うつ病と憂うつ感

うつ病特有の憂うつ感や不安感は夕方になるに連れて晴れていく傾向が

うつ病の症状として最も代表的なものが「憂うつ感」です。気分が塞ぐ、わけもなく落ち込むといった症状も同様で、悲しくなる、涙が出るなどの症状が現われることもあります。

誰しも憂うつになることはあるものですが、うつ病の場合は憂うつ感が長期間続くことが大きな特徴として挙げられます。

もし、すごく嫌なことがあって憂うつな気分になってしまった日でも、気分を晴らすために趣味を楽しんだり、友達や家族にちょっと愚痴を話してみたり、お風呂に入ってリフレッシュしたり、夜ぐっすり眠ったりすることで、落ち込んでいた気持ちは徐々に晴れていきます。

こうして次第に晴れていくような憂うつ感であれば問題はないのですが、うつ病を発症している場合は、憂うつな気分が2週間以上も現れるようになるため、長期間同じ症状が続いているという場合は注意が必要です。

ひどい憂うつ感は仕事や学校に行くことさえもできなくなってしまうこともありますし、家事や育児に対しても無気力になってしまうこともあります。

また、うつ病は特に朝起きてから憂うつ感を感じることが多く、夕方になるに連れて気分が楽になってくる、という特徴も持っています。

朝は気分が重かったのに夜になったら気分が楽になってきた、という場合はもちろん、また翌日の朝には憂うつ感が襲ってくる、というような場合もうつ病を発症している恐れが高いと見られます。

うつ病は憂うつ感の他にも、何の理由もないのに漠然とした不安を感じることもありますし、ちょっとしたことでイライラしやすくなって他人にあたってしまうこともあります。

人それぞれ現われる症状には違いがありますが、こうした精神的な症状以外にも睡眠障害、食欲不振、倦怠感といった症状が現われることもあるので、身体的な症状にも目を向けることが重要です。

特に睡眠障害は非常によく見られる症状で、不安を感じたりイライラしたりすることで夜眠れなくなるとか、夜中に必ず起きてしまうとか、明け方に起きてしまうといった症状が長引いている場合は、一度心療内科や精神科を受診することをおすすめします。

現代人の中には睡眠障害を抱えている人が多く見られていますが、うつ病が関係している睡眠障害の場合もありますし、睡眠障害からうつ病を発症してしまうケースも少なくないため、睡眠に関して悩みがあるという皆さんは、早めに医師に相談してみましょう。

うつ病は放っておくと症状が悪化し、他の精神疾患を併発する恐れも高くなります。パニック障害などはうつ病と併発しやすい精神疾患なので、既にパニック障害を発症している皆さんもうつ状態に陥らないようにすることが必要となっています。

うつ病もパニック障害も治療を行なうことで症状を緩和させていくことができますから、まずは今現れている症状について医師に相談すること、もしうつ病などの精神疾患を発症していた場合は適切な治療を受けることが先決です。