うつ病における精神疾患の併発

パニック障害や摂食障害など、他の精神疾患をうつ病と併発する恐れ

症状が単独で現れる場合ももちろんありますが、うつ病は他の精神疾患と併発しやすい病気であることが特徴的です。ここでは、うつ病と併発しやすい精神疾患について見ていくことにしましょう。

精神疾患には様々な症状がありますが、主にパニック発作を引き起こす「パニック障害」は、うつ病との併発率が非常に高いとされています。

パニック発作はいつ引き起こるか分からない発作で、動悸、不安感、手足の震え、しびれ、冷や汗、ほてり、手足の冷えなどの症状が同時に現れ、さらに「このまま死んでしまうのではないか?」という大きな恐怖感に襲われることが特徴となっています。

発作が引き起こる原因は人それぞれ異なっていますが、大切な人との別れ、過剰なストレス、ショックな出来事などが関わっていることが原因と考えられています。

発作が起きる時や場所も特定性がないため、外出先でいきなりパニック発作が起きてしまうことも少なくありません。その時の発作の恐怖によって、外出することが怖くなる、人に会うことが怖くなる、といったことから「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安に繋がり、パニック障害を発症してしまうケースが多く見られています。

パニック発作が一度起きただけではパニック障害とは呼びませんが、ある状況の時に必ずといって良いほど不安感や恐怖感に苛まれ、発作が起きてしまう、という場合はパニック障害と診断されます。

また、このパニック障害の症状が長期的に続くと、うつ状態に陥ってしまうことも珍しくありません。パニック障害からうつ病を発症してしまうケースは多く見られていますので、まずはパニック障害自体の治療を適切に行なっていく必要があります。

反対に、うつ病の状態からパニック発作を引き起こすこともあるため、その場合もうつ病の治療をしっかり受けることでパニック障害との併発を防ぐことができるようになります。

うつ病もパニック障害も治療をすることで症状を和らげていくことができますから、まずは医師に相談し、適切な治療を受けることから始めていきましょう。

そしてパニック障害以外には、拒食や過食などの症状が現われる「摂食障害」もうつ病と併発しやすい病気となっています。

摂食障害は過激なダイエットや大きなストレスが原因で発症する精神疾患ですが、うつ病の状態から摂食障害を発症することも多く見られているので注意が必要です。

うつ病を発症すると何に対しても興味が持てなくなり、行動する気力が起こらなくなります。これが食べることに対してとなると、食欲がなくなり、何かを食べる気力にさえ繋がらなくなってしまうのです。

反対に過食に走るケースもあるので、それぞれに現れている症状を見て治療を行なっていくことが大切です。

食べることに対して無気力になってしまうと、患者自身はもう何も行動ができなくなってしまっている状態なので、家族や周りの皆さんは早めに医師に相談してください。