うつ病

子供でもうつ病になるの?まずはハッキリとした原因を知ることから

主に働き盛りの年代に見られることが多い「うつ病」ですが、近年では子供がうつ病を発症するケースも増加傾向にあります。「子供もうつ病になるの?」と疑問に思う皆さんも多いかもしれませんが、うつ病の原因になるストレスや環境の変化は子供も少なからず感じているものです。

うつ病の原因には「セロトニン」などの脳内物質の不足なども挙げられますが、子供の場合は心因的な問題が大きく関わっていることがほとんどなので、まずはうつ状態になってしまった原因と取り除いてあげることが第一です。

子供がうつ病になってしまう原因としては、家族や友達などの人間関係、家庭や学校などの環境が挙げられます。子供が生活をしている場所は家庭と学校が中心であるため、うつ病の原因も家庭と学校の中にあると考えられているのです。

その他にも習い事や塾などに通っている場合は、その特定のコミュニティの中で問題を抱えていることもありますし、家の近所や学校の周辺などで関わった人々がうつ状態を引き起こす原因となっていることもあります。

ハッキリとした原因を知るためにも、子供が活動している環境ではどのような人間関係が築かれているのか、しっかり見ておくことが大切です。

例えばどんな友達がいるのか、学校ではどのような生活をしているのかなど、家庭では分からない問題も多いですから、不安な点があれば学校の先生に聞いてみるようにしましょう。

ただし、学校だけにうつ病の原因が隠れているわけではありませんから、家庭内において子供の様子を見ておくことも重要です。

子供が発症するうつ病の症状の特徴としては、すぐに癇癪を起こしたり、集中力がなかったり、感情表現が上手くできなかったり、爪を噛むなどの癖が現れたりと、様々な症状が挙げられます。

大体小学生の時期にうつ病を発症したような場合はこのような症状が現われることが多く見られますが、中学生に成長すると今度は自殺に興味を持つようになってくる、劣等感が強くこだわりも強くなる、何事も気まぐれになりやすく気分の変化が激しい、頭痛や腹痛など体調の変化を自ら言ってくるようになるなど、症状も変わってくる傾向があります。

特に頭痛や腹痛などの旨を伝えるようになるのは、学校に行きたくない=登校拒否の状態に陥ってしまうことも多いので、十分な注意が必要です。

では、子供がうつ病を発症しているかもしれない、という状況になったらどのように対処すれば良いのでしょうか?まずはやはり心療内科などの専門医に診せることから始めてみてください。

子供の精神疾患を専門としている児童精神科などもありますので、どんな不安な点でも良いので相談してみましょう。

子供のうつ状態に対して親である皆さんが悩んでしまうと、皆さんまでうつ病を発症してしまい兼ねません。子供のうつ病も早めの対処が重要なので、以上に挙げたような症状が見られる場合は一度医師に相談してみると良いでしょう。

お酒は控えて、うつ状態を強めて睡眠の質を低下させるアルコール

特に理由がないのに気分が憂うつになる、イライラすることが増えた、何となく不安をかんじる、食欲がない、眠れない、何事にも無気力になってしまう・・・このような症状はうつ病の代表的な症状です。

一時的に現れていることもありますが、2週間以上症状が続いているような場合はうつ病を発症している恐れが高いと見られます。うつ病は放っておくと症状が悪化してしまい、普段の生活にも大きく関わってきます。

仕事や学校に行けなくなる、家事もままならなくなるなど、普通の生活を送ることができなくなってしまうこともあるため、何らかの症状が現れている場合は早めに対処をすることが重要です。心療内科や精神科などの医師に相談してみましょう。

また、うつ状態にならないよう自ら予防することも大切です。うつ病は治療をすれば症状を改善することができる病気ですし、あらかじめ発症を防ぐこともできる病気です。

では、うつ病の発症を防ぐためには、どのような予防策があるのでしょうか?

うつ病の発症原因としては、やはりストレスなどの心因的問題が大きく関わっているため、ストレスを溜めないようにすること、悩みを一人だけで抱えないようにすることなど、うつ状態に陥る危険をあらかじめ防いでいくように心がけましょう。

ストレスはどんなに小さなものでもすぐに解消し、蓄積させないように気をつけるようにしてくださいね。

また、性格的なこともうつ病の発症に関係していますから、真面目な性格の人や何事も完璧主義になりやすい人は、特にストレスの溜めすぎに注意するようにしましょう。

その他、生活リズムを整えることもうつ病の予防策となっています。早寝早起きを心がける、バランスの良い食生活を心がける、適度な運動を心がけるなど、普段の生活で気をつけられるところから改善してみることをおすすめします。

特に食べ物や飲み物は健康維持の基本となるものですから、毎日の食生活には十分に気を遣うようにしましょう。うつ病を予防するためには、栄養バランスを考えた食生活を送ることが重要とされていますが、反対にうつ病にかかりやすい状態にしてしまうのが、いわゆる「嗜好品」です。

中でもアルコールが含まれているお酒は、うつ状態を強める作用や良質な睡眠を取りにくくする作用があるため、うつ病を予防するためにはアルコールの摂取を控えることをおすすめします。

お酒を飲むとよく眠れる、という皆さんも多いかもしれませんが、アルコールを摂ると睡眠の質自体は低下してしまいます。ぐっすり眠れているようでも、朝起きると何となく身体がだるいなどの症状が現れやすくなってしまうのです。

さらにうつ状態が強くなると、お酒を飲まなくてはならない状態、つまりアルコールに依存してしてしまう「アルコール依存症」を併発する危険性も高くなりますので、普段から嫌なことがあるとお酒に頼ってしまうような皆さんは、十分に注意しておきましょう。

イライラ感が強く現われるうつ病の症状、まずは薬でしっかり治療を

最近ちょっとしたことでイライラすることが増えた、イライラして周りの人にあたってしまう、何の理由もないのに気が立っている、イライラするだけではなく急激に落ち込むこともある、といった症状が長期間が現れているような場合は「うつ病」を発症している恐れが考えられます。

うつ病の代表的な症状には憂うつ感、不安感、気分の落ち込みなどの症状がありますが、イライラ感もまたうつ病を発症している際によく見られる症状です。

もちろん、誰にでもストレスが溜まることによってイライラしてしまうことはありますが、うつ病を発症している場合はイライラ感が長く続くことが特徴と見られています。

健康な状態ならば、ストレスを発散することでイライラは解消されていきます。しかし、うつ病の場合はストレスを発散することもできなくなってしまうため、イライラは募るばかりとなってしまいます。

こうしたイライラ感は抗不安薬などで緩和させていくことができますので、まずは早めに心療内科や精神科を受診してみてください。

うつ病は治療を受けることで症状を改善させることのできる病気です。うつ病を発症した原因を取り除くことも重要ですが、うつ病を発症してしまった以上、症状をしっかり治療することも大切です。

病院では主に薬を使用した「薬物療法」が行なわれ、先ほど挙げた抗不安薬や抗うつ薬などを服用することでうつ病の症状を緩和させていくことができます。

うつ病の症状は人それぞれ異なるため、処方される薬についても違いがありますが、医師とよく相談の上で薬物療法を続けていきましょう。薬を服用することによって、イライラ感だけではなく憂うつ感や不安感も解消していくことができるようになります。

ただ、うつ病は薬物療法だけで治せるものではありません。薬を服用するだけではうつ病を完治させることはできませんので、皆さん自身がうつ病に対してしっかり向き合いながら治療を続けていくことが大切です。

うつ病を発症した時と同じような状況にならないようにすること、疲れやストレスを溜めないこと、自分の性格を見つめ直してみることなどもうつ病の症状を改善させるためには必要なことです。

また、うつ病をはじめとした精神疾患の治療法には「認知行動療法」も用いられていますが、認知行動療法を行なうことによってうつ病を再発しにくい状態に導いていくことも可能です。

うつ病は再発しやすい病気なので、再発を防ぐためにも自分自身でうつ病に立ち向かっていくよう心がけていきましょう。

そのためにも、薬だけに頼らず自ら行動を起こしていくことも必要なのですが、うつ病を発症した当初は自分から行動を起こすことさえもままならない状態です。

回復期に入ったとしても症状には波があるため、気分が明るくなっていてもふとした拍子に落ち込んでしまう、ということも少なくありません。周りにいる皆さんは、症状をよく見ながら協力していくようにしましょう。

うつ病と上手く付き合いながら生きる、弱い部分も見せることが大切

ついつい見栄を張ってしまったり、格好をつけてしまったりしたことはありませんか?自分を大きく見せたい、すごいと思われたい、弱みを見せたくないなど、人間生きていれば誰でも一度は経験があるかと思います。

しかし、このようなことを続けていると心には大きな負担をかけてしまうことになります。知らず知らずのうちに見栄を張ることがストレスになっていたり、自分を良く見せようとする努力が嫌になったりして、心が疲れてしまうのです。

私達は風邪を引くと体調が悪くなりますが、心も同じように風邪を引きます。それが「うつ病」をはじめとした精神疾患です。負担をかけられた心をそのまま放っておいてしまったら、どうなるでしょうか?

心の風邪をこじらせてしまう、つまりうつ状態が悪化してしまうというわけです。うつ病はしっかり治療をすれば改善していく病気です。

心の病、というととても厄介なものに思うかもしれませんが、治療を受けることで症状は徐々に回復していきます。うつ病を発症した時に一番してはいけないことは、今まで通り頑張ってしまうことです。

自分を良く見せたいと思ってしてきた努力に疲れている、弱みを見せることができない自分が嫌になる、そのままの状態を続けていても、うつ病の症状は一向に改善されません。

うつ病を治療するためにまず必要なことは、「頑張らないこと」ですから、自分のペースで治療を始めてゆっくり症状と向き合いながら回復させていくことを心がけていきましょう。

症状を悪化させる原因となるストレスを感じる環境を変えることも大事ですし、家族など周りの人たちの助けを借りることもうつ病の治療には大切です。

これまで他人に弱みを見せないように生きてきた、という皆さんは、うつ病をしっかり治すためにも自分から弱いところを見せてあげましょう。

自分一人ではできないことは誰かに手伝ってもらう、辛い時は誰かを頼ってみる、悲しいことがあったら誰かに話を聞いてもらうなど、自分が今できることからで構いません。

弱い部分を見せずに生きてきた皆さんには難しく感じることもあるかもしれませんが、一度話すことができれば驚くほど心は楽になります。

他人が信用できない、他人に頼るなんてできない、と考えている皆さんも、少しずつでいいので自分の弱い部分を話してみてください。

決して無理をすることはありません。自分が「話したい」と思った時に話せば良いので、気が向いたら誰かに相談してみると良いでしょう。

うつ病はすぐに良くなる病気ではないので、症状を回復させていくためには時間がかかりますが、治療を続けていけば症状は改善することができます。

そこにはうつ病から抜け出すための希望が必要です。自分だけでは不安に思うことがあるかと思いますが、そんな時は家族や友達などを頼ってみてください。そしてうつ病のことをしっかりと受け入れ、上手く付き合いながら生きていきましょう。

悩みは抱え込まないで、インターネットで相談してみることもおすすめ

今抱えている悩み、決して一人で背負い込むようなことはしないでください。例えちょっとした悩みでも、自分で解決することが難しいような場合は誰かに相談してみましょう。

少しの悩みも積み重なると大きなストレスになってしまいます。過剰なストレスはうつ病を発症させる原因となっていますので、悩みによるストレスを抱え込まないようにするためにも、まずは誰かに相談することを考えてみてください。

例えば、仕事や学校の悩みなどは気軽に話せるものもあれば、あまりに人には話しにくいこともありますよね。でも、そのままの状態を放っておいても悩みは一向に解決しません。

何か悩んでいることがあるなら、友達や同僚など信頼できる人に話してみましょう。話にくいようであれば家族や恋人など、仕事や学校とは関係していない人に話してみても良いですね。

こうして相談をしてみて、もし悩みが解決しなかったとしても、悩みを誰かに話すだけでストレスを緩和させることができます。

やはり一人で考え込んでしまうことがストレスの原因となるので、自分の心の重荷を軽くしていくためにも、悩みごとは誰かに相談してみることをおすすめします。

しかし、どうしても他人に話すことはできない、という場合には、カウンセラーに話を聞いてもらうことでも良いでしょう。

周囲の人達には話すことができないことでも、カウンセラーになら気軽に話せる、という人も多いため、時々カウンセリングを受けている社会人も多く見られています。

「カウンセリング」と聞くと、少々大げさに感じてしまう人も多いかと思いますが、カウンセラーは皆さんの悩みを聞いてくれる存在です。

カウンセリングは怖いことではありませんし、むしろカウンセリングを受けることで悩みから解放されて心がスッと軽くなっていきます。一

人で悩んでいたことが嘘のようにスッキリとした気分になるので、周囲の人達にはどうしても相談することができない、という場合はカウンセラーに相談してみましょう。

ただし、カウンセリングを受けるためには料金がかかる場合もあります。病院によっては無料でカウンセリングを行なっているところもありますが、カウンセリングを受ける際には料金についてもあらかじめ調べておくと良いでしょう。

その他、インターネットなどで悩みを打ち明けてみるのも一つの手です。インターネット上のやり取りは相手の顔が見えませんが、悩みを聞いてもらう時には逆に安心感となることもあります。

実際に悩みを打ち明けてみると、反応がある場合もあれば無い場合もありますが、悩みを悩みとして自分の心から外に出すこと自体に意味があるので、例えインターネット上でも、心に抱えている重さは軽くなります。

もしそこで悩みが解決すれば、うつ状態に陥ることが防ぐことができるだけではなく、悩み自体の解消にもつながるので一石二鳥です。誰にも相談できないことこそ、インターネットで話してみることもおすすめです。

「セロトニン」の濃度を高める!今できることからうつ病を予防

脳内物質の「セロトニン」は、うつ病の発症と深い関係性があります。セロトニンの濃度が低くなると、気分が塞いだり落ち込みやすくなり、うつ病を発症しやすい状態なってしまいます。

いわゆる「うつ状態」ですが、気分が優れないことは誰にでもあるものですよね。そのため、ちょっと気分が落ち込んでいてもそのままにしてしまう人も少なくありません。

もちろん一時的にうつ状態になってしまっていることもあるので、ストレスを発散したり時間が経つに連れて症状がなくなっていくこともあります。

ですが、うつ状態が2週間以上続くような場合は、うつ病を発症してしまっていることが考えられます。うつ病を発症すると、気分の落ち込みの他、イライラ感、不安感、倦怠感、食欲不振、睡眠障害など様々な症状が現われるようになります。

人それぞれ現われる症状は異なるものですが、辛い症状が長期化されているような場合はすぐに医師に診てもらうことが必要です。

うつ病は適切な治療を受けることで改善させていくことができる病気ですから、早めに症状に気付くことが大切です。少しでもおかしいなと感じたら、一度医師に相談してみてください。うつ状態を悪化させないためにも、初期段階で治療を始めていきましょう。

しかし、うつ病を発症させないような状態にできるのであれば、それに越したことはありませんよね。そこで、ここではうつ病を予防するために今私達ができることをいくつか紹介していきたいと思います。

主に最初に紹介したセロトニンの濃度を高める効果のあるうつ病予防法ですので、気分が優れないことが多い、と感じている皆さんはぜひ試してみてください。

まず1つ目は、太陽の光を浴びることです。皆さんは夜型の生活を送っていませんか?夜型の生活を送っていると、太陽の光を浴びる機会が少なくなってしまうため、セロトニンの働きが低下してしまいます。

セロトニンの濃度を高めるためには、1日1回だけでも太陽の光を浴びると良いので、意識的に太陽の光に当たるように心がけてみてください。

一番おすすめなのは、朝起きてすぐに朝日を浴びることです。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、新しい1日を始められるように身体がリズムを作るようになります。

次に2つ目は、適度な運動を行なうことです。運動不足は健康に良くないことは皆さんもご存知かと思いますが、心の健康にも運動不足は関わっています。

軽いウォーキングをする、ストレッチをするなど、簡単な運動で良いので毎日継続して行なってみてください。セロトニンの働きが活性化されて疲れた心や身体がリフレッシュできますよ。

そして3つ目は普段の食事からセロトニンの濃度を高める方法です。毎日栄養バランスの良い食事を摂ることを心がけ、不規則な食生活は絶対にやめましょう。

このようなうつ病予防法は、うつ病の再発予防にも効果的ですので、うつ病を再発させないためにも試してみてくださいね。

うつ病の典型的な症状を緩和させる効果も、漢方薬によるうつ病治療

何があったわけでもないのに憂うつで悲しい気持ちになる、わけもなく涙が出る、ちょっとしたことでイライラする、食欲がなくよく眠れなくなった、こうした症状はうつ病の典型的な症状として挙げられます。

うつ病は精神疾患の一種で、主に憂うつ感や気分の落ち込みといった精神的症状、食欲不振や睡眠障害などの身体的症状が現われることが特徴で、風邪を引いているだけと思われることもありますし、他人から見るとただ怠けているだけと見られることも少なくありません。

以前は「うつ病はわがまま病」とも言われていたこともあり、現在もうつ病=わがままを言っているだけ、というイメージを持っている人も多いようです。

しかし、うつ病はただのわがままや怠け癖ではなく、現在では病気の一つとして考えられていますので、しっかり治療をすることも可能となっています。

では、うつ病の治療はどのようなことを行なっていくのでしょうか?うつ病は主に「薬物療法」によって治療していくことになります。

従来型のうつ病の場合は「抗うつ剤」を使用してうつ状態を落ち着けていくことができるので、病院からは抗うつ剤を処方される場合がほとんどです。

ただし、うつ状態と躁状態が繰り返し現われるタイプのうつ病である「双極性障害」の場合は、気分安定薬や抗精神病薬を使用することが一般的となっています。

双極性障害に抗うつ剤を使用すると、躁状態が悪化してしまう恐れが考えられるため、気分安定薬や抗精神病薬を使用して治療を行なっています。

うつ病にも様々なタイプがあるので、服用する薬については医師の指示に従うようにしましょう。

また、近年では「漢方薬」を利用したうつ病の治療も行なわれています。漢方薬にはそれぞれ異なる効能がありますが、うつ病の典型的な症状である憂うつ感や気分の落ち込みを緩和させる効果がある漢方薬もあるため、うつ病の治療薬として使用することができるようになっています。

うつ状態の改善に効果的な漢方薬としては、柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝乾姜湯、加味逍遥散、香蘇散、甘麦大棗湯、半夏厚朴湯などが代表的で、特に柴胡桂枝乾姜湯や香蘇散は気分の落ち込みに大変効果的とされています。

また、イライラ感には柴胡加竜骨牡蠣湯が効果的ですし、睡眠障害にも柴胡加竜骨牡蠣湯は効果を発揮してくれます。

漢方薬は皆さんそれぞれの症状に沿った効能があるものを服用することができるので、人によって現れる症状が異なるうつ病には最適となっています。

しかし、場合によっては漢方薬の成分が体質的に合わないこともあるため、その点はあらかじめ注意が必要です。そして必ず医師の指示に従って服用するよう気をつけてください。

自己判断で漢方薬服用してしまうと、体調が変化してしまう恐れもあり、うつ病の症状の変化にも繋がってしまいますので、医師から処方された漢方薬だけを服用するようにしましょう。

認知行動療法による治療や柔軟な考え方を身につけることも効果的

うつ病を治療するためには、抗うつ剤などの薬を服用する薬物療法を用いることが一般的と考えられていますが、うつ病の治療に効果的なのは薬物療法だけではありません。

薬物療法と併せて「認知行動療法」を行なうことによって、うつ病の症状をより効果的に改善させていくことができますので、これまで薬物療法を主に続けてきた皆さんは、認知行動療法を始めてみてはいかがでしょうか?

ただ、認知行動療法は今まで生きてきた自分の考え方を変えなければならない治療法なので、患者にとっては辛い部分も多い治療になることは避けられません。

実際に医師から認知行動療法を勧められたことがある、という人も多いかと思いますが、認知行動療法は人によって合う場合と合わない場合もありますし、始める時期によっても効果には差が現れることが特徴的です。

しかし、薬物療法を続けてきたことでうつ状態が落ち着いているようであれば、少しずつ認知行動療法を始めてみることをおすすめします。

認知行動療法は、うつ病を発症した原因の一つでもある自分の考え方や生き方を変えていくことで、うつ状態が現れにくい状態に改善させていくことができる治療法となっています。

薬物療法では薬の効果によってうつ状態を落ち着かせることができますが、認知行動療法では自らうつ状態に立ち向かっていく努力が必要となります。

そのため、うつ状態が強く現れている時期には向かない治療法なので、認知行動療法を始める時期には十分に注意しなければなりません。

一般的には回復期に行なうと効果的と言われていますので、医師の判断で回復期に入った頃から認知行動療法を始めてみることがおすすめです。

ただし、回復期の状態についても人それぞれ程度は異なるので、決して無理をしないようにしてください。無理して認知行動療法を続けてしまうと、かえってうつ病が悪化してしまうおそれもあります。

うつ病を発症した患者が自分の考え方や生き方を変えていくということは、うつ病を発症していない人々以上に難しいことなので、それぞれのペースで少しずつ続けていくことが大切です。

認知行動療法ではなくても、柔軟な考え方を身につけることから始めてみても良いですね。

また、認知行動療法はうつ病だけではなくパニック発作が起きる「パニック障害」などでも用いられている治療法です。

パニック障害とは、突如として現われるパニック発作によって発症する精神疾患で、うつ病と併発することも多く見られていることが特徴です。

しかし、うつ病に比べて認知行動療法の効果が高いため、パニック障害の傾向が強い場合は認知行動療法をメインに取り入れてみることをおすすめします。

もちろん最初は辛い部分もありますが、少しずつハードルを上げていくことで不安や恐怖を克服していくことができるようになります。信頼できる医師や家族の力を借りながら、認知行動療法を始めてみましょう。

心に負担をかけすぎないで!うつ病を予防するために今できること

憂うつな気分になることは誰にでもあるものです。しかし憂うつな気分が長く続いたり、何をするにもやる気が出なかったり、不安やイライラ感が高まるなどの症状が現れるようになると、「うつ病」を発症している恐れが考えられます。

うつ病は精神疾患の一つで、心因的なものや脳内物質の不足などが原因となって発症する病気です。心因的なものとしてはストレスや環境の変化、脳内物質の不足には「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった物質の分泌が大きく関わっています。

人はストレスが溜まるとイライラしたり、落ち着きがなくなったり、やる気が低下したりすることがありますが、ほとんどの場合はストレスがなくなることですぐに解消していきます。

また、環境の変化についても時間が経つうちに慣れていくことで、心因的な不安や憂うつ感は薄れていくものです。

なので、ストレスや環境の変化がすべての人にうつ病を発症させるわけではないのですが、性格的な問題やセロトニンなどの脳内物質の不足と併合されることによって、うつ病の症状が引き起こされてしまうのです。

真面目な性格、お人好しな性格、几帳面な性格など、臨機応変に物事を進めたりすることが苦手な人や、人から物事を頼まれると断れない、という人はうつ病を発症しやすい性格と見られています。

いわゆる「完璧主義」の場合は、うつ病を発症しやすい状態となっているので、何事に対しても完璧を目指してしまうような場合はうつ病の発症に対して十分な注意が必要です。

うつ病は予防することができる病気ですので、まずは自分の心因的な負担を減らしていくことから始めてみると良いでしょう。

例えば、真面目な性格で仕事や勉強に対していつも完璧でなければならないと思っているとか、自分の仕事は自分でやり遂げなければならないから他人には頼めないとか、完璧主義の傾向がある場合は、自分自身の勉強や仕事量の負担を減らしたり、少し他人を頼ってみたりすることから始めてみてください。

何事も完璧にこなさなければ気が済まない、となると必要以上に心に負担をかけてしまうことになります。

頑張り過ぎもうつ病を発症する危険性が高まるので、適度に気を抜くこと、他人を信じて頼ることを心がけるようにすると、うつ病の発症を防ぐことができるようになります。

特に真面目で几帳面な性格と自分自身で感じている皆さんは、自分の性格について見つめ直してみると良いでしょう。

また、生活習慣の乱れもうつ病と深く関係しています。生活習慣が乱れると1日の生活を送るためのリズムが狂ってしまうことから、脳内物質の働きを弱めてしまう恐れがあります。

日頃から早寝早起きを心がける、バランスの良い食生活を送るなどして気をつけていくと良いでしょう。ウォーキングなどの適度な運動は脳内物質のセロトニンの分泌を活性化させることもできます。生活習慣をしっかり見直してうつ病を予防していきましょう。

軽度のうつ病の場合はすぐに治療を始めることで回復の見込みも早く

同じうつ病でも、症状の程度には患者それぞれ差があるものです。軽いうつ状態の人もいれば、重度のうつ病を発症してしまっている人いるため、「うつ病」と一括りにしても現われる症状に違いがあることも少なくありません。

一見するとうつ病に見えないような人でも、実はうつ状態に悩まされているということもありますし、うつ病という病名に甘えて周りの人に頼ってばかりいるタイプの人もいるので、うつ病だからといって全ての人に同じ症状が現われるとは限らないのです。

このように、うつ病には様々な症状がありますが、ここでは軽度のうつ病に注目して見ることにしましょう。

軽度のうつ病の場合は、憂うつになる、わけもなく気分が塞ぐ、疲れやすい、食欲がない、不眠の状態が続いているなど、うつ状態ではあるもののまだそれほど症状が進行していないため、すぐに治療を始めることで回復の見込みも早くなります。

主に「薬物療法」が用いられますが、医師から指示された通りに薬を服用することで、うつ状態は徐々に落ち着いていきます。

しかし、一度落ち着いたからといって油断してはいけないのがうつ病の厄介な点です。うつ病は再発しやすい病気であるため、良くなったと思ってもまたうつ状態に陥ってしまうケースも珍しくないのです。

ちょっとしたことがきっかけで再びうつ状態に陥ってしまい、うつ病自体が悪化してしまうこともありますから、うつ病が良くなっているかどうかは医師の判断に任せるようにしましょう。

決して自分の判断で薬を服用することをやめたり、薬の量を減らしたりせず、医師の指示に従うようにしてください。

また、軽度のうつ病の場合は、薬物療法だけではなく「認知行動療法」も行なうことで再発しにくい状態に導いていくこともできます。

認知行動療法は薬物療法によって症状がある程度落ち着いてこなければ行なうことができませんが、認知行動療法を行なうことによってうつ病を悪化しにくく、再発しにくくすることができるため、軽度のうつ状態が落ち着いているようであれば、認知行動療法も取り入れていくことをおすすめします。

また、自分自身で物事の捉え方を変えてみたり、環境を変えてみたり、性格を見直してみたりすることも、うつ病の悪化や再発を防ぐためには有効です。

物事の捉え方や性格はそう簡単に変えられるわけではありませんが、自分が楽な気持ちで過ごせるよう、少しでも変化を与えるよう心がけてみましょう。

その他、栄養バランスの整った食生活を送ること、適度な運動を生活に取り入れること、朝型の生活に切り替えて夜はしっかり眠ることなど、規則正しい生活習慣を心がけることもうつ病の悪化を防ぐことができます。

生活習慣が乱れていると自律神経にも乱れが現れてくるため、憂うつ感や不安感を感じやすくなります。自律神経のバランスを整えることでうつ状態も緩和されていくので、生活習慣を見直すようにしていきましょう。