うつ病という病気について知る

うつ病という病気に対する理解を深めていくことで発症を防げることも

「うつ病」は、近年よく耳にする機会が増えた病名ですが、皆さんはうつ病について正しく理解しているでしょうか?

うつ病には、病気にかかっている本人にしか分からない辛さや苦しみがありますが、その気持ちを少しでも理解するために、まずはうつ病という病気に対する理解を深めていく必要があります。

うつ病という病気と正しく理解することで、うつ病を予防することもできるようになりますので、ここではうつ病を予防する方法の一つとして、うつ病がどのような病気なのか詳しく見ていくことにしましょう。

まず、うつ病を発症してしまう原因ですが、うつ病の発症原因のほとんどは「ストレス」と言われています。

ストレスといっても人それぞれストレスを感じる事柄は異なりますが、どのような事柄が要因となっているストレスでも、その人の心因的な面に関わる事柄が影響してうつ病を発症することが考えられています。

例えば友達や同僚との人間関係が上手くいかない、家族や恋人との仲が険悪になっている、進学や就職などで生活していく環境が変わった、引っ越しや妊娠・出産を経験して生活自体に変化が現われるようになったなど、こうした事柄はストレスの要因となりやすく、ストレスを溜め込んでしまうことからうつ状態に陥ってしまうケースが多く見られています。

その他、真面目で完璧主義な傾向が強い性格である場合など、性格の面がうつ病の発症に関わっていることもありますが、その場合もやはり過剰なストレスが原因であることが考えられています。

逆を言えば、うつ病を予防するためにはストレスを軽減させることが必要となるので、まずはストレスを溜め込まず上手く発散することでうつ病を予防していくようにしましょう。

また、うつ病が発症する原因には脳内物質の「セロトニン」が不足してしまうことも考えられており、セロトニンの分泌量を増やすことでもうつ病の発症を予防することができます。

ただし、セロトニンの不足にもストレスは関わっているので、ストレスを軽減させながらセロトニンの分泌量を増やしていくことがうつ病予防には最適となっています。

こうして見てみると、うつ病という病気がしっかりと原因を持った病気であることが分かります。以前は「わがまま病」とか「怠け病」と呼ばれていたこともありますが、うつ病の発症には原因があり、その原因を取り除いて治療をすることで症状を改善させていくことができるのです。

うつ病と聞くと「さぼりたいと思っているだけ」といった印象を持つ人も多いかと思いますが、その症状はうつ病を発症していることから現れているものであって、その人自身の意志ではありません。

周りの人々はうつ病を発症している人が「頑張りたいのに頑張れない」という状況になってしまっていることをよく理解しましょう。

うつ病の人に対する接し方など注意すべき点もありますが、うつ病と向き合う人の心をサポートしてあげてくださいね。