引っ越しうつ病

家族にとっての一大イベントも大きなきっかけに「引っ越しうつ病」

今まで住んでいた土地とは別の所へ引っ越す、といった経験をしたことがある人は少なくないですよね。新しい街に引っ越す時のワクワク感や新しい家に住むドキドキ感は、引っ越しを経験したことがあるからこそ分かるものでもあります。

しかし、この楽しい引っ越しがきっかけでうつ病を発症してしまうケースも多く見られているため、引っ越しを控えている皆さんは十分に注意しておいてください。

引っ越しは家族にとっての一大イベントですから、引っ越しをする前から気持ちは昂っていくものです。そして、引っ越し後もこの期待感からくる気持ちの昂りは続き、連日どこかに出かけたり、家の中をキレイに掃除してみたり、何かとアクティブに過ごしてしまいがちです。

実はこのアクティブさが後になって憂うつ感へと変わり、うつ病を発症してしまう原因となってしまうのです。これが「引っ越しうつ病」です。

引っ越し後、約1ヶ月くらいはこのアクティブさで楽しい日々を送る場合がほとんどですが、休養も取らずにあちこち動いてばかりいると、ある時突然憂うつ感に苛まれることがあります。

「引っ越し疲れ」とも言えるものですが、風邪を引いてしまったり、何となく体調が優れなかったり、といった身体的症状の他、体調だけではなく気分まで優れない、新しい家を見てむなしく感じる、お金のことに対して不安が現われるようになるなど、精神的な症状も現れているような場合は、うつ状態に陥っているサインと見ることができます。

もちろん、一時的なものであれば問題はありませんが、長期的にこのような症状が続いている場合には一度医師に相談してみることをおすすめします。

特に家にいる時間が最も長い専業主婦の皆さんの場合は、引っ越しうつ病になりやすくなっているため、引っ越し後はうつ病を予防するためにも様々な点に気をつけておくことが必要です。

例えば、新しい土地ですぐに友達を作ることは難しいですよね。また人見知りな性格だったり、あまり人とコミュニケーションを取ることが苦手だったりする場合は、より友達作りに抵抗感を覚えてしまうことと思います。

そのような場合には、徐々にその土地に慣れていくことから始めてみてください。友達がいなくて心細い気持ちもありますが、無理をして「友達を作ろう!」という気持ちからストレスが溜まってしまうことも少なくありません。

引っ越し後は、友達を作るというよりも気の合う友達に出会うことを待つ、といったように考え方を変えてみると良いでしょう。

また、新しい家を汚したくない、という気持ちから過剰に掃除をしてしまう人も多く見られます。

特に完璧主義の傾向が強い人に見られる症状なので、これから家族で住む家なのだから、少しくらい汚れてもいいや、と気持ちを楽に保つことを心がけてみてください。

引っ越しうつ病は予防することができますので、自分でできることから始めてみてくださいね。