うつ病

行動することさえできなくなる重度のうつ病、医師の元で適切な治療を

精神疾患には様々な症状があり、人それぞれ現われる症状も異なっています。これはうつ病だけを見ても同じで、うつ病の症状にも軽い場合と重い場合とがあるため、症状の程度に合った治療を行なうことが必要となります。

特に重度のうつ病となると、しっかり治療を行なわなければ命に関わる危険性も考えられるため、医師の元で適切な治療を受けることが大切です。ここでは重度のうつ病の場合に現われる症状について詳しく見ていくことにしましょう。

うつ病を発症すると憂うつな気分になったり、不安な気分になったり、イライラしたり、感情が不安定になってしまいます。

その他にも身体のだるさを感じる、夜眠れなくなる、朝起きるのが辛い、食欲がなくなる、何事に対しても無気力になるなどの症状が現われるようになるため、ひどい場合は動くことさえもできなくなってしまうことがあります。

重度のうつ病の症状にリストカットなどの自傷行為が挙げられますが、自傷行為に走るような場合はまだ行動力があると見られるので、重度のうつ病の中では症状は軽い方だと考えられています。

うつ病全体として見れば症状はかなり進行してしまっている状態ですが、うつ病は悪化すると何事に対しても行動することができなくなってしまう病気です。

例えそれが自傷行為だとしても、行動できている状態であれば薬を服用することによってうつ状態から抜け出していくことも可能です。

しかし、食欲がなく何も食べなくなる、水分さえも摂れなくなる、イライラ感が強く現れている、自殺をしたいと思うようになるなどの症状が現れているような場合は、すぐに入院して治療を受けることが必要です。

重度のうつ病の場合は入院して治療を受けることがほとんどですので、このような症状が現れているような場合はすぐに入院させるようにしましょう。

また、自傷行為と自殺は全く別の目的を持っているものなので、患者の周囲にいる皆さんはその点についてよく理解しておく必要があります。

自傷行為に走る気持ちや自殺をしたいと思う気持ちを理解するというよりも、その違いについての理解です。

自傷行為をする時は自分のことを傷つけながらも今の状況から助けようとしていること、または精神を安定させるため・記憶をショートカットしたいがために傷つけていること、自殺をしたいと思う時は死にたいということしか考えられなくなってしまうということ、といったように違う目的を持っているのだということを理解してあげてください。

もし自傷行為を繰り返しているようであれば、患者自身の考え方をゆっくり変えていく必要がありますし、もし自殺を図る行動に出てしまった時は皆さん自身が全力で自殺を止める必要があります。

重度のうつ病の場合は患者だけの力ではどうすることもできません。医師、そして家族や友達、恋人など周りにいる皆さんの協力が必要なので、医師とよく話し合いながら一緒に治療を続けていきましょう。

仕事だけではなく家事や育児も、疲れる前にリフレッシュするくせを

仕事や勉強をしていて「ちょっと疲れたな」と感じた時、皆さんはそこで休憩を入れますか?それとも「もう少しだけ頑張ろう」と作業を続けてしまうでしょうか?この場合、どちらかというと後者の方がうつ状態に陥りやすい傾向が強く見られています。

疲れを感じた時に作業を続行することを選ぶタイプの人は、疲れだけではなくストレスまで溜め込んでしまうことが多いため、憂うつ感や不安感が増幅されやすくなっているのです。

また、疲れやストレスは脳内物質「セロトニン」の不足にも影響していることから、うつ病になりやすい状態になってしまうと考えられています。

そこで必要となるのが、疲れやストレスを溜めないようにすることです。疲れやストレスを溜め込まずリフレッシュするくせをつけることで、疲れを溜めにくい生活を送ることができるようになります。

例えば、仕事で長時間パソコンに向かっていることが多い、という皆さんは肩や背中、腰、目などに疲れが溜まりやすくなっていますよね。

こうした疲れを抱えたまま仕事を続けていると、ますます疲れは大きくなっていきます。人によっては体調を崩してしまうことも考えられますし、うつ病を発症してしまう危険性も高まります。

このような状態に陥ることをあらかじめ防ぐためにも、疲れを感じたらこまめに休憩を入れながら仕事を続けるようにしましょう。

肩や背中、腰が疲れたら軽くストレッチをして身体を伸ばしてみるとか、目が疲れたらマッサージやツボ押しをしてみるとか、疲れが大きくなる前に対処するよう心がけてみてください。

疲れが溜まってから行う場合と、疲れが溜まる前に行う場合とでは効果も異なりますし、回復する時間にも差が現れてきます。なので、疲れたらリフレッシュすることはもちろん、疲れが溜まる前に身体を動かしたりマッサージしたりして、疲れをスッキリ取り除いていきましょう。

また、激しいスポーツを行うことでも疲れを感じやすくなりますが、適度な運動を行うことは疲れをリフレッシュする効果があります。

身体を激しく動かすスポーツではなく、軽いウォーキングやストレッチなどの運動は全身の血行も良くなりますし、セロトニンの分泌も高めていくことができます。

特に普段から運動不足になってしまっている人、身体が冷えやすい状態になっている人には、適度な運動が大変効果的です。冷え性もうつ状態を引き起こしやすくなっているため、身体を温めるためにも適度な運動を行っていきましょう。

また、家事や育児に疲れを感じている主婦の皆さんも、疲れがドッと溜まる前にリフレッシュすることをおすすめします。毎日繰り返し行わなければならない家事、慣れない育児にノイローゼ状態になってしまう女性は少なくありません。

家事や育児は自分の意思でやめることはできませんから、しっかり続けていくためにも疲れる前にリフレッシュすることを心がけるようにしましょう。

うつ病でも入れる保険はある?病院でうつ病の治療を受ける時の注意

現在は様々な保険会社があり、それぞれに合ったプランで保険に加入することができるようになっています。しかし、うつ病をはじめとした精神疾患を発症している場合は、保険に加入することは大変難しくなっています。

ガン保険の場合は精神疾患とは無関係であるため、うつ病を発症していても加入することはできますが、一般的な生命保険には加入することはできません。

中には審査に通れば加入できる、という保険会社もありますが、基本的にうつ病の発症後は保険に加入できないことが現状となっています。

ただし、うつ病を発症する以前に加入した保険であれば問題はありません。問題はうつ病であることを隠して保険に加入してしまうことです。

うつ病を隠して保険に加入できたとしても、支払いの際に全て分かってしまうことなので、保険に加入したい場合でもそのようなことは絶対にやめましょう。

また、うつ病として病院に通う直前に保険に加入した場合も注意が必要です。保険に加入した当時、既にうつ病を発症していたのではないか?と疑いをかけられてしまう場合もあります。

こうしてうつ病の保険について見てみると、病院に行くか?保険に入るか?といった二択に悩まされることになりますが、悩みが増えてしまうことでさらにうつ病の症状は悪化してしまうことがあります。

うつ病は真面目な性格の人ほど発症しやすいため、物事に対して必要以上に悩んでしまう性格の人は、うつ病をこれ以上悪化させないためにも悩みに関する負担を減らしていくことが大切です。

そこでまず必要なことは、保険に入るよりもうつ病を治療するための病院に行くことになります。保険に加入できるかできないか、という問題よりも、うつ病を治したいか治したくないか、といった問題を先に解決する必要があります。

うつ病は早めに対処をすることで症状も軽く済みますし、症状の進行を食い止めることもできます。症状を改善させたいのであれば、すぐに心療内科や精神科がある病院に行って専門の医師に診てもらいましょう。

また、うつ病で病院に通院する場合は健康保険が適用されますので、治療費についてはそれほど高い料金にはなりません。

皆さんは3割負担することになりますので、初診の場合は診察にかかる料金と処方される薬にかかる料金を併せても、3000円程度で済みます。継続して病院に通う場合でも受診料は2500円程度となっています。

ただし、診察や薬の処方だけではなく、カウンセリングを受ける場合は保険は適用外です。カウンセリングを専門に行なっている場合のカウンセリング料は1万円以内には押さえられますが、保険が適用されないため皆さんが全額負担することになりますので、その点には注意しておきましょう。

病院によっては無料でカウンセリングを受けられるところもkありますから、治療費の負担を少しでも軽くするためにも、患者の側に立った治療を受けられる病院探してみてください。

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うつ病と就職・転職、まずは自分にできることを見つけることが第一歩

高校・大学を卒業後に就職をする場合、うつ病でも健康な人と同じように就職することはできるのでしょうか?うつ状態になる原因は人それぞですが、そのほとんどが「ストレス」と考えられています。

ストレスによって精神的・身体的な負担がかかり、うつ状態に陥ってしまうことでうつ病が発症してしまうのです。

こうしたうつ病の症状によって、ひどい場合は普通の生活さえも送れなくなってしまうこともあるため、就職をして仕事をすることについても健康な人とは大きな差が見られてしまいます。

就職できてもうつ状態が悪化してしまったことから仕事を続けられなくなった、うつ病であることが影響して就職の内定を取ることさえもできないなど、それぞれのうつ状態に向かない仕事内容や就職先のうつ病に対する理解不足によって、就職しても仕事ができない、または仕事に就くことができない、ということも珍しくありません。

これは学生の就職活動にはもちろん、再就職や転職しようと思っている皆さんにも当てはまるため、うつ病を発症している人が仕事を探すということの難しさが目に見えて現れています。

例えば、工場などで働きたい、という場合には基本的に流れ作業が仕事内容となります。この場合、うつ病でもできそうな仕事だと思われる皆さんが多いかと思いますが、同じうつ病の患者でも流れ作業が向いている人と向いていない人がいるため、人によってはうつ状態がひどく悪化してしまう恐れもあるので注意が必要です。

また、仕事内容は向いていても職場の人間関係によってうつ状態が悪化してしまうことも有り得るので、こういった面からもうつ病の就職や転職は難しい、と言われています。

しかし、やはり仕事をしなければ生きていくことができませんし、うつ病だって仕事をすることができる、と思っている人も実際に見られています。

うつ病と上手く付き合っていくためにも仕事をして自分の力で生きていけるようになりたい、という人もいますから、まずは「うつ病だから・・・」と何でも諦めてしまわないようにすることが必要です。

うつ病を発症している患者の中には「自分はうつ病だから仕事ができない」と言い訳のように繰り返す人も多く見られていますが、うつ病の症状は薬物療法だけではなく、患者自身が変わらなければならないこともあります。

うつ病だから、と思う前に自分でもできることはないか?と何でも良いので見つけてみましょう。もし何か仕事をやってみて、できなくても落ち込むことはありません。

一度やってみて「ダメだ」と思うことも「またやってみよう」と思うことも、最終的には皆さん次第です。自分にできそうなことを見つけたらまずはやってみることが、就職や転職をするためにはまず必要です。

一人きりで頑張る必要は全くありませんので、周囲の家族や友達などにも協力してもらいながら、自分が頑張らずにできることを探していきましょう。

うつ病でもできる仕事、うつ病を言い訳にしないでまずはチャレンジを

うつ病をはじめとした精神疾患を抱えていると、まともに仕事をすることもできなくなり、ひどい場合は職場に毎日行くことさえもできなくなってしまいます。

このような状況でまず必要なのは、仕事を休んでしっかりと休養を取ることです。

そのまま仕事を続けていてもうつ状態は悪化してしまうばかりですし、うつ病以外の病気も発症してしまう恐れもあります。

うつ病は早めに対処をすることで回復も早くなりますから、心療内科や精神科の医師に相談して診断を受け、診断書を書いてもらうことで長期的な休養を取るようにしましょう。

周りから見ているとさぼっているように見えてしまうこともありますが、うつ病患者にとっては休養を取ることも重要な治療法の一つです。

薬物療法によって抗うつ剤を服用することももちろん必要ですし、認知行動療法を行なうこともうつ病の再発予防に効果的ですが、まずはしっかり休むことがうつ状態から抜け出すスタートです。仕事のことは忘れて思い切り休みましょう。

最初のうちは何をするでもなくただ寝ているだけでも良いですし、ボーッとテレビを見ているだけでも構いません。

治療によってうつ状態が徐々に緩和されていくと、自分から行動したくなってくるものなので、その時が来るまで休んでいて良いのです。その時が来たら仕事に復帰する、または新しい職場を探すことを始めていきましょう。

実際に休職ということで、うつ状態が改善されてから同じ職場に復帰する人も多く見られていますが、場合によってはうつ病を発症した時と同じ状況に陥ってしまう恐れも考えられます。

うつ病はただでさえ再発率の高い病気です。職場の人達がうつ病に理解のない場合は再発の危険性がさらに高まりますので、今まで働いていた職場に復帰する場合はもう一度よく考えてから復帰するようにしましょう。
(⇒再発しやすいうつ病

もし新しい仕事に就くような場合は、自分にとっての精神的・身体的負担の少ない職場を選ぶことをおすすめします。うつ病は一度良くなっても、いつ再発してしまうか分からない病気です。

今はうつ状態から抜け出せていても、ちょっとしたきっかけで再びうつ状態に陥ってしまうことも十分考えられますので、再発を防ぐためにも負担の少ない職場を選ぶことがベストです。

また、うつ状態が徐々に良くなってきたから仕事を始めてみよう、と思う時にも負担がかかるような職場ではなく、うつ病でもできる仕事を見つけてみてください。

うつ病だから何もできない・・・と思ってしまう皆さんもいるかもしれませんが、そんなことはありません。近年では在宅でできる仕事も増えてきていますし、家にパソコンがあればできる仕事も多く見られています。

自宅で仕事ができれば人に会うことも少ないので、負担も軽減させることができます。うつ病であることを言い訳にせずチャレンジしてみることが大切なので、自分ができそうと思った仕事にはどんどん挑戦してみてください。

うつ病の自分に甘えすぎないで、できそうなことはやってみること

「私はうつ病だから」「今日は調子が悪いから何もできない」と思う時は、誰かに助けてもらいたい時ですよね。うつ病は真面目な性格で一人きりで頑張ってしまう人によく見られる病気です。

こうした性格の人が誰かを頼るようになるまでには時間がかかるものですが、一人で抱え込まず他の人に仕事をお願いしたり、誰かと協力して物事を進めていったりすることができるようになれば、うつ状態からは徐々に抜け出すことができるようになります。

まずは頑なだった心をやわらかくしてあげることが必要なので、うつ病を患っている人が周りにいる場合は「頼ってもいいんだよ」と声をかけてあげてください。

または話を聞いてあげるだけでも良いでしょう。話を聞いてもらうことで心は軽くなりますから、ちょっと相談に乗るだけでも良いので話に耳を傾けてあげてみてくださいね。

しかし、あまりにも周りに頼りすぎたり「うつ病だから」という言い訳ばかり使っているような場合は、うつ病という症状に甘えすぎていることが考えられるので注意が必要です。

うつ病は決して治らない病気ではありませんし、適切な治療を受けることで症状も緩和させていくことができます。症状が良くなるまでに時間はかかりますが、うつ病であることを言い訳にしていたら、いつになってもうつ状態から抜け出すことはできません。

うつ病を発症していても自分でできることは自分でやるなど、他人を頼りすぎないようにすることも大切なので、周りに甘えすぎている患者がいる場合は少し距離を置いてみることをおすすめします。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病を患っている人の人生に踏み込みすぎないことが重要です。周りにいる家族の皆さんはもちろん、友達や恋人といった関係の場合も同様です。
(⇒大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に

症状が改善するよう患者の生活に協力をしていくことは非常に良いことですし、患者自身も助かることですが、協力をすることと甘やかすことは全くの別物です。

患者によっては周りにいる人達に甘えて自分では何もしない、という人も少なくありません。

自分一人で頑張ってきた人が他人を頼るようになることは、大きな進歩なのですが、「うつ病だから○○できない」といったように、うつ病を言い訳に使うことは決して良い傾向ではないのです。

この状態のまま甘え続けていてもうつ病の症状は一向に良くなりませんし、本当に何もできない状態になってしまう恐れもあります。

だからといって「うつ病=甘えている、怠けている」というわけではなく、うつ病であることを言い訳に何もしなくなってしまう患者自身のうつ状態の傾向に問題があると見られます。

うつ病に負けずに自分自身でできることはやっていこう、と少しずつでも前向きな気持ちに切り替えていく人も見られていますから、うつ病を言い訳にせず、まずは無理をしすぎない程度に自分でできることは行動してみることを心がけていきましょう。

うつ病と結婚、考えるべきことは今の二人が暮らしていける生き方

大好きな彼・彼女がいて結婚したいと思っているけれど相手がうつ病だった場合、または自分がうつ病だけれど大好きな人と結婚したい場合、皆さんならどのような結論を出しますか?結婚は人生における大きな転機です。

これは男性にも女性にも言えることですし、年齢問わず結婚を考える時にはその後の人生のことを考えるようになりますよね。

もし自分や相手がうつ病ではなかった場合なら、うつ病であることを考える必要はありませんから、結婚についての迷いや悩みも少なくなります。

でも、自分がうつ病である場合、相手がうつ病である場合には「結婚生活は上手くいくのか?」と心配になってしまうことがありますよね。

こうした心配はうつ病を抱えている患者自身はもちろん、相手の皆さんも感じてしまうものです。結婚は恋愛の延長上にあるものですが、これから一緒に暮らしていく、家族になる、ということですから、恋愛感情だけで上手くいくとは限りません。

ですが、お互いに結婚したいという気持ちがあれば「上手くいくのか?」ということは考えず、どうやったら一緒に暮らしていくことができるかを考えてみましょう。

結婚生活は時にどちらかがどちらかに合わせなければならない場合もあります。これはうつ病など関係なく言えることですが、どちらかがうつ病である場合は、やはりうつ病を発症している方に合わせることがほとんどと言って良いでしょう。

例えば、皆さんの好きな相手がうつ病だった場合は、皆さんは「この人はうつ病だから」といった理由から、責任を感じて養っていこうとしますか?

大抵の場合は相手のために何かしてあげたいとか、相手がこの状態なら自分がやるしかない、と思ってしまうのではないでしょうか。

こうした考え方は決して悪いことではなく、その人を愛する気持ちがあるからこそ現れてくるものですが、結婚するとなるとこの考え方を続けていくのは難しい部分もあります。

一緒に暮らしていくうちに生活自体の負担も大きくなりますし、それ以前にうつ病ではない皆さん自身がうつ病になってしまう恐れもあるからです。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病の人を中心に考えないことが必要です。

具体的に言えば、相手は仕事ができないから自分がやるしかないとか、たくさん稼いで相手を養っていかなければならないとか、そういった相手に対する責任を感じることなく付き合っていくことが大切なのです。

うつ病だからといって働くことができないわけではありませんし、時には誰の力も借りずに何か行動したい気持ちになることもあります。

ただ、精神的に不安定なことに変わりはないので、わけもなく泣いたり怒ったりすることもあります。

だからといって、その感情の起伏に毎回付き合っていくことは皆さん自身の負担になってしまいますから、二人で暮らしていくためには今の自分達がどのような生き方をしていけば良いか、しっかり考えてみるようにしましょう。

うつ病でも恋愛できる?依存傾向が強い場合はうつを悪化させることも

気になる人や好きな人ができたとき、「うつ病だから・・・」と諦めてしまっている人はいませんか?また、彼氏や彼女がうつ病になってしまった、付き合うことになった人がうつ病だったなど、好きな相手がうつ病である場合もありますよね。

このような時、これから互いにどんな付き合い方をしていくことが正解なのか、悩んでしまうことは当たり前のことです。

好きな人だからこそ、うつ病である自分と付き合うことで相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれない、自分ではうつ病の相手を幸せにすることができないかもしれない、というように、好きだからこそ悩んでしまうこともあるものです。

しかし、二人が恋愛をする上で一番大切なのは「うつ病」ではありません。うつ病であることが恋愛の悩みとなっている場合は、まず「うつ病だから」ということを抜きにして考えることがまず必要です。

例えば、うつ病を発症している彼氏や彼女がもしうつ病ではなかったら、皆さんはその人のことを嫌いになるでしょうか?

彼氏や彼女がうつ病でなかったら二人の付き合い方は変わるかもしれませんが、その人自身を好きになったり嫌いになったりする理由にうつ病は関係ありません。その人自身を好きになったのであれば、うつ病であるかないかで悩む必要はないのです。

と言っても、うつ病の人と長く付き合うためには、うつ病という病気を理解すること、うつ病患者の感情の起伏にいちいち左右されないことなど、うつ病についてよく知った上でその人に依存しすぎないことが重要です。

反対にうつ病を発症している人も依存傾向が見られる場合があるため、状態がひどい場合は恋愛依存症やセックス依存症に陥ってしまうことも少なくありません。

恋愛のかたちは人それぞれ異なりますが、依存傾向が強いような場合はうつ病の治療をしっかり受けることがまず大切です。

相手に依存する恋愛では互いに救われませんから、原因と考えられるうつ状態を改善し、依存傾向のある相手とは距離を置くようにしましょう。

特に依存傾向が強くなるタイプとしては、いつも誰か好きな人がいないとダメとか、恋人がいないと不安で仕方なくなるとか、恋愛をすることで精神の安定を求めるようなタイプです。

うつ病でも恋愛をすることはできますが、こうした依存傾向がある場合はかえって恋愛によってうつ状態を悪化させてしまうことがあるため、注意してください。失恋した場合なども気をつける必要があります。

また、うつ病の皆さんは、恋愛や恋人が自分を救ってくれると考えるのではなく、恋愛をすることで互いを高めていくことを考えていかなければなりません。

うつ状態に陥っているとこう考えることは非常に難しいものですが、うつ病の彼氏や彼女がいる皆さんは、こういう時こそ力になってあげましょう。

決して互いに依存し合うのではなく、いい距離感を保ちながら互いに助け合える関係性を目指してみてください。

一人暮らししても大丈夫?うつ病を発症したら周りに人がいる生活を

ある程度の年齢になると、実家を出て一人暮らしをすることが多くなります。進学や就職をきっかけに一人暮らしすることが特に多く、10代から一人暮らしをすることは決して珍しくありません。
(⇒進学や就職など環境の変化もうつ病の原因に

親元から離れて自立するということですから、人間として成長していくためにはとても良い経験になるものですが、うつ病を発症していた場合はどうでしょうか?

一人暮らしの負担によってうつ状態が悪化してしまうことも考えられますし、周りに助けてくれる人がいない状況はうつ病を治療するためにもあまり良い環境とは言えません。

特に医師からうつ病と診断された直後は、うつ状態が落ち着いていないため、もし既に一人暮らしをしていた場合には実家に帰って休養を取るなど、一人になる環境を避けることが必要です。

うつ病を発症している患者自身は「一人になりたい」「誰とも会いたくない」「誰とも話したくない」という気持ちになってしまっている状態ですが、うつ病は一人で治療できる病気ではありません。

普段の生活を送ることはもちろん、病院に通う場合にも周りにいる家族の助けが必要となるのです。うつ病を発症すると、自分から一人になって殻に閉じこもってしまいがちになりますが、家族の皆さんはその状態を温かく見守っていてください。

過剰に何かをしてあげる必要はありませんし、患者中心の生活を送る必要も全くありません。うつ病の人と暮らしていくためには何かを頼まれたらやってあげる、自分の生活を第一に考えることなど、適度な距離感を保っておくことが大切です。

患者の生活状況や気持ちの浮き沈みにいちいち付き合っていても、今度は周りにいる皆さんがうつ状態に陥ってしまうことも考えられます。

うつ病の人と生活していくためには、相手に関わっても関わりすぎないことが必要なので、家族の皆さんも自分の生活を大切にしながら協力していくことを心がけてくださいね。

また、うつ病はひどいと何か行動を起こすことさえできなくなってしまいます。食欲げ湧かず食べる気力が見られない、睡眠を全く取れていないように見える、水分さえも摂れない、トイレに行くこともできないなど、とても自宅で生活できない状態の場合は、すぐに医師に相談して入院の手続きをしてください。

重度のうつ病は入院が必要となりますので、自宅療養ではなく入院治療を選ぶことが患者本人のためでもあり、家族のためでもあります。

うつ状態を落ち着かせることが先決ですので、症状の程度によっては入院させるようにしましょう。

適切な治療を受けることでうつ状態は徐々に改善されていきますが、うつ病は回復期に入った場合でも気持ちは大変不安定となっています。

患者本人が「一人暮らししたい」などと行動したくなったとしても、場合によってはうつ状態が悪化してしまう恐れが考えられます。

様子を見るためにも、患者本人がうつ病としっかり向き合うことができるようになるまで、一人暮らしは止めておきましょう。