うつ病

将来の不安は忘れて楽しく過ごす余裕を!支える家族だけでも前向きに

「私達はこれからどうなっていくんだろう」と不安にかられることはありませんか?うつ病を発症している本人だけではなく、支えている家族の皆さん、仲の良い友達、そして恋人も、こうした将来への不安を感じてしまうことは仕方のないことです。

将来に対して不安を感じることはうつ病を受け入れていることとも言えるので、それはとても素晴らしいことなのですが、不安だけに押しつぶされてしまっては、今できることさえ見えなくなってしまうこともあります。

うつ病という病気は、本人はもちろん、周りにいる人達も辛さや苦しさを感じてしまう病気です。

「どうして自分はうつ病になってしまったのか」と考えてしまう患者は少なくありませんし、「大切な人がうつ病なのに自分は何もしてあげられない」と絶望してしまう家族も多く見られています。

うつ病という病気をきっかけに様々な不安が生まれ、家族の仲が険悪になってしまったり、友達が離れていってしまったり、恋人と別れなくてはならなくなってしまったり、さらに精神的なダメージが重くのしかかってしまうことも珍しいことではありません。

こうした状況になってしまうのは、やはりうつ病という病気をきっかけに生まれてしまった不安を抱えていることが大きな要因となっているため、まずは人と人との繋がり方を見直していくことが必要となります。そのためには、将来への不安を忘れてしまうことが一番です。

こうした考え方をうつ病を発症している患者本人に勧めてもすぐに受け入れることは難しいですから、患者の周りにいる家族や友達、恋人といった立場にいる皆さんが、将来への不安を忘れてしまうよう考え方を変えていくことから始めてみてください。

うつ病になってしまった大切な人をどうしたら助けることができるか、自分には何ができるか、早くうつ病を治すためにはどうすれば良いか、これからどうすれば良い方向に向かうのか、とうつ病の人を救うことを考えることはとても大事なことですが、考えてばかりいると将来への不安ばかりが高まってきてしまいます。

場合によっては「うつ病が治らなかったらどうしよう」とネガティブな方ばかりへ考えてしまうこともありますから、周りにいる皆さんだけはできるだけ前向きに考えるようにしてみましょう。

うつ病を発症すると憂うつな気分に苛まれてしまうため、こうした考え方はできなくなってしまいますが、その人のことが大切ならば皆さんだけでもポジティブに考えることを心がけてみてください。

だからと言ってその考え方をうつ病の患者へ押し付けてはいけません。それぞれの心の中で思うことが大切です。

元気で健康な家族の協力がなければ良くなるものも良くなりませんので、大切な人がうつ病だからこそ、自分は楽しく過ごすことが必要なのです。

うつ病の患者本人や家族のこれからなど、将来の不安について考えるのではなく、今を生きるための楽しさを見つけてみるようにしましょう。

うつ状態は伝染する?深く関わってはいけない患者の気分の不安定さ

もし大切な家族、友達、恋人がうつ病になってしまったら、皆さんはどのような行動を取るでしょうか?

うつ病という病気に対する理解を深めるためにうつ病について調べる、本人の力になれるように様々なことに協力していく、本人の気持ちがわかるよう自分なりに努力しながら接するなど、人それぞれ取る行動も異なってくると思いますが、やはり根底にあるのは「助けたい」とか「力になりたい」という前向きな気持ちかと思います。

うつ病は一人きりで治せる病気ではありませんし、薬を服用するだけで完治させることができる病気でもありません。

もちろん、症状を改善させるためには抗うつ剤などの薬を適切に服用することが重要ですが、薬の力だけではなく、周りにいる皆さんの支えがあって始めてうつ病は改善に向かいます。

うつ病を発症している本人がうつ病と向き合うことも大事ですが、その周囲にいる皆さんがうつ病をしっかり理解することも必要なのです。

特に一緒に暮らしている家族は、うつ病という病気の特徴を理解し、うつ状態が少しでも良くなるようにできる協力するようにしましょう。

家族の理解が足りない場合は、自宅で休養を取っても十分に休むことができず、かえって症状が悪化してしまう恐れも考えられます。

もし自宅で休養が取れない場合は入院治療を受けることもできますので、病院に入院してうつ病の症状を回復させることも治療法の一つとして考えてみると良いでしょう。

こうした入院治療は、自宅で休養を取ることができない患者自身のためだけではなく、患者の世話をすることに疲れてしまった家族の皆さんの健康を守るためにも利用することをおすすめします。

うつ病は誰しも発症する恐れのある病気で、と考えられています。

ストレスを感じる事柄は人それぞれ異なるものの、やはり仕事や学校といった特定された環境、人間関係によるストレスがうつ病の発症に大きく関わっているとされています。

また、うつ病の患者を支える側である人々もこうしたストレスを抱えていることが多く見られ、実際にうつ状態に陥ってしまう人も少なくありません。

自分がうつ病の人を支えなければならないのに、自分までうつ状態になっている場合ではない・・・と思う人もいるかもしれませんが、このような考え方をしなければならない状態がそのままうつ状態に繋がってしまうので、うつ病の人と関わっていくことに疲れてしまったら、一度距離を置いて休養を取ることをおすすめします。

うつ病になりやすい性格の人は、うつ病の患者からうつ状態が伝染してしまうこともあるので、協力をするにしても一歩引いてみること、気分の不安定さに深く関わりすぎないこと、時には全く構わないようにすることなど、うつ病の人を中心に生活を送ることから離れてみてください。

うつ病の人を支えていくためにも、まずは自分自身の健康にも気を遣うようにしましょう。

一人暮らししても大丈夫?うつ病を発症したら周りに人がいる生活を

ある程度の年齢になると、実家を出て一人暮らしをすることが多くなります。進学や就職をきっかけに一人暮らしすることが特に多く、10代から一人暮らしをすることは決して珍しくありません。
(⇒進学や就職など環境の変化もうつ病の原因に

親元から離れて自立するということですから、人間として成長していくためにはとても良い経験になるものですが、うつ病を発症していた場合はどうでしょうか?

一人暮らしの負担によってうつ状態が悪化してしまうことも考えられますし、周りに助けてくれる人がいない状況はうつ病を治療するためにもあまり良い環境とは言えません。

特に医師からうつ病と診断された直後は、うつ状態が落ち着いていないため、もし既に一人暮らしをしていた場合には実家に帰って休養を取るなど、一人になる環境を避けることが必要です。

うつ病を発症している患者自身は「一人になりたい」「誰とも会いたくない」「誰とも話したくない」という気持ちになってしまっている状態ですが、うつ病は一人で治療できる病気ではありません。

普段の生活を送ることはもちろん、病院に通う場合にも周りにいる家族の助けが必要となるのです。うつ病を発症すると、自分から一人になって殻に閉じこもってしまいがちになりますが、家族の皆さんはその状態を温かく見守っていてください。

過剰に何かをしてあげる必要はありませんし、患者中心の生活を送る必要も全くありません。うつ病の人と暮らしていくためには何かを頼まれたらやってあげる、自分の生活を第一に考えることなど、適度な距離感を保っておくことが大切です。

患者の生活状況や気持ちの浮き沈みにいちいち付き合っていても、今度は周りにいる皆さんがうつ状態に陥ってしまうことも考えられます。

うつ病の人と生活していくためには、相手に関わっても関わりすぎないことが必要なので、家族の皆さんも自分の生活を大切にしながら協力していくことを心がけてくださいね。

また、うつ病はひどいと何か行動を起こすことさえできなくなってしまいます。食欲げ湧かず食べる気力が見られない、睡眠を全く取れていないように見える、水分さえも摂れない、トイレに行くこともできないなど、とても自宅で生活できない状態の場合は、すぐに医師に相談して入院の手続きをしてください。

重度のうつ病は入院が必要となりますので、自宅療養ではなく入院治療を選ぶことが患者本人のためでもあり、家族のためでもあります。

うつ状態を落ち着かせることが先決ですので、症状の程度によっては入院させるようにしましょう。

適切な治療を受けることでうつ状態は徐々に改善されていきますが、うつ病は回復期に入った場合でも気持ちは大変不安定となっています。

患者本人が「一人暮らししたい」などと行動したくなったとしても、場合によってはうつ状態が悪化してしまう恐れが考えられます。

様子を見るためにも、患者本人がうつ病としっかり向き合うことができるようになるまで、一人暮らしは止めておきましょう。

うつ病でも恋愛できる?依存傾向が強い場合はうつを悪化させることも

気になる人や好きな人ができたとき、「うつ病だから・・・」と諦めてしまっている人はいませんか?また、彼氏や彼女がうつ病になってしまった、付き合うことになった人がうつ病だったなど、好きな相手がうつ病である場合もありますよね。

このような時、これから互いにどんな付き合い方をしていくことが正解なのか、悩んでしまうことは当たり前のことです。

好きな人だからこそ、うつ病である自分と付き合うことで相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれない、自分ではうつ病の相手を幸せにすることができないかもしれない、というように、好きだからこそ悩んでしまうこともあるものです。

しかし、二人が恋愛をする上で一番大切なのは「うつ病」ではありません。うつ病であることが恋愛の悩みとなっている場合は、まず「うつ病だから」ということを抜きにして考えることがまず必要です。

例えば、うつ病を発症している彼氏や彼女がもしうつ病ではなかったら、皆さんはその人のことを嫌いになるでしょうか?

彼氏や彼女がうつ病でなかったら二人の付き合い方は変わるかもしれませんが、その人自身を好きになったり嫌いになったりする理由にうつ病は関係ありません。その人自身を好きになったのであれば、うつ病であるかないかで悩む必要はないのです。

と言っても、うつ病の人と長く付き合うためには、うつ病という病気を理解すること、うつ病患者の感情の起伏にいちいち左右されないことなど、うつ病についてよく知った上でその人に依存しすぎないことが重要です。

反対にうつ病を発症している人も依存傾向が見られる場合があるため、状態がひどい場合は恋愛依存症やセックス依存症に陥ってしまうことも少なくありません。

恋愛のかたちは人それぞれ異なりますが、依存傾向が強いような場合はうつ病の治療をしっかり受けることがまず大切です。

相手に依存する恋愛では互いに救われませんから、原因と考えられるうつ状態を改善し、依存傾向のある相手とは距離を置くようにしましょう。

特に依存傾向が強くなるタイプとしては、いつも誰か好きな人がいないとダメとか、恋人がいないと不安で仕方なくなるとか、恋愛をすることで精神の安定を求めるようなタイプです。

うつ病でも恋愛をすることはできますが、こうした依存傾向がある場合はかえって恋愛によってうつ状態を悪化させてしまうことがあるため、注意してください。失恋した場合なども気をつける必要があります。

また、うつ病の皆さんは、恋愛や恋人が自分を救ってくれると考えるのではなく、恋愛をすることで互いを高めていくことを考えていかなければなりません。

うつ状態に陥っているとこう考えることは非常に難しいものですが、うつ病の彼氏や彼女がいる皆さんは、こういう時こそ力になってあげましょう。

決して互いに依存し合うのではなく、いい距離感を保ちながら互いに助け合える関係性を目指してみてください。

うつ病と結婚、考えるべきことは今の二人が暮らしていける生き方

大好きな彼・彼女がいて結婚したいと思っているけれど相手がうつ病だった場合、または自分がうつ病だけれど大好きな人と結婚したい場合、皆さんならどのような結論を出しますか?結婚は人生における大きな転機です。

これは男性にも女性にも言えることですし、年齢問わず結婚を考える時にはその後の人生のことを考えるようになりますよね。

もし自分や相手がうつ病ではなかった場合なら、うつ病であることを考える必要はありませんから、結婚についての迷いや悩みも少なくなります。

でも、自分がうつ病である場合、相手がうつ病である場合には「結婚生活は上手くいくのか?」と心配になってしまうことがありますよね。

こうした心配はうつ病を抱えている患者自身はもちろん、相手の皆さんも感じてしまうものです。結婚は恋愛の延長上にあるものですが、これから一緒に暮らしていく、家族になる、ということですから、恋愛感情だけで上手くいくとは限りません。

ですが、お互いに結婚したいという気持ちがあれば「上手くいくのか?」ということは考えず、どうやったら一緒に暮らしていくことができるかを考えてみましょう。

結婚生活は時にどちらかがどちらかに合わせなければならない場合もあります。これはうつ病など関係なく言えることですが、どちらかがうつ病である場合は、やはりうつ病を発症している方に合わせることがほとんどと言って良いでしょう。

例えば、皆さんの好きな相手がうつ病だった場合は、皆さんは「この人はうつ病だから」といった理由から、責任を感じて養っていこうとしますか?

大抵の場合は相手のために何かしてあげたいとか、相手がこの状態なら自分がやるしかない、と思ってしまうのではないでしょうか。

こうした考え方は決して悪いことではなく、その人を愛する気持ちがあるからこそ現れてくるものですが、結婚するとなるとこの考え方を続けていくのは難しい部分もあります。

一緒に暮らしていくうちに生活自体の負担も大きくなりますし、それ以前にうつ病ではない皆さん自身がうつ病になってしまう恐れもあるからです。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病の人を中心に考えないことが必要です。

具体的に言えば、相手は仕事ができないから自分がやるしかないとか、たくさん稼いで相手を養っていかなければならないとか、そういった相手に対する責任を感じることなく付き合っていくことが大切なのです。

うつ病だからといって働くことができないわけではありませんし、時には誰の力も借りずに何か行動したい気持ちになることもあります。

ただ、精神的に不安定なことに変わりはないので、わけもなく泣いたり怒ったりすることもあります。

だからといって、その感情の起伏に毎回付き合っていくことは皆さん自身の負担になってしまいますから、二人で暮らしていくためには今の自分達がどのような生き方をしていけば良いか、しっかり考えてみるようにしましょう。

うつ病になったのは自分のせい、罪悪感を持つよりも今の生活を大事に

いつも一緒にいる家族、支えになってくれていた友達や恋人がうつ病になってしまった・・・そんな時、何もしてあげらなかった自分のことを責めてしまったことはありませんか?

近くにいたのにうつ病の発症を防いであげることができなかった、調子が良くないことに気づいてあげられなかったなど、後悔してしまっている人も多いのではないでしょうか。

さらには「うつ病を発症したのは自分のせいだ」と、罪悪感を持っている人も見られるため、うつ病の患者の周りにいる皆さんの健康状態にも注意が必要です。

うつ病の人と付き合っていくと、一緒にいることが疲れたり、弱音を聞かされることに嫌気が差したり、もう離れたいと思うこともありますが、こうした辛さとは反対に「うつ病になったのは自分が悪い」と思い詰めてしまう場合も見られています。

どちらにしても辛いことには変わりはないのですが、大切な人がうつ病になってしまったことに対して、皆さんが自分自身を責める必要はありません。

家族や友達、恋人などいくら大切な人でも、皆さんのせいではないですし、気づいてあげることができなかったと言っても、皆さんだけが気づいていなかったわけではないのです。

また、こうして自分のことを責め続けていると、皆さんまでうつ状態に陥ってしまう場合も考えられます。

うつ病の人と過ごしていることでストレスが溜まり、うつ状態に陥ってしまう人も実際に見られていますが、大切な人がうつ病になったことに対して自分に原因を当てはめてしまう場合も、同様にうつ状態に陥りやすくなっています。

うつ病は一般的に真面目な性格の人が発症しやすいと考えられているため、こうした罪悪感を持ってしまうことによってうつ状態に陥ってしまうことも珍しくありません。

皆さんまでうつ病を発症してしまっては、それこそ誰もうつ状態から抜け出せなくなってしまいますから、せめて皆さんだけはうつ病の発症を防いでいくようにしてください。

皆さんが元気でいることは、皆さん自身のためでもありますし、うつ病になってしまった大切な人を守るためにも必要なことです。支える人が元気でないと、辛い状況で守ってあげることさえできなくなってしまいますよね。

大切な人をうつ状態から救ってあげたい、うつ病を治してあげたい、と思うのであれば、これからは罪悪感を持つことはやめて、今の生活を大事にするように心がけていきましょう。

うつ病の発症原因を探ることも必要ですが、それ以上に重要なのは、うつ病の症状とこれからどう向き合っていくか、ということです。

発症原因を取り除くだけでは、うつ病を完治させることはできません。医師や家族をはじめとした周りの人々の協力、患者本人がうつ病であることを受け入れ、うつ状態を克服していくためにできることを実行に移していくことが大切なのです。

うつ病になってしまったことを嘆くよりも、これからの生活を少しでも良くすることを第一に考えていきましょう。

うつ病の自分に甘えすぎないで、できそうなことはやってみること

「私はうつ病だから」「今日は調子が悪いから何もできない」と思う時は、誰かに助けてもらいたい時ですよね。うつ病は真面目な性格で一人きりで頑張ってしまう人によく見られる病気です。

こうした性格の人が誰かを頼るようになるまでには時間がかかるものですが、一人で抱え込まず他の人に仕事をお願いしたり、誰かと協力して物事を進めていったりすることができるようになれば、うつ状態からは徐々に抜け出すことができるようになります。

まずは頑なだった心をやわらかくしてあげることが必要なので、うつ病を患っている人が周りにいる場合は「頼ってもいいんだよ」と声をかけてあげてください。

または話を聞いてあげるだけでも良いでしょう。話を聞いてもらうことで心は軽くなりますから、ちょっと相談に乗るだけでも良いので話に耳を傾けてあげてみてくださいね。

しかし、あまりにも周りに頼りすぎたり「うつ病だから」という言い訳ばかり使っているような場合は、うつ病という症状に甘えすぎていることが考えられるので注意が必要です。

うつ病は決して治らない病気ではありませんし、適切な治療を受けることで症状も緩和させていくことができます。症状が良くなるまでに時間はかかりますが、うつ病であることを言い訳にしていたら、いつになってもうつ状態から抜け出すことはできません。

うつ病を発症していても自分でできることは自分でやるなど、他人を頼りすぎないようにすることも大切なので、周りに甘えすぎている患者がいる場合は少し距離を置いてみることをおすすめします。

うつ病の人と長く付き合っていくためには、うつ病を患っている人の人生に踏み込みすぎないことが重要です。周りにいる家族の皆さんはもちろん、友達や恋人といった関係の場合も同様です。
(⇒大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に

症状が改善するよう患者の生活に協力をしていくことは非常に良いことですし、患者自身も助かることですが、協力をすることと甘やかすことは全くの別物です。

患者によっては周りにいる人達に甘えて自分では何もしない、という人も少なくありません。

自分一人で頑張ってきた人が他人を頼るようになることは、大きな進歩なのですが、「うつ病だから○○できない」といったように、うつ病を言い訳に使うことは決して良い傾向ではないのです。

この状態のまま甘え続けていてもうつ病の症状は一向に良くなりませんし、本当に何もできない状態になってしまう恐れもあります。

だからといって「うつ病=甘えている、怠けている」というわけではなく、うつ病であることを言い訳に何もしなくなってしまう患者自身のうつ状態の傾向に問題があると見られます。

うつ病に負けずに自分自身でできることはやっていこう、と少しずつでも前向きな気持ちに切り替えていく人も見られていますから、うつ病を言い訳にせず、まずは無理をしすぎない程度に自分でできることは行動してみることを心がけていきましょう。

うつ病でもできる仕事、うつ病を言い訳にしないでまずはチャレンジを

うつ病をはじめとした精神疾患を抱えていると、まともに仕事をすることもできなくなり、ひどい場合は職場に毎日行くことさえもできなくなってしまいます。

このような状況でまず必要なのは、仕事を休んでしっかりと休養を取ることです。

そのまま仕事を続けていてもうつ状態は悪化してしまうばかりですし、うつ病以外の病気も発症してしまう恐れもあります。

うつ病は早めに対処をすることで回復も早くなりますから、心療内科や精神科の医師に相談して診断を受け、診断書を書いてもらうことで長期的な休養を取るようにしましょう。

周りから見ているとさぼっているように見えてしまうこともありますが、うつ病患者にとっては休養を取ることも重要な治療法の一つです。

薬物療法によって抗うつ剤を服用することももちろん必要ですし、認知行動療法を行なうこともうつ病の再発予防に効果的ですが、まずはしっかり休むことがうつ状態から抜け出すスタートです。仕事のことは忘れて思い切り休みましょう。

最初のうちは何をするでもなくただ寝ているだけでも良いですし、ボーッとテレビを見ているだけでも構いません。

治療によってうつ状態が徐々に緩和されていくと、自分から行動したくなってくるものなので、その時が来るまで休んでいて良いのです。その時が来たら仕事に復帰する、または新しい職場を探すことを始めていきましょう。

実際に休職ということで、うつ状態が改善されてから同じ職場に復帰する人も多く見られていますが、場合によってはうつ病を発症した時と同じ状況に陥ってしまう恐れも考えられます。

うつ病はただでさえ再発率の高い病気です。職場の人達がうつ病に理解のない場合は再発の危険性がさらに高まりますので、今まで働いていた職場に復帰する場合はもう一度よく考えてから復帰するようにしましょう。
(⇒再発しやすいうつ病

もし新しい仕事に就くような場合は、自分にとっての精神的・身体的負担の少ない職場を選ぶことをおすすめします。うつ病は一度良くなっても、いつ再発してしまうか分からない病気です。

今はうつ状態から抜け出せていても、ちょっとしたきっかけで再びうつ状態に陥ってしまうことも十分考えられますので、再発を防ぐためにも負担の少ない職場を選ぶことがベストです。

また、うつ状態が徐々に良くなってきたから仕事を始めてみよう、と思う時にも負担がかかるような職場ではなく、うつ病でもできる仕事を見つけてみてください。

うつ病だから何もできない・・・と思ってしまう皆さんもいるかもしれませんが、そんなことはありません。近年では在宅でできる仕事も増えてきていますし、家にパソコンがあればできる仕事も多く見られています。

自宅で仕事ができれば人に会うことも少ないので、負担も軽減させることができます。うつ病であることを言い訳にせずチャレンジしてみることが大切なので、自分ができそうと思った仕事にはどんどん挑戦してみてください。

病院に行くことを勧めてもいいの?医師に話を聞いてもらう気持ちで

何となく気分が塞ぐ、憂うつな気持ちになる、ちょっとしたことでイライラしてしまう、身体がだるくて何もする気が起こらない、といった症状はうつ病の典型的な症状です。

その他にも食欲が落ちてしまったり、夜眠れなくなたり、集中力がなくなってしまったり、様々な症状が現れることもうつ病の特徴となっています。

一見、風邪を引いているようにも感じる症状がほとんどであるため、自分でうつ病を発症していることに気づかない場合も少なくありません。

最近頑張りすぎているだけだから大丈夫、ちょっと疲れているだけだから大丈夫、と思っていても、休養を取らずに頑張りすぎてしまうとうつ状態は今よりもひどくなってしまうこともあります。

うつ病を治すためにはしっかり休養を取ることが重要となっているので、まずは心も身体も十分に休めるようにしましょう。

そして、うつ病かもしれない症状が現れている場合は、早めに医師に相談することも大切です。うつ病は早期に発見し、治療を始めることで、回復も早くなります。

適切な治療を受ければ症状を改善させていくことができますので、まずは休養と医師への相談からうつ病の回復へと繋げていきましょう。

しかし、上記のように自分でうつ病を発症していることに気づかない場合も多いため、自分から「病院に行こう」思わない人は決して少なくありません。

本人はうつ病だと思っていないのですから、「病院に行く必要はない」と思っていても当然のことなのですが、周りから見て明らかにうつ病を発症していると考えられる場合は、周りにいる皆さんから病院に行くことを勧めてあげるようにしてください。

ただし、強制的に病院に行かせるのではなく、本人に「病院に行ってうつ病を治したい」と思わせることが大切です。うつ病は発症している本人はもちろん、周りから見ても辛そうに感じるものです。

その状況を少しでも楽にするために病院があるので、病院に行くと今よりずっと気持ちが楽になるよ、ということをさりげなく伝えてあげましょう。

また、辛いことや苦しいことを医師に聞いてもらう、というスタンスで病院に行くことを勧めてみることもおすすめです。うつ病を治しに行く、というよりも、自分の話を聞いてもらいに行く、という気持ちで病院に行ってみたら?と勧めてみてください。

本人がうつ病であることを受け入れることは、うつ状態から抜け出すために必要なことですが、自分がうつ病であることをすぐに認めることは非常にむずかしく、勇気のいることです。

自分がうつ病であることは少しずつ受け入れるようになれれば良いので、まずは医師に相談してみる、ということから始めていくことが大切なのです。

そして、本人が病院に行く際には家族の皆さんも付き添うようにしてください。うつ病の治療には家族など周りにいる人達の協力が不可欠です。皆さんもできる限り協力していくことを心がけていくようにしましょう。

うつ状態の悪化を防ぐためにも仕事における負担を減らすことから

ストレスを感じる事柄は人それぞれ異なるものですが、大人の場合は仕事がストレスの大きな要因となっている場合が多く見られています。皆さんは仕事をしている時どのような気持ちで取り組んでいますか?

楽しいとかおもしろい、と感じながら仕事をしている人はごく少数かと思いますが、少々辛い仕事でもやり甲斐がある、達成感があるなどストレスを感じながらもポジティブな気持ちで仕事に取り組んでいる人はよく見られます。

しかし、中にはどんな仕事に対しても達成感を感じられず、ただ辛さや苦しさだけを感じてしまっている人も多く、ひどい場合は仕事に対する意欲が消えてしまい、無気力感に襲われてしまうこともあります。

こうした症状はうつ病にも繋がるので、早めに対処をしておくことが必要です。うつ病は発症すると治るまでに時間はかかりますが、適切な治療を受けることによって軽度の状態で抑えることができます。

無気力感に襲われる前に、仕事で感じる負担を軽くしていくことがうつ病の予防になりますから、もし今仕事をしていて辛さや苦しさに押しつぶされそうになっているという皆さんがいたら、自分の仕事の負担を少しずつ減らしていくようにしてください。

特に精神的な負担はうつ状態に陥る大きな原因となってしまいます。仕事量の多さにプレッシャーを感じる、仕事をこなせるか不安になる、上司に怒られるのではないかと恐怖を感じるなど、精神的に追いつめられるほどの負担を感じているようであれば、一度その環境を離れてみることをおすすめします。

その段階で心療内科や精神科を受診しても良いですが、まずは職場の環境を変えてみることから始めてみましょう。うつ状態を改善させるためには長期的に休暇を取ることが一番なので、仕事を休んで心身共に休養を取ってみてください。

または、働く職場を変えてみること、同じ職場でも働く部署を変えてみることなど、今いる環境を変えていくことで精神的負担がなくなり、うつ状態が緩和されていることもあります。

そのためには職場の上司や同僚に相談することが必要となりますが、どうしても身近な人に話すことができないような場合は、心療内科や精神科の医師に相談してみましょう。

医師に相談し、うつ病との診断を受けることができれば診断書を書いてもらうことができるので、仕事を長期的に休むことも可能となります。

他の人から見れば「仕事をさぼっている」「仕事をせずに怠けている」と思われることもありますが、うつ病を治療するためには休養を取ることが第一です。

もちろん、仕事を休むことは逃げることだと思ってしまう患者も少なくないですし、仕事に行かなければと強迫観念に付きまとわれてしまう患者もよく見られています。

しかし、こうした考え方を少しずつ変えていき、しっかり休養を取ることができればうつ病の症状は改善していきます。医師や周囲の家族にも協力してもらいながら、うつ病を治療していきましょう。