うつ病

うつ病の恋人と別れたい・・・距離を置いて二人の関係を考える時間を

過剰なストレスや環境の変化、本人の性格や性質などが原因となって現われる「うつ病」は、誰もが発症し得る病気でもあります。

「自分はうつ病になんてならない」と頑張り続けてしまったり、心も身体も疲れているのに休養を取らなかったり、自分の許容範囲を超えて無理をしてしまうとうつ病を発症しやすい状態になってしまいます。

最初はちょっと気分が優れない程度の症状でも、毎日のように憂うつな気分になったり、食欲がなくなってきたり、眠れなくなったり、身体がだるくてやる気が起こらなかったり、といった状態が長期間続いているような場合は、うつ病を発症している恐れが考えられます。

このような症状が2週間以上続いているなど一時的なものではない場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。うつ病は心療内科や精神科で治療を受けることができますので、まずは病院に行ってしっかり診断してもらうことが大切です。

しかし、うつ病を発症している本人は「自分はうつ病ではない」と思っていることも少なくありません。

自分でうつ病であることに気付かず、いつも通りの生活を送ってしまうこともあるため、周囲から見て少しでもおかしいな、と思ったら何でも良いので本人の話を聞いてあげるようにしましょう。

家族だけではなく、友達や恋人といった身近な存在の人がうつ病になってしまう恐れも十分に考えられることですから、いつもと様子が違うとか最近元気がないといった変化が見られていたら、話を聞いて病院に行くことを勧めてあげてください。

強制的に勧めるのではなく、「病院の先生に話を聞いてもらってみたら?」と気軽に病院に行けるよう話してみると良いでしょう。

うつ病は適切な治療を受けることで症状を改善させていくことができる病気ですから、できるだけ早めに治療を始められるよう、周囲の人の変化にも注意してみるようにしてください。

ただ、うつ病の人と付き合っていくうちに、自分自身も段々と疲れてきてしまった、ということもあるものです。
(⇒うつ病の人と付き合うことに疲れたら

うつ病の人の不安定さに振り回されて、一緒にいると自分まで気持ちが落ち込んでくるなど、実際にうつ病を発症してしまうケースも決して少なくありません。

そのような状態にならないよう、うつ病の人と付き合っていくにしても、ある程度の距離感を保つことが大切なのですが、恋人などとても近しい存在の場合は近づきすぎてしまうことで、互いにうつ状態に陥ってしまうことが多く見られています。

こうしたことから「うつ病の恋人と別れたい」と考える人も少なくないのですが、相手のことが心配で離れられない、という気持ちもあるものですよね。

大好きな人だからこそ自分には支えきれない、別れるしかない、と考えてしまった場合は、まずは別れるのではなく少し距離を置いてみることをおすすめします。

一度うつ病の恋人と距離を置くことで、二人の関係性についてよく考える時間を作ってみると良いでしょう。
(⇒うつ病の恋人と長く付き合っていくためには

専業主婦はうつ病になりやすい?家事も人間関係も頑張りすぎないで

家事をしようと思っても無気力感に襲われてやる気が出ない、買い物に出かけたくなくなる、子供と遊ぶことが重荷に感じるなど、気分が塞ぎがちになって倦怠感を覚えることが長く続いているような場合は、うつ病を発症している恐れが考えられます。

このような症状の例は主婦の皆さんに多く見られているのですが、特に家に一人でいること、子供だけと過ごすことが多い専業主婦は、うつ病になりやすいとも考えられることがあります。

専業主婦はいつも家にいて好きな時に好きなことをできて楽に過ごしているから、うつ病になんてならないのでは?と思う皆さんも多いかもしれませんが、その人の性格や性質によっては専業主婦という環境がストレスとなって、うつ病を発症してしまう場合もあるのです。

例えば、子供が生まれて仕事を辞めて、家で子供と二人きりで過ごすことが多くなったという場合は、仕事をしていた時とは全く違った生活習慣になりますよね。

特に仕事をバリバリこなしていたようなタイプの人は、家にいること自体にストレスを感じてしまうことがあります。

だからと言って、子供がいることから自由に外出できるわけではありませんし、育児や家事もしっかりこなさなくてはならないので自分の時間も取ることができず、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまうことが少なくないのです。

もちろん、仕事が原因でうつ病を発症するケースはありますが、仕事が楽しかった人にとっては仕事を辞めて専業主婦となること自体にストレスを感じてしまうのです。

また、何事に対しても完璧にこなさなければ気が済まない、という皆さんは育児に対しても完璧を目指す傾向があるため、自分で自分を追いつめてしまうことも珍しくありません。
(⇒育児疲れからの解放

その他、近所付き合いや子供の親同士の付き合いなど、仕事をしていた時とは違った人間関係に悩まされる場合も少なくないので、その人間関係からストレスを感じてしまうこともあります。

いわゆる「ママ友」などと呼ばれる人間関係は、その人の性格や性質によっては大きな負担となることもあるのです。

一人になりたいけれど孤立するのは嫌だ、私が孤立したてしまったら子供までいじめられるようになる、といったこともありますし、家で子供だけと過ごすことが多い場合もなかなか気分転換することができず、ストレスが溜まってしまうことも少なくありません。

このように、専業主婦は何かと精神的に負担を感じることも多いため、人によっては専業主婦になることでうつ状態に陥ってしまうこともあるのです。

専業主婦は仕事をしている人に比べて社会的な繋がりが少なく、一見すると楽しく毎日を過ごせるように見られることが多いのですが、専業主婦は専業主婦でまた違ったストレスや環境の変化が影響して、うつ病を発症する恐れがあります。

全ての専業主婦に当てはまるわけではありませんが、何事も無理せず頑張りすぎないよう気をつけていきましょう。

大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に、患者との良い距離感

自分の周りにいる人がうつ病になってしまった場合、皆さんならどのように接していきますか?うつ病という病気がどのような病気なのかよく知らないという人も多いですし、正直うつ病の人と付き合っていくなんて面倒、と感じることもあるかもしれません。

しかし、うつ病は誰しも発症する恐れのある病気です。働き盛りの年代から子供、お年寄りまでうつ病になってしまうことがあるため、自分がうつ病になってしまうことも大いに考えられることです。

そのような時に周囲の人に助けてもらえないことは非常に苦しいことですし、辛さも倍になってしまいます。うつ病は決して一人で治していける病気ではないので、周りの人の協力が不可欠なものとなっています。

特に家族の皆さんの協力はなくてはならないものですが、長期間うつ病の人と付き合っていると心も身体も疲れてきて、自分までうつ状態に陥ってしまうことも少なくありません。

うつ病の人を支えるということは、うつ病の人に協力していくということ、うつ病の人を助けるということになりますが、支える側である皆さんがうつ病の人に対して何でもやってあげる必要はありません。

患者によっては一人になりたいという人もいますし、徐々に症状が改善することで自分の力で行動しようと思えるようになってくることもあります。

ただ、うつ病の一人にさせることは非常に危険です。症状が落ち着いてきたといっても薬物療法で服用している薬の効果が現れているだけの場合もあり、今日は気分が良くても翌日はまた気分が不安定になってしまうことも実際に多く見られていることです。

憂うつ感や無気力感に襲われてしまうと何に対してもやる気が出なくなり、自分から動くことさえできなくなってしまうこともあります。このような場合はやはり家族が周りにいることが望ましいので、支えるべきところは支えることが重要とされています。

うつ病の患者と良い距離感を保つことはとても難しく、距離感が遠すぎるとうつ病を悪化させてしまうこともありますし、近づきすぎると今度は皆さんがうつ状態に陥ってしまうこともあります。

時には患者のことを第一に考えるか、自分のことを第一に考えるかで迷ってしまうことも多くなるかと思いますが、そのような場合は皆さん自身のことを一番に大切にしてください。

家族や恋人、友達など自分の周りにいる大切な人がうつ病になってしまっても、まずは自分のことを第一に考えるようにしましょう。

ついつい「この人はうつ病だから私がいなくては何もできない」とか「うつ病ではない私が頑張らなくては」と思ってしまいがちですが、これでは皆さんが疲れてしまいます。

疲れてしまってはうつ病の人を支えることができなくなってしまいますよね。そんな時は皆さんも遠慮せず休んでください。長く付き合っていくためにも、自分を大切にしながらうつ病の患者を支えていくよう心がけていくようにしましょう。

うつ状態は伝染する?深く関わってはいけない患者の気分の不安定さ

もし大切な家族、友達、恋人がうつ病になってしまったら、皆さんはどのような行動を取るでしょうか?

うつ病という病気に対する理解を深めるためにうつ病について調べる、本人の力になれるように様々なことに協力していく、本人の気持ちがわかるよう自分なりに努力しながら接するなど、人それぞれ取る行動も異なってくると思いますが、やはり根底にあるのは「助けたい」とか「力になりたい」という前向きな気持ちかと思います。

うつ病は一人きりで治せる病気ではありませんし、薬を服用するだけで完治させることができる病気でもありません。

もちろん、症状を改善させるためには抗うつ剤などの薬を適切に服用することが重要ですが、薬の力だけではなく、周りにいる皆さんの支えがあって始めてうつ病は改善に向かいます。

うつ病を発症している本人がうつ病と向き合うことも大事ですが、その周囲にいる皆さんがうつ病をしっかり理解することも必要なのです。

特に一緒に暮らしている家族は、うつ病という病気の特徴を理解し、うつ状態が少しでも良くなるようにできる協力するようにしましょう。

家族の理解が足りない場合は、自宅で休養を取っても十分に休むことができず、かえって症状が悪化してしまう恐れも考えられます。

もし自宅で休養が取れない場合は入院治療を受けることもできますので、病院に入院してうつ病の症状を回復させることも治療法の一つとして考えてみると良いでしょう。

こうした入院治療は、自宅で休養を取ることができない患者自身のためだけではなく、患者の世話をすることに疲れてしまった家族の皆さんの健康を守るためにも利用することをおすすめします。

うつ病は誰しも発症する恐れのある病気で、と考えられています。

ストレスを感じる事柄は人それぞれ異なるものの、やはり仕事や学校といった特定された環境、人間関係によるストレスがうつ病の発症に大きく関わっているとされています。

また、うつ病の患者を支える側である人々もこうしたストレスを抱えていることが多く見られ、実際にうつ状態に陥ってしまう人も少なくありません。

自分がうつ病の人を支えなければならないのに、自分までうつ状態になっている場合ではない・・・と思う人もいるかもしれませんが、このような考え方をしなければならない状態がそのままうつ状態に繋がってしまうので、うつ病の人と関わっていくことに疲れてしまったら、一度距離を置いて休養を取ることをおすすめします。

うつ病になりやすい性格の人は、うつ病の患者からうつ状態が伝染してしまうこともあるので、協力をするにしても一歩引いてみること、気分の不安定さに深く関わりすぎないこと、時には全く構わないようにすることなど、うつ病の人を中心に生活を送ることから離れてみてください。

うつ病の人を支えていくためにも、まずは自分自身の健康にも気を遣うようにしましょう。

焦らずゆっくり、うつ病は治らなくても大丈夫と受け入れることが大事

精神疾患の多くは、過剰なストレスが主な原因となっています。

様々ある精神疾患の中でも「うつ病」は特に有名ですが、うつ状態に陥ってしまう原因は人間関係によるストレス、環境の変化によるストレス、仕事や勉強のストレスなどで、心身に負担がかかることによってうつ病を発症してしまう、と考えられています。

うつ病は誰もが発症する恐れがあり、特に性格が真面目で几帳面だったり、何事に対しても完璧を目指してしまったり、他人に嫌われないように必要以上に気を遣ったりする傾向が強い人は、うつ病を発症しやすい性格と考えられています。

例えば、仕事や家事を頑張りすぎてしまうとか、他人に頼らず何でも一人でやらなければ気が済まないとか、いつも周りの人達の顔色を伺ってしまう、といったような傾向がある場合は、比較的うつ病を発症しやすいと言われているので、自分の性格を見つめ直してみるなどしてうつ病をあらかじめ予防することも大切です。

うつ病は予防できる病気ですし、適切な治療を受けることで症状を改善させていくこともできる病気です。

まずはうつ病の症状としっかり向き合い、自分のペースで治療を続けていくことから始めていきましょう。

決して焦ってうつ病を治そうとすることはありません。むしろ、その焦りがうつ状態を悪化させてしまうこともあるため、焦らずゆっくりと症状を改善させていくよう心がけてください。

うつ病を発症している患者本人はもちろんですが、周りにいる家族の皆さんも「早く良くなるといいね」というような言葉はかけず、「ゆっくり元気になっていこうね」といったように、患者の気持ちを焦らせないように注意しましょう。

うつ病を発症すると仕事や学校に行く気力もなくなってしまうことがありますが、患者自身は「早く仕事に行かなきゃ」とか「学校の勉強に遅れてしまう」といった不安や恐怖にかられてしまっている状態です。

さらに「うつ病を早く治さなきゃ」という気持ちにもなってしまうのですが、このような状態に陥ってしまうこと自体がうつ病の大きな特徴となっています。

うつ病を治すためには「うつ病を早く治さなければならない」といった考え方から抜け出すことがまず必要なので、家族の皆さんは自宅でゆっくりと休養を取らせるようにしてください。

究極は「うつ病は治らなくても大丈夫」と心に受け入れていくことも大切です。そのままの状態で仕事や学校に行き続けても症状は悪化するばかりですし、他の精神疾患を併発してしまう恐れも考えられますので、まずは休養を大事にしてください。

また、うつ病は再発しやすい病気でもあるため、少し症状が良くなってきたように感じた場合でも、決して無理をさせることなどないよう注意しましょう。

実際にうつ病は患者本人にもよく分からない病気ですし、周りにいる皆さんも患者以上に分からないことだらけかと思いますが、何か少しでも不安なことがあればすぐに医師に相談しましょう。

将来の不安は忘れて楽しく過ごす余裕を!支える家族だけでも前向きに

「私達はこれからどうなっていくんだろう」と不安にかられることはありませんか?うつ病を発症している本人だけではなく、支えている家族の皆さん、仲の良い友達、そして恋人も、こうした将来への不安を感じてしまうことは仕方のないことです。

将来に対して不安を感じることはうつ病を受け入れていることとも言えるので、それはとても素晴らしいことなのですが、不安だけに押しつぶされてしまっては、今できることさえ見えなくなってしまうこともあります。

うつ病という病気は、本人はもちろん、周りにいる人達も辛さや苦しさを感じてしまう病気です。

「どうして自分はうつ病になってしまったのか」と考えてしまう患者は少なくありませんし、「大切な人がうつ病なのに自分は何もしてあげられない」と絶望してしまう家族も多く見られています。

うつ病という病気をきっかけに様々な不安が生まれ、家族の仲が険悪になってしまったり、友達が離れていってしまったり、恋人と別れなくてはならなくなってしまったり、さらに精神的なダメージが重くのしかかってしまうことも珍しいことではありません。

こうした状況になってしまうのは、やはりうつ病という病気をきっかけに生まれてしまった不安を抱えていることが大きな要因となっているため、まずは人と人との繋がり方を見直していくことが必要となります。そのためには、将来への不安を忘れてしまうことが一番です。

こうした考え方をうつ病を発症している患者本人に勧めてもすぐに受け入れることは難しいですから、患者の周りにいる家族や友達、恋人といった立場にいる皆さんが、将来への不安を忘れてしまうよう考え方を変えていくことから始めてみてください。

うつ病になってしまった大切な人をどうしたら助けることができるか、自分には何ができるか、早くうつ病を治すためにはどうすれば良いか、これからどうすれば良い方向に向かうのか、とうつ病の人を救うことを考えることはとても大事なことですが、考えてばかりいると将来への不安ばかりが高まってきてしまいます。

場合によっては「うつ病が治らなかったらどうしよう」とネガティブな方ばかりへ考えてしまうこともありますから、周りにいる皆さんだけはできるだけ前向きに考えるようにしてみましょう。

うつ病を発症すると憂うつな気分に苛まれてしまうため、こうした考え方はできなくなってしまいますが、その人のことが大切ならば皆さんだけでもポジティブに考えることを心がけてみてください。

だからと言ってその考え方をうつ病の患者へ押し付けてはいけません。それぞれの心の中で思うことが大切です。

元気で健康な家族の協力がなければ良くなるものも良くなりませんので、大切な人がうつ病だからこそ、自分は楽しく過ごすことが必要なのです。

うつ病の患者本人や家族のこれからなど、将来の不安について考えるのではなく、今を生きるための楽しさを見つけてみるようにしましょう。

子供と遊んであげられない、大切なのは悩むよりも状況を肯定すること

小さな子供がいるのにうつ病になってしまった、というお父さんお母さんは決して珍しくありません。女性の場合、妊娠・出産を経験することでうつ病を発症するケースはとても多く見られていますし、育児疲れからうつ状態に陥ってしまう夫婦も少なくないからです。

うつ病を発症すると気分が落ち込んで憂うつな気持ちになることが増え、精神的に辛い状態になってしまいますし、身体がだるくて何もやる気が起こらないなど、身体的な症状として現れてくることもあるため、子供の世話をすること自体に嫌気が差してしまうこともあります。

このような状態になると、子供と遊んだり、子供を連れて外出したり、といったこともできなくなるため、今度は子供に何もしてあげられない自分を責めてしまうことから、さらにうつ状態が悪化してしまう傾向が高まります。

子供と遊んであげたいけれど気力が湧かない、外に出かけることができない、それどころか家事すらまともにできない・・・こうした悩みがうつ病を悪化させる原因にもなっているので、これ以上うつ病を進行させないためにも、子供に対して何もしてあげられないことを悩むことをやめてしまいましょう。

といっても、すぐにこうした考え方に変えていくことは、うつ病の患者にとっては非常に難しいことでもあります。

無理に考え方を変えようとしてもかえって自分自身を追いつめてしまうことがあるので、まずは患者の周りにいる皆さんが考え方を変えていくことが必要となります。

例えば、妻がうつ病で家事ができない、子供の世話もできない、という家庭の場合は夫の方に様々な負担がかかることになってしまいますが、その負担をそのまま受け入れていては今度は夫である皆さんまでうつ状態に陥ってしまう恐れが考えられます。

妻の負担を軽くしようと自分が負担を抱える、この状態を続けていると、夫婦揃ってうつ病を発症してしまうことがあるので注意が必要です。

例え妻がうつ病になっても、夫はうつ病のことに対して深く関わらなくても良いですし、必要以上に家事や育児を頑張らなくても良いのです。

もちろん、うつ病という病気について理解することは大切なのですが、うつ病の症状をしっかり理解すればするほど、夫である皆さん自身が負担を抱えなくても良い、と考えられるようになります。

うつ病の患者の気持ちは大変不安定で、時には周りがその不安定さに振り回されてしまうこともあります。そのような状況にならないよう、患者が不安定な時はそのまま見守ること、そして自分は自分の生活をしっかり送るよう心がけてください。
(⇒大切な人がうつ病になってもまずは自分を大切に

また、子供と遊んであげられないことを悩む必要はない、と患者に対して今の状況を肯定してあげることも大切です。

時には言葉をかけられず見守ることしかできない場合もありますが、うつ病の人にはそのような接し方で良いのです。支える側である皆さん自身も、疲れたらしっかり休むよう心がけるようにしましょう。

話を聞くとイライラ・・・患者の弱音にストレスを感じてしまったら

ちょっとしたことで気分が落ち込んだりイライラしたり、気持ちが不安定になってしまうのがうつ病の特徴です。自分の周りにいる家族、恋人、友達などの大切な人がうつ病を発症してしまったら、私達はどのように対応していけば良いのでしょうか?

うつ病は基本的に薬を服用することで症状を落ち着かせていきますが、薬物療法だけでは完全に治すことはできません。

うつ状態から抜け出すためには、うつ病を発症した原因となっているストレスを取り除くこと、発症した時と同じ状況を作らないようにすること、自分の周りにいる人達の力を借りることなど、環境を変えていくことが大切なのです。

そこで必要となるのが、家族を始めとした周りの人達の協力です。うつ病は決して一人で治せる病気ではありません。

しかし、医師から指示された治療を受け、周りの人達に協力してもらいながら生活環境を楽な状態に変えていくことで、症状は改善されていきます。

治るまでに時間はかかりますが、早く治そうとすることはありません。患者に「早く治さなきゃ」と思わせてしまうことは、うつ状態の悪化に繋がるため大変危険です。

家族など患者の近くにいる皆さんは、焦らずゆっくり治していけるよう、温かく見守っていくようにしましょう。

また、うつ病患者への接し方としては、まず相手のことを否定しないことが大切です。うつ病の人と接していると「どうしてそこまでネガティブに考えるの?」とイライラしてしまうことも増えていきます。

特に「私なんて生きていても仕方ない」「死にたい」などといった弱音を吐くことは多く見られているため、実際に周りにいる皆さんが患者の弱音を聞く機会もよくあることかと思います。

人によってはこうした弱音を聞かされることがストレスになることもあるので、時には強く反論してしまうこともあるかもしれませんね。

どうにもならない状況にイライラしてしまう気持ちは分かりますが、皆さんがうつ病の人に対して反論しても意味はありません。うつ病という病気が患者自身をそうさせてしまっているので、本人にとってもどうしようもないことなのです。

では、患者が弱音を吐いた時、私達はどう対応するべきなのでしょうか?まず、絶対に怒ったり反論したりしないように注意してください。もし怒りたくなったりきついことを言ってしまいそうになったら、患者の側から離れてしまいましょう。

本当は患者の話をただ聞いてあげることが良いのですが、話を聞いているとイライラしてしまうような場合は、患者のことを突き放してしまって構いません。

うつ病の人と付き合っていくためには距離感が重要なので、一緒にいてストレスが溜まるようであれば、少し距離を置くことをおすすめします。

うつ病を発症している本人が無理をすることはもちろん厳禁ですが、これはうつ病の患者を支えている皆さんに対しても同様のことが言えます。無理せず付き合っていくよう心がけてみてくださいね。
(⇒うつ病の人と付き合っていくことに疲れたら

病院に行くことを勧めてもいいの?医師に話を聞いてもらう気持ちで

何となく気分が塞ぐ、憂うつな気持ちになる、ちょっとしたことでイライラしてしまう、身体がだるくて何もする気が起こらない、といった症状はうつ病の典型的な症状です。

その他にも食欲が落ちてしまったり、夜眠れなくなたり、集中力がなくなってしまったり、様々な症状が現れることもうつ病の特徴となっています。

一見、風邪を引いているようにも感じる症状がほとんどであるため、自分でうつ病を発症していることに気づかない場合も少なくありません。

最近頑張りすぎているだけだから大丈夫、ちょっと疲れているだけだから大丈夫、と思っていても、休養を取らずに頑張りすぎてしまうとうつ状態は今よりもひどくなってしまうこともあります。

うつ病を治すためにはしっかり休養を取ることが重要となっているので、まずは心も身体も十分に休めるようにしましょう。

そして、うつ病かもしれない症状が現れている場合は、早めに医師に相談することも大切です。うつ病は早期に発見し、治療を始めることで、回復も早くなります。

適切な治療を受ければ症状を改善させていくことができますので、まずは休養と医師への相談からうつ病の回復へと繋げていきましょう。

しかし、上記のように自分でうつ病を発症していることに気づかない場合も多いため、自分から「病院に行こう」思わない人は決して少なくありません。

本人はうつ病だと思っていないのですから、「病院に行く必要はない」と思っていても当然のことなのですが、周りから見て明らかにうつ病を発症していると考えられる場合は、周りにいる皆さんから病院に行くことを勧めてあげるようにしてください。

ただし、強制的に病院に行かせるのではなく、本人に「病院に行ってうつ病を治したい」と思わせることが大切です。うつ病は発症している本人はもちろん、周りから見ても辛そうに感じるものです。

その状況を少しでも楽にするために病院があるので、病院に行くと今よりずっと気持ちが楽になるよ、ということをさりげなく伝えてあげましょう。

また、辛いことや苦しいことを医師に聞いてもらう、というスタンスで病院に行くことを勧めてみることもおすすめです。うつ病を治しに行く、というよりも、自分の話を聞いてもらいに行く、という気持ちで病院に行ってみたら?と勧めてみてください。

本人がうつ病であることを受け入れることは、うつ状態から抜け出すために必要なことですが、自分がうつ病であることをすぐに認めることは非常にむずかしく、勇気のいることです。

自分がうつ病であることは少しずつ受け入れるようになれれば良いので、まずは医師に相談してみる、ということから始めていくことが大切なのです。

そして、本人が病院に行く際には家族の皆さんも付き添うようにしてください。うつ病の治療には家族など周りにいる人達の協力が不可欠です。皆さんもできる限り協力していくことを心がけていくようにしましょう。

うつ病になったのは自分のせい、罪悪感を持つよりも今の生活を大事に

いつも一緒にいる家族、支えになってくれていた友達や恋人がうつ病になってしまった・・・そんな時、何もしてあげらなかった自分のことを責めてしまったことはありませんか?

近くにいたのにうつ病の発症を防いであげることができなかった、調子が良くないことに気づいてあげられなかったなど、後悔してしまっている人も多いのではないでしょうか。

さらには「うつ病を発症したのは自分のせいだ」と、罪悪感を持っている人も見られるため、うつ病の患者の周りにいる皆さんの健康状態にも注意が必要です。

うつ病の人と付き合っていくと、一緒にいることが疲れたり、弱音を聞かされることに嫌気が差したり、もう離れたいと思うこともありますが、こうした辛さとは反対に「うつ病になったのは自分が悪い」と思い詰めてしまう場合も見られています。

どちらにしても辛いことには変わりはないのですが、大切な人がうつ病になってしまったことに対して、皆さんが自分自身を責める必要はありません。

家族や友達、恋人などいくら大切な人でも、皆さんのせいではないですし、気づいてあげることができなかったと言っても、皆さんだけが気づいていなかったわけではないのです。

また、こうして自分のことを責め続けていると、皆さんまでうつ状態に陥ってしまう場合も考えられます。

うつ病の人と過ごしていることでストレスが溜まり、うつ状態に陥ってしまう人も実際に見られていますが、大切な人がうつ病になったことに対して自分に原因を当てはめてしまう場合も、同様にうつ状態に陥りやすくなっています。

うつ病は一般的に真面目な性格の人が発症しやすいと考えられているため、こうした罪悪感を持ってしまうことによってうつ状態に陥ってしまうことも珍しくありません。

皆さんまでうつ病を発症してしまっては、それこそ誰もうつ状態から抜け出せなくなってしまいますから、せめて皆さんだけはうつ病の発症を防いでいくようにしてください。

皆さんが元気でいることは、皆さん自身のためでもありますし、うつ病になってしまった大切な人を守るためにも必要なことです。支える人が元気でないと、辛い状況で守ってあげることさえできなくなってしまいますよね。

大切な人をうつ状態から救ってあげたい、うつ病を治してあげたい、と思うのであれば、これからは罪悪感を持つことはやめて、今の生活を大事にするように心がけていきましょう。

うつ病の発症原因を探ることも必要ですが、それ以上に重要なのは、うつ病の症状とこれからどう向き合っていくか、ということです。

発症原因を取り除くだけでは、うつ病を完治させることはできません。医師や家族をはじめとした周りの人々の協力、患者本人がうつ病であることを受け入れ、うつ状態を克服していくためにできることを実行に移していくことが大切なのです。

うつ病になってしまったことを嘆くよりも、これからの生活を少しでも良くすることを第一に考えていきましょう。