うつ病と食欲不振

食べることに対して興味がなくなった、食欲不振もうつ病の症状の一つ

ここのところ食欲がなくなってきた、食べることに対して興味がなくなったなど、食生活に変化が見られたことはないでしょうか?

食生活の変化は生活環境が変わったり、ストレスが溜まったり、何か悩みごとがあった時に現われることが多いのですが、何らかの病気を発症している場合にも食欲不振の症状が現れることがあります。

病気といっても胃腸炎などの内臓疾患の場合もありますし、ガンなどの病気が関係していることもあるため原因は様々ですが、実はうつ病などの精神疾患を発症した場合にも食欲不振になってしまうことがあります。

食欲がないという他にもうつ病の代表的な症状が現れているようであれば、早めに医師に相談してください。

うつ病が発症する原因としては、ストレスが大半を占めているため、同じくストレスによって起こりやすくなる食欲不振と大きな関わりがあります。

ストレスから食欲がなくなりうつ状態に陥る場合もありますし、ストレスによってうつ病を発症したことで食欲不振になってしまったという場合もあるので、人それぞれ経緯は少しずつ異なるものの、精神疾患とストレス・食欲の関係性は非常に深いものがあります。

人は食べることで生きていくことができますから、食欲がなくなる=生きていく力が失われていく、というようにも考えることができます。

健康的な生活を送るためには、栄養バランスの整った食事を摂ることが大切ですし、反対に栄養が偏っている食事ばかりを摂っていると体調を崩しやすくなり、様々な病気にもかかりやすくなります。

精神疾患もその一つで、食事から摂る栄養のバランスが悪いと自律神経が乱れやすくなるため、精神状態が不安定になってしまうことがあるのです。

また、うつ病の発症原因として考えられている「セロトニン」という脳内物質の不足も、食欲不振と関係しています。

セロトニンには気持ちを安定させて落ち着かせていく効果があるのですが、うつ病を発症している患者の場合は、このセロトニンの濃度が低くなっているため、うつ状態に陥りやすくなっていると考えられています。

気分が落ち込む、憂うつになるといった症状はセロトニンの濃度が低いことが原因とされ、さらには何となく食べる気がしないとか、食べることに興味がない、といった症状にもセロトニンの濃度が関わっていると言われているのです。

セロトニンが不足すると睡眠障害に陥ることもありますし、漠然とした不安感を感じることもあり、人によっても様々な症状が現れるようになるのですが、食欲不振についてもセロトニンの濃度が大きく関わっていますので、食欲がない状態が長期的に続いている場合は、すぐに心療内科や精神科を受診しましょう。

もしうつ病を発症してしまっていても、しっかり治療を受けることでうつ病の症状を和らげていくことができます。医師の指示に従って治療を受け、うつ病による食欲不振を改善させていきましょう。