてしまう、無理をしてしまう、といった状態になってしまうのです。

こうした強迫観念が強すぎるような場合は「強迫性障害」を併発している恐れもありますので、まずは心療内科や精神科のある病院を受診してしっかり医師に診てもらうようにしてください。

うつ病は放っておくと悪化してしまいますし、強迫性障害以外にもパニック障害など他の精神疾患を併発してしまうことも珍しくありません。

様々な精神疾患との併発を防ぐためには、まずうつ病自体の症状を緩和させていくことが必要なので、医師の指示に従って適切な治療を受けるようにしましょう。

うつ病の治療は主に抗うつ薬などを使用する薬物療法、考え方や捉え方を変えていく認知行動療法などが行なわれていますので、医師や周りの家族に協力してもらいながら、ゆっくり治療をしていきましょう。

決してすぐに良くなる病気ではありませんが、早期に症状の発症に気付くことで回復も早くなります。もし少しでもおかしいなと感じることがあれば、話を聞いてもらうだけでも良いので、心療内科や精神科の医師に遠慮なく相談してみてください。
(⇒カウンセリングで相談を

自分のペースを大切に、学校生活に戻るために一度学校から離れてみて

うつ病を発症するのは大人だけではありません。小学生などの子供、中学生や高校生など思春期の年代もうつ病を発症してしまうことがあります。

一般的に仕事に対して大きなストレスを抱えている働き盛りの年代の発症率が多いとされているうつ病ですが、子供にとっては毎日のように通う学校がストレスの根源となっている場合もあります。

学校の勉強ができない、友達がいない、いじめられているなど、学校におけるストレスの度合いはそれぞれ異なるものの、誰しも少なからず感じているものです。

特に友達がいなくていつも一人でいる、クラスメイトにいじめられているといったような場合は、ストレスが原因でうつ病を発症してしまうことも少なくありません。ストレスが精神的・身体的な負担となり、うつ状態へと陥ってしまうのです。

学校が原因でうつ状態になってしまった場合は、やはり学校から一度離れて休養を取ることが重要となりますが、あまり長く休んでしまうと学校に行きづらくなってしまうこともありますよね。

インフルエンザなどで何日も学校を休まなければならなくなった場合など、いざ学校に行けるとなってもどこか行きづらさを感じてしまった、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

うつ病とインフルエンザは全く異なった病気ですが、学校から離れて休養を取る点では似通っています。

しかし、うつ病の場合は治るまでには長い時間がかかるため、インフルエンザのように1週間もすれば学校に行けるようになる、といった目安は簡単に図ることができません。

1ヶ月で学校に通えるくらいに症状が改善される人もいれば、半年経ってから学校に行けるようになってきた、という人もいるため、うつ病は症状の程度や改善の状態によって、学校に行けるようになるまでの期間は異なることが当たり前となっています。

なので「うつ病を早く治さなきゃ」と思う必要もありませんし、学校の勉強が遅れてしまうなど不安に感じなくても大丈夫です。

このように思ってしまうこと自体がうつ病の症状とされていますので、自分のペースで学校に復帰するためにもまずは心と身体をしっかり休ませるようにしましょう。

ただし、学校や友達から孤立させてしまうことは決してうつ病の回復に繋がりませんので、家族や学校関係者は十分に注意しておくようにしてください。

患者が学校に復帰しても、うつ病に理解のない学校である場合はうつ病で休んでいたことに対する偏見が大きくなっているため、患者自身はまたうつ状態を発症してしまう恐れが考えられます。

うつ病は周囲の人々の理解が必要な病気であるため、学校関係者の皆さんは「学校をさぼっている」「ただ学校に行きたくないだけのわがまま」といった考え方を生徒達に教えることは絶対に避けてください。
(⇒わがままや怠け癖ではないうつ病

家族の皆さんもお子さんが学校に復帰した時に安心して学校生活を送れるよう、学校の友達や先生と密に連絡を取ることをおすすめします。

自分の誕生日に憂うつになる、他人の誕生日を忘れてしまう場合も

自分の誕生日を祝ってもらえるのはいくつになっても嬉しいものです。例え年齢を重ねても、周りからかけてもらえる「おめでとう!」という言葉は心に響きますよね。

しかし、うつ病の場合は自分の誕生日を迎えることでどうしようもなく憂うつな気持ちになったり、誕生日が来る時期になると気分が落ち込みがちになるなど、誕生日を喜べない場合もあります。

自分の誕生日なのに嬉しくないの?と不思議に感じる皆さんも多いかと思いますが、うつ病を発症すると何事に対しても無気力なってしまい、誕生日のことを考える余裕がない場合も多く見られています。

誕生日だと気付いたとしても、どうして自分は生まれてきたんだろうとか、自分なんか生きていても仕方がないのに、といったように気分が塞ぐきっかけになってしまうことも少なくないのです。

決して自分の誕生日を喜びたくないわけではなく、喜びたくても喜べない状況になってしまっているのがうつ病です。頑張りたくても頑張れない、楽しみたくても楽しめない状態になってしまうのです。

これはうつ病という病気がそうさせてしまっているだけで、患者本人が悪いわけではありません。よく「うつ病はわがままなだけ」と言われていますが、これは大きな間違いです。
(⇒うつ病は単なるわがままや怠け癖ではない

うつ病は心が風邪を引いてしまっている状態です。風邪をしっかり治さない限り、こうした考え方をぬぐい去ることはできないので、まずは憂うつ感を改善させるために適切な治療を受ける必要があります。

心療内科や精神科はうつ病を専門的に扱っていますから、少しでもおかしいと思ったら早めに病院を受診することをおすすめします。

ただ、うつ病は自分ではなかなか気付きにくい病気でもあります。患者本人がうつ病であることに気付いていなくても、周囲にいる家族や友達、恋人から見て何らかの変化が見られている場合には、一度よく話を聞いてあげるようにしましょう。

うつ病の治療を始めるには早いに越したことはありません。早期に症状に気付き治療を始めることで、症状の悪化を防ぐことができます。回復も早くなりますので、まずは症状が現れている場合はすぐに医師に相談するようにしてください。

気分が落ち込みがちになって無気力になるだけではなく、ちょっとしたことでイライラすることが増える、夕方になると憂うつな気分も楽になってくる、といったような症状はうつ病の代表的な症状です。

その他にも食欲不振や睡眠障害の症状が現れたり、判断力や記憶力が鈍ってしまうこともあります。なので、誕生日についても他人の誕生日を忘れてしまう場合も珍しくありません。

そのような場合に誕生日の話題を出してしまうと、患者の負担になってしまうこともあるので、まずは状況を見守ってみてください。

祝ってもらえなくて寂しいと思ってしまう皆さんも多いかもしれませんが、うつ病の症状を悪化させないためにも、状況を温かく見守る余裕を持つようにしましょう。

健康的な生活を送ることでうつ病を改善、自分の生活習慣の見直しを

栄養バランスの整った食生活、良質な睡眠、適度な運動などは健康的な生活を送るために必要なものであり、当たり前のことでもありますが、現代人にとっては難しい場合もありますよね。

食事の栄養は偏りがち、不眠の症状がある、運動不足、といった人もとても多いかと思いますが、こうした生活習慣の乱れは「うつ病」の発症にも繋がります。

不規則な生活習慣を送っていると、自律神経に乱れが見られるようになり、セロトニンの分泌力も低下してしまいます。

セロトニンとは脳内物質の一種ですが、気持ちを落ち着かせて精神を安定させる働きがある物質なので、セロトニンの分泌力が低下すると憂うつな気分になりやすくなったり、イライラや不安を感じやすくなってしまうのです。

こうした症状はうつ病の代表的な症状であることから、うつ状態とセロトニンの不足は大きな関係があると考えられています。

反対に規則正しい生活習慣を送ることによって、セロトニンの分泌は安定し、気持ちも落ち着いて明るい気分で過ごすことができるようになります。

うつ病の治療に「薬物療法」がありますが、治療で用いられる抗うつ剤にはセロトニンを補う働きがあるため、抗うつ剤を服用することでセロトニンを増やし、うつ状態を緩和させていくことができるというわけです。
(⇒うつ病の薬物療法

しかし、薬ばかりに頼っていてもうつ病は一向に良くなりません。薬はうつ状態を緩和させるために使うものであって、うつ病を完治させるものではありません。

うつ病を完治させるためには日々の生活習慣を見直すことはもちろん、物事に対する考え方や捉え方を変えるために認知行動療法も行なう必要があります。

薬物療法も重要な治療法ですが、薬ばかりに頼らず自分の力も信じるようにしなければ、うつ病の改善には至らないのです。

そのため、まずは生活習慣を見直していくことが大切というわけですね。不規則な生活習慣はうつ状態にさらに拍車をかけてしまうことになりますから、自分でできるところから生活を改善していくようにしましょう。

例えば、いつも遅い時間に寝て睡眠時間が十分に取れていない、という場合には、早寝早起きを心がけることから始めてみてください。

特に早起きをして朝日をたっぷり浴びることで体内リズムがリセットされるので、もし夜更かしなどをしていた場合でも、身体は新しい1日を始める準備をするようになります。

そうすることによって夜になれば自然と眠気が現われるようになり、ぐっすりと眠ることができるようになりますので、まずは早起きをして朝日を浴びる習慣をつけるようにしてみてください。

うつ病にとって、良質な睡眠は重要な治療の一つでもあります。毎日しっかり眠ることができるように、朝日のパワーを借りてみると良いでしょう。

その他にも食生活を見直してみること、自分が継続できる適度な運動を行なうことなど、自分が無理せずできることから改善してみてください。

うつ病は早く治さなくても良い!職場に復帰することを焦らないで

仕事におけるストレスは誰しも感じているものですが、人によってはストレスを上手く発散できずに溜め込んでしまうこともあります。

ストレスを発散してリフレッシュすることで、翌日の仕事に対する向き合い方は大きく変わりますし、仕事に対する考え方や負担も軽減させることができます。

つまり、真面目に仕事をするにしても少しばかり気を抜く部分を作っておかないと、精神的・身体的に大きなダメージが加わってしまうのです。

うつ病もその一つで、過剰なストレスによる精神的・身体的負担が原因となってうつ状態に陥ってしまい、うつ病を発症してしまうと考えられています。

何となく気分が優れない、憂うつな気持ちになることが増えた、イライラする、食欲がなくなる、十分な睡眠が取れない、自分の必要性を感じなくなるなど、このような症状はうつ病の代表的な症状ですが、2週間以上も症状が続いているような場合は早めに医師に相談することをおすすめします。

こうした症状が現れているまま仕事をし続けても、うつ病の症状は決して良くなりません。それどころか悪化してしまう恐れが高まってしまいますので、まずは仕事から離れて自宅で休養することが大切です。

しかし、うつ病を発症していると「仕事を休むことなんてできない」と考えてしまうことがほとんどであるため、もし仕事を休めたとしても「早く仕事をしなきゃ」とか「1日でも早く職場に復帰しなきゃ」という考え方になってしまい、しっかり休養を取れなくなってしまう場合も少なくありません。

こうした症状自体がうつ病の特徴であるため、まずは仕事を休んでも良い、早く職場復帰することを考えなくて良い、というように考え方を変えていくことが必要です。

うつ病を発症しやすい人は真面目で几帳面な性格の人が多く見られていることから、仕事に対しても大変真面目に取り組んでいる人がほとんどですが、うつ病を治すためにはこうした性格が回復の妨げになってしまうこともあります。

完璧を目指すあまりに自分の身体を酷使してしまったり、ストレスが溜まっているにも関わらず精神的負担を抱えてしまったり、自分で自分自身を追いつめてしまう傾向もあるので、うつ病になったことをきっかけに少し不真面目になることを覚えると良いでしょう。

うつ病は再発しやすい病気でもありますから、一度症状が良くなったとしても、真面目な性格が影響してまた同じ状況になってしまうことも大いに考えられます。再発を防ぐためにも、自分の性格を見つめ直してみることをおすすめします。

また、うつ病の治療は薬物療法などが主に行なわれていますが、まずは休養を取ることが先決です。自宅でのんびり過ごすことが一番の治療法ですから、ベッドの上で何もせずにボーッとするだけも良いのです。

もし自宅でゆっくり休めない場合には、入院して治療を受けることもできますので、皆さんに合った方法でうつ病を改善させていきましょう。

自分でやらなければ・・・考え方を少し変えて他人のことも頼ってみて

仕事にしても家事にしても、何でも自分でやらなければ気が済まない!という人はとても多いかと思います。

特に自分がこだわりを持ってやっているも物事や、長期間習慣化されている物事に関しては、自分でやらなければ納得がいかない、と思ってしまうこともあるものですよね。

こうした性質は真面目で几帳面な性格の人によく見られることなのですが、あまりに度が過ぎるような場合はうつ病を発症するきっかけになってしまうことがあるので注意が必要です。

うつ病は精神疾患の一種で、一般的にはストレスや環境の変化などが原因で発症すると考えられていますが、生まれ持った性格がうつ病の発症に関わっている場合もあります。

特に真面目な性格、几帳面な性格など、完璧主義の傾向がある人はうつ病にかかりやすいと言われています。その他にも他人から頼まれたことは断れないとか、誰にでも良い顔をして話を合わせてしまうようなお人好しの性格である人も、うつ病にかかりやすい傾向があります。

こうした性格が影響して発症したうつ病を治療する場合には、抗うつ剤などによる薬物療法を行なうことはもちろん、自分自身の性格を見つめ直していくことが必要となります。

しかし、生まれ持った性格はそう簡単に変えることはできませんよね。今すぐに完璧主義を治せ、と言われても無理な話です。そこで皆さんにおすすめなのが、自分一人で頑張らずに他人を頼ってみることになります。

完璧主義の傾向がある人は、何でも自分でやらなければ気が済まないため、一人で頑張ってしまうことが多く見られています。

そうしたことで一人で疲れてしまいストレスを溜め込んでしまう、その状態を繰り返すことによってうつ病を発症してしまうケースは決して珍しいことではありません。

性格上仕方のないことだとは言っても、その性格が影響して発症したうつ病の場合は、自分自身で性格を少しずつでも変えていかなければ、いつまで経ってもうつ状態から抜け出せないままです。

うつ病を治したい、という気持ちがあるならば、周りの人に協力を求める勇気を持ちましょう。

自分がやるべき仕事だとしてもちょっとだけ他人に任せてみるとか、いつもは自分がやっている家事でも他の家族に任せてみるとか、他人を頼ってみることを心がけてみてください。

何でも自分でやろうという気持ちを持つことは良いことですし、周りからの信頼も得られますが、それが負担になってしまっては元も子もありません。

特にうつ病を発症している場合は、負担を増やすことでうつ状態も悪化してしまう恐れがあります。自分一人では無理なこと、どうしてもできないことは周りの人達を頼ってみるよう心がけていきましょう。

また、周囲の家族なども「自分一人で頑張らなくてもいいんだ」と患者自身が思うことができるよう、できる限り協力してあげてください。うつ病の治療には、家族と心の繋がりを持つことも大切ですよ。

アルコール依存・恋愛依存・セックス依存、普段の生活に関わる依存症

他の精神疾患と併発しやすい特徴を持つ「うつ病」。ここではうつ病と併発することが多く見られている様々な依存症について、詳しく見ていくことにしましょう。

まずうつ病を発症すると増えるのがアルコールの摂取です。お酒をよく飲むようになる、お酒を飲まなければいられなくなる、薬をお酒で飲んでしまうなど、アルコールに頼ることで精神安定を求める傾向が強く見られるようになります。

全ての人がこのような「アルコール依存症」になるわけではありませんが、うつ病を発症するとお酒を飲むことが増えて、うつ状態が強くなってしまう危険性が高まってしまうため、家族の皆さんも十分に注意する必要があります。

特にお酒で薬を飲んでしまうことは大変危険です。抗うつ薬などを服用している時期はお酒を控えることを医師からも注意されますが、どうしてもお酒と一緒に薬を服用してしまう場合は医師によく相談の上、入院治療を考えることも念頭に入れておくことをおすすめします。

また、アルコール依存症からうつ病を発症するケースもあるため、そのような場合はアルコール依存症をしっかり治療することからうつ状態に陥ることを予防していきましょう。

その他、恋愛やセックスなど男女関係の中で依存症が現われる場合も多く見られています。うつ病になっても恋愛をすることはできますが、依存傾向が強い恋愛の場合は注意が必要となります。

恋愛は互いに支え合える関係性を持つこともできるため、人によってはうつ状態を緩和させていく効果もあります。

しかし、恋愛に依存してしまうタイプの人にはうつ状態に拍車をかけてしまうばかりではなく、他の精神疾患を発症してしまう恐れも考えられているため、恋愛関係に甘えてしまうような場合は「恋愛依存症」に陥りやすくなっています。

恋人がいなければ何もできないなど、恋人がいない生活なんて考えられない、恋人がいないと寂しくてどうしようもなくなるなど、一人でいることに対して過剰な不安感を抱いているような場合は恋愛依存になりやすい傾向があるので、うつ病を発症していない場合でも注意してください。

恋愛依存症の場合も後からうつ病を発症することがありますから、うつ病の発症を防ぐためにも恋愛依存症から抜け出すことを考えていきましょう。

また、恋愛依存と共に現れやすいのが「セックス依存症」です。一般的にセックスが好きな人はセックス依存症になる危険性は低いですが、心の奥底にある寂しさ、誰かに甘えたい気持ち、人肌の温もりを求める気持ちがあることから、セックスせずにはいられない状態になってしまうことがあります。

楽しむためのセックスではなく精神安定を求めるためのセックスなので、セックスをしている間だけは愛を感じられることができる、という人も少なくありません。

こうした症状も精神疾患の一種なので、まずは一人で悩まず医師に相談してみましょう。

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