うつ病

失恋したことをきっかけにうつ病を発症するケースも、恋愛と精神疾患

恋人に振られてしまった、片思いをしていた人にはもう恋人がいた・・・など、失恋をした経験は誰にでもあるものですよね。

失恋をした当初は辛くて辛くてどうしようもない状態でも、徐々に気持ちが晴れ晴れとしてきて、また新しい恋を始める人もいますし、一緒にはなれなかったけれど人を好きになれたことの素晴らしさを実感する人も多いかと思います。

人によっては思い切り泣いて忘れたり、美味しい物をいっぱい食べてみたり、友達に愚痴を言ってみたりしながら、失恋の傷を癒そうをしていくこともあります。

人はこうして失恋を乗り越えていくものですが、失恋したことをきっかけにうつ病を発症してしまうケースもあるので注意が必要です。

誰もが経験し得る失恋は、人によっては大きな痛手となってしまい、心に大きな穴がポッカリと空いたように無気力になってしまうことがあります。

失恋をした日を境に何もやる気が起こらなくなり、仕事や勉強にも集中できなくなる、誰にも会いたくない、誰とも話したくない、もう生きていても仕方がない、といったようにどんどん憂うつな気分に飲み込まれていってしまいます。

もちろん、失恋をした直後は「もう終わりだ」とか「もう何もかもが嫌だ」といった気持ちになるものですが、大抵の場合は時間が経つことで傷も徐々に癒えていきます。

しかし、この状態が長期的に続いているような場合は、うつ病を発症している恐れが考えられるので、早めに医師に相談することをおすすめします。

これは恋人に振られてしまったという失恋はもちろん、恋人が事故や病気で突然亡くなってしまったなど恋人を失ったショックからうつ病になってしまうケースもありますので、様々な失恋の形でうつ状態に陥ってしまうことが考えられます。

一時的に落ち込んでいるだけなら良いのですが、仕事や勉強が手につかなくなる、家事が一切できなくなる、人と話をすることができなくなるなど、普通に生活を送ることができなくなってしまっているような場合は、一度医師に相談してみてください。

うつ病を発症すると何をするにしても行動することができなくなってしまうため、自分から病院に行く気力さえなくなってしまうこともあります。

また、自分がうつ病を発症していることに気付いていない患者も多いため、少しでもおかしいと思う点があれば周りの人が気にかけてあげるようにしましょう。

もしうつ病を発症していた場合は、失恋というきっかけをどうにかするよりも、症状を治療していくことを優先して考えることが必要です。

医師の元で薬物療法を行なったり、認知行動療法を行なったりして治療を受けることになりますので、周囲にいる家族などの力を借りながら症状を改善させていきましょう。

失恋を引きずってしまうことは誰にでもあることですが、あまりにも気分の落ち込みが大きい場合、無気力になって生活に影響が出ているような場合には、すぐ医師に相談するようにしましょう。

友達・仕事仲間ががうつ病になった・・・いま自分ができること

仲の良い友達やいつも一緒に仕事をしている仲間がうつ病になってしまったら、私達は一体どうすれば良いのでしょうか?うつ病は誰もがかかる恐れのある病気なので、皆さんの友達や仕事仲間が発症してしまう恐れももちろんあるものです。

もし友達や仲間がうつ病を発症してしまったら、私達には何ができるのでしょうか?ここではうつ病になった友達や仲間に、今私達ができることは何なのか、考えてみることにしましょう。

まず、うつ病であることを友達や仲間から打ち明けられた場合は、本人の話をよく聞いてあげるようにしてください。

自分からうつ病であることを打ち明けるというのは、本人にとっては非常に怖いことですし、周りの人達に受け入れてもらえるかどうか、とても不安に思うことでもあります。

嫌われてしまったらどうしよう、と皆さんの反応を気にしている状態の中でも、自分からうつ病のことを打ち明けてきてくれたのであれば、皆さんもしっかり受け入れてあげてください。

うつ病の症状に対して理解することは後からでも構いませんので、うつ病であることを話してくれたことを受け入れてあげましょう。

誰にも話せない状態から、こうして誰かに話せる状態になることは、患者本人にとっては大きな進歩です。皆さんも友達や仲間として、できることがあれば協力してあげてくださいね。

しかし、人によっては自分がうつ病であることを他人に話せない場合もありますし、自分がうつ病を発症していることに気づいていない場合もあります。

うつ病を発症している本人がうつ病であることに気づかない、ということは決して珍しくありません。だからと言って現れている症状を放っておいても悪化してしまうばかりですので、その時は周りにいる皆さんが気づいてあげることが大切です。

最近元気がない、最近笑うことが少なくなった、仕事に集中できなくなっている、一緒に食事を摂っていても食欲がないように感じるなど、何らかの変化が見られているようであれば、どんな話でもいいので本人の話を聞いてあげてください。

うつ病を発症していない場合でも、話を聞いてあげるだけでうつ状態を緩和させることも可能です。

誰にも話せないからこそ、うつ病であることがより辛く感じてしまいますので、話を聞くことで気持ちを少しでも楽にさせてあげましょう。

また、仕事仲間がうつ病を発症してしまった場合は、仕事がうつ病の原因であることも考えられます。仕事によるストレス、人間関係などが原因でうつ状態に陥ってしまうことは非常に多く、うつ病で仕事を休職する人も少なくありません。

もちろん仕事が原因ではない場合でも、うつ病は休養を取ることが必要なので、休職することも治療の一貫となっています。

しかし、うつ病は予防しておくに越したことはないので、もし仕事仲間が悩んでいる様子が見られれば、仕事を手伝う、悩みを聞く、ストレス解消に付き合うなど協力してあげてくださいね。

うつ病の人と付き合うことに疲れたら周りにいる人達も休養を取って

人と人とのコミュニケーションは、私達が生きていく上で欠かせないものです。しかし、時には誰とも話をしたくない、誰にも会いたくないと思ってしまうこともありますよね。

こうした感情になってしまうことは誰でもあるものですが、大抵は一時的なものです。落ち込んでいて誰にも会いたくない、と感じていても、時間が経つにつれて憂うつな気分も徐々に薄れていきます。

ただ、気分が落ち込んでいる状態が長く続いていて、人に会いたくない気持ちが長期化しているような場合は、うつ病を発症してしまっている恐れが考えられるので注意が必要です。

もし、皆さんが大切に思っている家族や恋人、友達にこうした症状が現れていたら、まずは本人の話をよく聞いてあげるようにしましょう。

話を聞いてもらうだけでもうつ状態は緩和し、気持ちも少しずつ楽になっていきます。最近家族の様子がおかしい、恋人や友達に元気がないなど、何らかの変化が見られているようであれば、何でも良いので話を聞いてあげてみてください。

また、うつ病は適切な治療を受けることで症状を改善していくことができる病気なので、早めに病院に行くことを勧めるようにしましょう。
(⇒うつ病の治療は心療内科や精神科で

人によっては病院に行くことを拒否することもありますが、そのような場合は強制せず、ゆっくり見守ることも大切です。

うつ病である自覚がない患者も多いので、治療を受けに行く、というよりもちょっと医師に相談しに行くような雰囲気で病院の受診を勧めると良いでしょう。

うつ病の治療は基本的には通院治療で自宅で療養することになりますから、家族の皆さんの協力が必要となります。うつ病は一人で治療できる病気ではないので、できる限りのことは協力してあげるようにしましょう。
(⇒うつ病になったら周りに人がいる生活を

しかし、時には患者の不安定さに振り回されて疲れてしまうこともあるものです。うつ病の人と付き合っていくと、どうしてこの人はうつ病になんてなってしまったのか、自分は一体どうやって接することが正解なのか、このままでうつ病は治るのか、といったように、周りにいる皆さんまで悩んでしまうことも増えてしまいますよね。

それだけ患者本人に対する思いが強く、どうにか救ってあげたいと感じている証拠でもあるのですが、支える側である皆さんが悩んでしまうと、今度は皆さんがうつ状態に陥ってしまう恐れも考えられます。

うつ病の家族や恋人に付き合っていたら、自分までうつ状態になってきてしまった、というケースは決して珍しくありません。

うつ病の患者を助けようと頑張るあまりに、うつ状態に陥ってしまうこともあるので、うつ病の人と付き合っていくことに疲れてしまったら、皆さんも休養を取ることをおすすめします。

何事に対しても患者のことを気にする必要はありませんし、患者を優先に行動しなくてもいいのです。うつ病の人を助けようとするだけではなく、まずは自分の心と身体を大事にしてあげてくださいね。

「うつ病だから」と言い訳をしない!他人に依存させすぎないように

うつ病の症状を改善させるためには、まず自分一人で頑張らないようにすることが大切です。

一般的に真面目で几帳面な性格の人、何事に対しても完璧主義の人、他の人に頼らず何でも自分でやろうとしてしまう人がうつ病を発症しやすいと考えられているため、うつ病の発症を予防・改善するためにも、性格や性質を見直し、一人で頑張ることを避けることが重要な治療法となっているのです。

今まで他人に頼らず何事も一人で頑張ってしまっていた皆さんは、うつ病を発症したことをきっかけに自分のことを少し甘やかしてあげることを覚えてください。

一人で頑張り続けてもうつ病の症状は一向に改善されませんので、まずは他人を頼ってみることから始めてみましょう。

仕事についてもそうですし、毎日の家事についても周りにいる家族を頼ってみるなど、自分一人で抱え込まないようにしてくださいね。

しかし、うつ病の患者によってはこうした生活を続けていくことによって、他人に依存しすぎてしまうこともあるので注意が必要です。

「自分はうつ病だから」という言い訳から、何でも他人任せにしてしまう、自分でできることも他人にやってもらうようになるなど、うつ病を発症したことをきっかけに本来ならば自分でできることも自分でやることを諦めてしまう、という人も少なくありません。

もちろん、うつ状態がひどい場合は自分から何かを行動することができなくなってしまっているため、他人に頼らなくてはならない状態になっていますが、何につけても「自分はうつ病だから」という言い訳を使っていては、治るものも治らなくなってしまいます。

うつ病の症状を改善させるためにはまず他人に甘えることが大切ですが、その先にはやはり他人の力を借りながらも自分自身で生きていく力を養うことが必要となっていきます。

うつ病を治したいのであれば、うつ病であることを言い訳にせず、自分自身の力で生きていくために自ら行動に移していくことが大切なのです。

基本的に抗うつ薬などの薬物療法によってうつ状態を緩和させていきますが、薬物療法だけではうつ病を完治させることはできません。

うつ病になってしまった原因であるストレスを取り除き、環境を変えて休養を取ることを第一に考えなければなりませんし、認知行動療法によって今までの自分で考え方を徐々に変えていくこともうつ病から抜け出すためには必要となっています。

何でも他人任せにして薬物療法だけに頼っていてもうつ病は治すことができませんので、まずは「うつ病だから」という言い訳をすることをやめる、家事でも仕事でも勉強でも少しずつで良いので自分でチャレンジしてみる、何に対しても「できなくても大丈夫」と考えてみるなど、まずはやってみることから始めてみてください。

家族など周囲の皆さんも患者が自分から前に進めることができるように、他人に依存させすぎないよう見守っていくようにしましょう。