うつ病の治療や診断

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人に会いたくない時もあるうつ病、周りも理解を深めていくことが大切

長い間うつ病と付き合っていくと、人と会いたくない、誰とも喋りたくない、何もしたくない、と思うことが度々起こります。これらの症状もうつ病の大きな特徴で、憂うつ感や不安感と共に人と関わることを避ける傾向が強く見られることがあります。

うつ病の治療を続けていてもこうした症状が現われることはあるので、周りの人々はうつ病の症状に振り回されてしまうことも少なくありません。

例えば、友達と一緒に出かける約束をしていたけれど、うつ状態になってしまって友達と会いたくなくなってしまったとか、家族と話をしていても途中で疲れてきてしまったとか、うつ病を発症するとこのようなことが現われるようになります。

端から見れば付き合いの悪い人、気まぐれで自分勝手な人と思われてしまいますが、うつ病という病気がそうさせてしまっていることが原因なので、その人自身に問題があるわけではありません。

うつ病が他人に理解されにくいのはまさにこのような部分で、単なる性格の悪い人、と勘違いされてしまうことも多く見られています。

また、理解されないことからうつ病であることを他人に話すことに抵抗感を覚えてしまうこともありますし、もし受け入れてもらえなかったらどうしよう、といった不安からうつ病の症状が悪化してしまうこともあります。

うつ病は誰にでもかかる恐れのある身近な病気ですが、当事者以外には理解が得られないことから、一人きりでうつ病の症状を抱え込んでしまっている人も少なくありません。

一人きりで悩んでうつ病の症状がひどくなってしまった、というケースも珍しくありませんので、こうしたうつ病の悪循環を無くすためにも、まずはうつ病を発症している患者本人が誰かにうつ病であることを話してみること、そして相談を受けた側もうつ病に対する理解を少しずつ高めていくことが大切です。

うつ病は一人で解決できる病気ではありません。周りの人々の協力があって克服していくことができる病気ですので、治療を始めるにあたって周りにいる家族や友達の協力は不可欠となっています。

もちろん心療内科や精神科の医師の助けも必要ですが、いつも周りにいるのは家族や友達ですよね。なので、まずは自分が信頼できる家族や友達を頼ってみることから始めていきましょう。

いきなり一人で病院に行くことには抵抗があっても、家族や友達に相談してみることならできそう、と感じたら少し勇気を出してみてください。

また、うつ病であることの相談を受けた、という皆さんも、うつ病についての理解を深めることが大切です。うつ病の患者に対して「頑張って」などの声をかけることはもちろん避けるべきですが、他人に依存させすぎないようにすることも必要です。

周りの協力を得ながら自分自身で立ち上がっていくことが克服への道でもありますので、うつ病の症状を理解しつつ、甘やかしすぎないよう距離を保ってみることをおすすめします。

完治するまでは症状に波があるうつ病、治療の経過を見るためには

一般的な「うつ病」に対するイメージとしてよく考えられているのが「完治はするのか」という問題です。

うつ病はあらゆる精神疾患の中でも様々な症状と併発して起こりやすい病気であることが特徴的で、治療についても薬物療法から認知行動療法などを併合して行なうことで症状を軽くしていくことができます。

もちろん、こうした治療を続けていくことによってうつ病の症状を完治させることも可能なので、まずは症状が現れていることを早期に発見し、治療を始めることが先決です。

薬物療法では抗うつ剤などを使用してうつ状態を落ち着かせ、脳内のセロトニンの濃度を高めることでうつになりにくい状態へ導いていくことができます。

適切に治療を続けていけば回復期に入り、憂うつ感や気分の落ち込みといったうつ病の症状も徐々に和らいでいくため、塞いでいた気分も明るく変化していきます。

しかし、回復期はあくまでもうつ病完治までの通過点です。うつ病は完治するまでに何度も波が現れます。症状が良くなってきたからといって、そこでうつ病を発症する前の生活にすぐ戻れるわけではありませんし、症状が緩和されてきたからもう薬を服用しなくても良い、というわけでもありません。

うつ病を完治させるためには、症状に波があることをよく理解し、完治までの経過を長い目で見ていくことが必要となります。

これはうつ病を発症している患者本人だけではなく、患者の周りにいる家族や友達、恋人などにも言えることですし、職場や学校側の対応としてもよく理解しておかなければならない点です。

うつ病の回復期は人それぞれ異なりますが、正しい治療を受けることで大体3ヶ月前後で症状は落ち着いていきます。回復期に入るとうつ状態が和らぎ、患者自身が自分から「何かやろう」という気持ちになるのですが、そこから今まで通りの生活に戻れるわけではないので、少しずつ生活に慣れていくことが必要となっています。

例えば、患者自身が「仕事に復帰したい」と思うようになったとしても、まだ完全にうつ病が治ったわけではないので、うつ病を発症する前のように働くことはできません。

「働きたい」という気持ちはあっても症状には波が現れてくるため、普段通りに仕事をこなせるまでには至らないことが回復期の現状です。

これは学校でも同様です。「学校に行ってみたい」という気持ちはあっても、朝から夕方まで学校生活を通常どおり送ることは難しいので、患者本人には少しずつ学校生活に慣れていく努力が必要となります。

そして、職場や学校側はうつ病という病気特有の症状の経過をよく見ながら接することが大切なので、うつ病患者に対する理解の他、うつ病治療中の経過についてもよく知っておかなければなりません。

うつ病は非常に再発率が高い病気ですので、例え症状に波があっても患者それぞれのペースで治療を続けていけるよう、周囲にいる皆さんも協力していきましょう。

根本的なうつ病治療はストレスなどの心因的な問題を取り除くことから

辛いと感じること、嫌だと感じることは、どんなに小さなことでも積み重なると「うつ病」を発症する原因になってしまいます。

うつ病を発症する大きな原因として「ストレス」が挙げられますが、少しでも辛いとか嫌だと感じることがあれば、必要最低限のストレスを感じることに止めておくことが大切です。

これは怠けたりさぼったりすることを推奨しているわけではありません。心に負担がかかるようなことを続けることはやめ、ストレスを感じにくい生活を送ることで、うつ病の発症をあらかじめ防いでいくためです。

また、もしうつ病を発症してしまった場合でも、発症した原因である心因的な問題を取り除かなければ、根本的にうつ病を治療していくことはできません。

うつ病の治療の一つとして「薬物療法」が行なわれますが、ただ薬物療法を行なうだけでは症状は回復させていくことは不可能です。

薬物療法では憂うつ感や気分の落ち込みを緩和させ、脳内物質のセロトニンの濃度を高めて精神を安定させていく効果が期待できるものの、薬を服用するだけでは完治させることができない特徴を持っているのがうつ病です。

薬の服用を続けていても、うつ病を発症した原因であるストレスなどの心因的な問題を取り除くことはできません。薬には精神を安定させる効果はありますが、精神の安定を維持するためには心因的な問題を解消していかなければならないのです。

そこで必要となるのが、環境を自ら変えていくことになります。この方法はうつ病の予防対策としても効果的ですが、うつ病の症状を回復させるためにも重要となっています。

例えば、仕事によってストレスを感じていた場合は、どこに問題があったのかを考えてみましょう。仕事をしている環境、人間関係、仕事の内容などが主な問題点として挙げられますが、皆さんの心の負担になっていた事柄が分かったらそこから一度離れてみるのです。

これは学校の環境が原因でうつ病になってしまった場合も同様で、一度学校という環境から離れてみるところから治療をスタートさせていきましょう。

または、環境を変えずに自らの考え方を変えていくという方法もあります。これは「認知行動療法」と呼ばれる治療法の一つですが、仕事や学校に対する考え方を変えることで、ストレスを感じにくい状態へと導いていくことができるのです。

仕事に対してストレスを感じていたような場合は、自分一人で仕事を抱え込まずに誰かを頼ってみるとか、誰かに仕事を任せてみるとか、皆さん自身の負担を軽くしていくことから始めてみると良いでしょう。

うつ病は真面目で責任感が強い人がかかりやすい病気ですから、うつ病を発症している人の中には「自分の仕事は自分でやらなければ」と思っている人が非常に多く見られています。

このような考え方は薬物療法では治療することができませんので、根本的に自分を変えていくためにも認知行動療法も取り入れていくことを心がけましょう。

調子が良くなってきたように見えていても注意が必要、うつ病の回復期

うつ病は治療を続けていくことで、徐々に身体の調子が良くなっていきます。この状態をうつ病の「回復期」と呼びます。

治療を始めてから大体1ヶ月で回復期に入る人もいますし、3ヶ月程度経ってから回復期に入る人もいるため、人それぞれ異なっていますが、適切な治療を続けていけば症状は緩和されていきます。

しかし、回復期に入ったからといって油断は禁物です。回復期はうつ病が完全に治ったわけではありませんし、ふとした拍子にうつ状態が悪化してしまうこともあるため、周囲の人々も注意が必要となります。

うつ病は回復期に入ると憂うつ感や気分の落ち込みが和らいでいきますが、まだうつ状態から少し抜け出しただけの状態なので、いきなり外出したり、人と会ったりすることはまだ控えておいた方が良いでしょう。

患者自身も憂うつ感が和らぐので自分から何かをしよう、という気持ちにはなるのですが、うつ状態はまだ残っているので無理をすると悪化してしまう恐れもあるのです。

また、回復期といっても抗うつ剤を服用していることによってうつ状態が緩和されているだけであることから、家族や友達など周りにいる皆さんは「まだ完治していない」ということをしっかり理解しておく必要があります。

抗うつ剤にはうつ状態を緩和させる効果がありますから、薬を服用している間はうつ状態が改善された状態になっています。

しかし、回復期になって「症状が良くなった!」ということから、薬の服用をやめてしまったり、薬を服用する量を少なくしてしまったりすると、症状は元に戻ってしまいます。

せっかく回復していたのに症状が悪化してしまうことも大いに考えられることですので、調子が良くなってきたように見える場合でも、医師から処方された薬はしっかり服用するようにしましょう。

患者自身が心がけることはもちろん必要ですが、家族の皆さんもしっかり見てあげていてください。抗うつ剤の服用を勝手にやめてしまうことは非常に危険なので、回復期に入っても医師の指示に従って薬物療法を続けていくようにしましょう。

薬の量を減らしていくためには医師からの診断が必要となっていますから、個人の判断で薬物療法をやめないよう注意してください。

また、うつ病の回復期では徐々に元の生活に戻っていくため、仕事や学校生活などにも少しずつ慣れていくことができるようにもなります。

ただし、うつ病を発症する前のような生活にすぐに戻れるわけではないので、今自分ができることから少しずつ始めていくことが必要です。

職場や学校側とよく話し合い、自分のペースで仕事や学校生活に慣れていくようにしましょう。決してうつ病を発症する前と同じ状況にならないよう、ゆっくり慣れていくことが大切です。

回復期は「悪化したらどうしよう」「治らなかったらどうしよう」という不安も付きまとう時期なので、周りにいる皆さんも注意してみてあげるようにしましょう。

定期的なカウンセリングを受けて自分の心をオープンにすることから

最近何となく気分が落ち込むことが多い、身体の調子が優れない、と感じることはありませんか?憂うつな気分になって何をしても楽しいと感じられないとか、人に会いたくなくなるとか、不眠の症状があるような場合はさらに注意が必要です。

もちろん、一時的な症状である場合もありますが、このような状態が2週間以上続いているようであれば、一度心療内科や精神科の医師に診てもらうことをおすすめします。

これらの症状は「うつ病」の典型的な症状であるため、放っておくとうつ状態が悪化してしまうことが考えられます。

うつ病は精神疾患の一つで、ストレスや環境の変化などが要因となって発症することがほとんどと見られているので、まずはうつ状態に陥ってしまっている要因を取り除き、今の自分の状態について誰かに話を聞いてもらいましょう。

家族や友達など周りにいる信頼できる人に自分の気持ちを話すだけでも、心は楽になります。一人きりで苦しい気持ちや辛い感情を抱えていると、うつ状態は悪化していくばかりです。

うつ病の治療としても、他人に話を聞いてもらうことは必要とされていますので、まずは身近な人に話を聞いてもらってみましょう。

しかし、自分の周りにはそんな人はいない、と思っている皆さんも多いかと思います。また身近な人たちだからこそなかなか話せない、という場合もありますよね。

そのような場合は「カウンセリング」を受けてみると良いでしょう。カウンセラーによるカウンセリングはもちろん、心療内科や精神科の医師に話を聞いてもらうことも可能です。

辛く苦しいと感じていても、誰にも話すことができない場合は、まずカウンセリングを受けて自分の心をオープンにすることから始めてみてください。一度にたくさんのことを話す必要はありません。少しずつ少しずつ話してみましょう。

こうしてカウンセリングを受けることによって、うつ状態からは徐々に抜け出していくことができるようになりますが、既にうつ病を発症していて症状が進行してしまっているような場合は、カウンセリングを受けるだけでは治療することはできません。

うつ状態を緩和させるために「抗うつ剤」などの薬を使用する場合がほとんどです。一般的にもうつ病の治療は薬を使用した薬物療法が行なわれると考えられていますが、うつ病を改善させていくためには、薬物療法だけでも不十分です。

定期的なカウンセリングを受けながら薬物療法を行い、しっかり休養を取ることでうつ病の症状は治療していくことができます。

すぐに治る病気ではありませんし、完治まで時間がかかることも、または症状が良くなっても再発してしまうケースも珍しくありません。

そのため、認知行動療法や周りの人とのコミュニケーション、規則正しい生活を送ることもうつ病の治療には重要とされています。様々な治療法と医師やカウンセラー、家族など周囲の協力によって、うつ病を改善していきましょう。

勝手な判断は避けて、薬物療法では必ず医師の指示に従って薬の服用を

強い不安感や憂うつ感、イライラする、食欲がなくなる、不眠、無気力などの症状は、うつ病の代表的な症状です。

うつ病を発症すると今まで問題なく頑張れたことが頑張れなくなったり、疲れやすくなったり、趣味も楽しめなくなったり、気分が落ち込んでしまうことが多くなります。

いわゆる「心の病」と呼ばれる精神疾患の一つですが、精神疾患は単なる気の持ちようで改善されるわけではありません。楽しいことを考えようと思っても憂うつ感が邪魔をしてしまい、気分の落ち込みに拍車をかけてしまいます。

うつ病は心因的な問題が発症の原因になっていることがほとんどですが、ストレスを解消することさえも無気力になってしまうため、さらに憂うつな気持ちを高めてしまうのです。

しかし、うつ病を発症してしまったとしても、しっかり治療を受ければ症状を改善させていくことは可能です。では、うつ病を改善するためにはどのような治療が効果的なのでしょうか?

まず一般的にもよく知られているのが「薬物療法」になります。薬物療法は患者が薬を服用することでうつ病の症状を緩和させていく治療法ですが、軽度のうつ病から重度のうつ病まで幅広く用いられています。

また、うつ病以外にもパニック障害など他の精神疾患の治療にも効果を発揮しているので、薬を服用することからうつ病の治療を始めていく、というケースが多く見られています。

薬物療法で使用される薬としては、まずうつ状態を緩和させる「抗うつ剤」が挙げられます。

うつ病特有のうつ状態を緩和させ、落ち込んだ気分を明るくしていく効果があり、不安や焦燥感を改善させて気分を落ち着けていくことも可能です。

疲れてやる気が出ない症状が現れている場合でも、意欲を向上させる効果も期待できるので、うつ状態全般の症状を改善させるためには抗うつ剤の使用が第一となっています。

また、うつ病の発症には、脳内物質の「セロトニン」が不足してしまっていることも原因の一つと考えられていますが、抗うつ剤には脳内のセロトニン濃度を高めていく働きも期待できます。

セロトニンの濃度が高まると気分が落ち着き、うつ状態を感じにくくなっていくので、うつ病の治療の一つとしてセロトニンの濃度を高めることが重要と考えられているのです。

こうした薬物療法を行なうことで、うつ病の症状を徐々に回復させていくことができますので、医師の指示に従って薬を服用するようにしましょう。勝手な判断で服用量を増やしたり減らしたりすることは絶対に避けてください。

うつ病の治療に使われる薬は用法や容量を誤ると身体的に大きな影響が現われることもあるので、医師から決められた時間に決められた容量を守って薬を服用するようにしましょう。

その他、認知行動療法や周りの人々とのコミュニケーションなどもうつ病治療の一貫です。克服するためには、薬物治療に依存するのではなく、自らうつ病に立ち向かっていくことも大切です。

心療内科や精神科、精神疾患の治療を専門に扱っている病院を選んで

私達はストレスを感じると精神的にも身体的にも様々な症状が現われるようになります。

気分が塞いでやる気が起こらなかったり、食欲がなく睡眠もよく取れていなかったり、イライラしたり、不安になったり・・・こうした症状は一時的なものですぐになくなることもありますが、長引くようであれば「うつ病」を発症している恐れも考えられるので注意が必要です。

2週間以上憂うつな気分や身体のだるさや疲れがが続いている場合は、一度病院に行って診てもらうことをおすすめします。

もしうつ病を発症していた場合は、早期に治療を始めることで回復も早くなりますから、少しでもおかしいと感じたら医師に診てもらうようにしましょう。

では、「うつ病かもしれない」と思ったら、どんな病院を受診すれば良いのでしょうか?うつ病は精神疾患の一種なので、心療内科や精神科のある病院にかかることが適切です。

疲れやだるさなど身体的な症状が主に現れている場合でも、原因は内科で解決することはできません。

もし内科を受診した場合でも、うつ病が原因の疲れやだるさは「原因不明」と診断されてしまい、結局原因が分からない症状として見られてしまうことがあります。

もちろん実際に内臓疾患などを発症している恐れも考えられますから、まずは内科で診てもらうことも重要ですが、身体的な症状の他に憂うつ感や不安感も併合して現れているような場合は、迷わず心療内科か精神科を受診してみてください。

うつ病をはじめとした精神疾患の治療を専門としているので、パニック障害などを発症している恐れがある場合も心療内科か精神科に相談してみると良いでしょう。

パニック障害はうつ病と併発しやすい精神疾患なので、現在はパニック障害を発症していない場合でも予防をしておくために医師にしっかり診断してもらってくださいね。

病院ではまずカウンセリングや問診を行なっていきますが、初期段階のうつ病であれば医師に相談をして話を聞いてもらうだけでも心は楽になっていきます。

うつ病は心因的なストレスが過度にかかることによって悪化してしまうので、辛い悩みや苦しみを一人きりで抱えている状態から抜け出すことが大切です。

心療内科や精神科で行なわれているカウンセリングには、患者の辛さや苦しみを軽くする効果がありますから、まずはカウンセリングを受けてみる勇気を出してみることから始めてみると良いでしょう。

また、医師から治療が必要であると診断された場合には、薬物療法や認知行動療法によって治療を始めていくことになりますが、特に薬物療法は医師から指示された通りに薬を服用することが重要となっています。

抗うつ薬などが使用される薬物療法は、個人の判断で服用回数を増やしたり服用量を増やしたりすることは厳禁です。うつ病をしっかり治療するためにも、処方された薬は医師の指示に従って正しく服用するように注意してくださいね。

うつ病を治すためには休養を取ること、仕事も勉強もゆっくり休んで

抗うつ薬などを使用した薬物療法は、うつ病を治療するために必要な治療法ですが、それ以上に大切なのは皆さん自身が休養を取ることです。

うつ病を発症した原因は人それぞれですが、その多くには「ストレス」が大きく関わっています。仕事上のストレス、学校生活のストレス、人間関係のストレス、勉強に対するストレスなど、様々なストレスがうつ病の発症に関係しているのです。

こうしたストレスを感じる生活を続けていると、うつ病の症状はますます悪化してしまいます。今はちょっと気分が塞ぐだけ、という場合でも、その状態が長く続いているようであれば一度医師に診てもらうことをおすすめします。

うつ病は心療内科や精神科で治療を行なうことができますが、うつ病かどうか分からない状態であれば、まずは医師に話を聞いてもらうだけでも良いでしょう。

カウンセリングを受けるだけでも心が軽くなることもありますし、気持ちの整理がつくこともあります。それでも気分が晴れず、憂うつな感情に心が覆われてしまっているような場合は、医師の元で適切な治療を始めていくことになります。

薬物療法はもちろん行なわれますが、仕事をしている場合は仕事を休むこと、学校に通っている場合は学校を休むことを決心しましょう。

「仕事を休んだら周りに迷惑をかけてしまう」とか、「学校を休んだら勉強についていけなくなる」と考えてしまう皆さんがほとんどかと思いますが、うつ病は休養を取ることも大事な治療です。

仕事や学校に行き続けていると、うつ病の症状はひどくなる一方で、今以上に辛い状態になってしまいます。うつ病を発症していることに気づくことができたのですから、これ以上症状が進行しないように、仕事も学校もしっかり休むようにしましょう。

病院では診断書を書いてもらえますので、その診断書を提出することで仕事や学校を休むことができるようになります。

反対に診断書がなければ休養理由が分からず、長期的に休むことができなくなってしまう場合もありますから、休養を取るためにも病院を受診し、医師に診断書を書いてもらうようにしてくださいね。

しかし、いざ休養と取るとなると、自宅で何をしていいか分からない・・・と感じてしまう人も多く見られています。

今まで仕事をしていた時間、学校に行っていた時間を一体どう過ごせばいいのか分からず、自宅でただボーッとしているだけで「自分はこのままでいいのか?」と疑問に思ってしまう人も少なくありません。

ですが、ただボーッとすることもうつ病の治療の一つです。もちろん寝ることもそうですし、ただ何となくテレビを見ることも良い治療法です。

晴れて天気の良い日などはひなたぼっこなどをしてみても良いですね。皆さんの気持ちが安らげるような生活を送ることがうつ病の治療となるので、ボーッとするだけでも寝ているだけでも構わないのです。

うつ病は怠けているわけではないので、人目は気にせずゆっくりと休みましょう。

環境の変化や人間関係の変化が原因のうつ病には周りの人の協力が大切

社会人の皆さんの場合は就職や転職、学生の皆さんの場合は進学など、大きく環境が変わる時期がありますよね。こうした環境の変化は自分自身の気持ちを高めていく時もありますが、かえって憂うつ感を生み出してしまうことも考えられます。

与えられた環境に馴染めず気分が塞ぎがちになる、学校や会社に行きたくない、人と会いたくない、やる気が起こらない・・・といったような症状が長期的に見られるようになると、うつ病を発症している恐れが考えられるので注意が必要です。

うつ病は現代人に多く見られる精神疾患の一つですが、近年では従来型のうつ病の他に若年層がかかりやすい現代型のうつ病女性の発症率が高い「非定型うつ病」身体的な症状が主に現われる「仮面うつ病」など、様々なタイプのうつ病が見られるようになりました。

憂うつ感や気分の落ち込みといった症状が主に現れる従来型のうつ病とは異なる症状も見られるため、うつ病だと気付かれないことも少なくありません。

単なる怠け癖やさぼりたいと思っているだけ、と思われてしまうこともあるので、見分け方が非常に難しいのです。

しかし、うつ病はさぼりたいから、怠けたいからということから現れている症状ではなく、ストレスなどの心因的な問題や脳内物質が不足してしまうことによって発症する病気なので、患者自身の自覚はもちろん、うつ病に対する周りの人々の理解も必要となります。

どんなうつ病も多くの原因はストレスです。環境が変化したことによって感じるストレス、人間関係が変化したことによるストレスなど、人それぞれ感じているストレスは様々ですが、うつ病が発症する原因となっていることは変わりません。

こうして発症したうつ病を治療するためには、まず原因となった環境を改善していくことが必要なので、自分一人で抱え込まずに誰か信頼できる人に相談してみましょう。

家族や友達、仲の良い同僚でも構いません。まずは誰かに話してみて、これから自分がどういった環境で生きていくかゆっくり考えてみることが大切です。

決して自分だけで考えを巡らせることなく、誰でも良いから話を聞いてもらうようにしてみましょう。話すだけで心は軽くなりますし、そこから解決策が見いだせることもあります。

また「うつ病かもしれない」という自覚症状があれば、早めに医師に相談してみることもおすすめです。うつ病は早期に治療を始めることで回復も早くなりますし、何より皆さん自身の心が楽になります。

考え込んでいたことが嘘のように気分が軽くなりますので、苦しい、辛いという思いを抱えている皆さんは、心療内科や精神科の専門医に相談してみてください。

病院に行くことに抵抗がある、という皆さんも多いかと思いますが、うつ病は治療を行なうことで治すことができる病気です。病院によっては無料でカウンセリングを行なっているところもありますので、病院に行くことから一歩踏み出してみると良いでしょう。

うつ病で仕事や学校を休むためには診断書を書いてもらうことが必要

毎日のように現れる憂うつ感、不安感はなどの症状は、「うつ病」を発症している恐れが考えられます。

うつ病は精神疾患の一つで、現代人に多く見られている病気です。憂うつ感や不安感などの気分の落ち込みが代表的な症状ですが、その他にもイライラしたり、食欲がなくなったり、睡眠障害になってしまうこともあります。

うつ病を発症した初期の段階では、夜中に起きてしまうとか、朝早く起きてしまうなどの睡眠障害が現れることが多く見られているため、睡眠障害が長期間続いているような場合は、一度医師に相談してみることをおすすめします。

単なる睡眠障害であれば、心療内科や精神科を受診することで睡眠導入剤を処方してもらうことも可能です。

うつ病を発症していた場合でも、初期段階では睡眠障害を改善することによって、うつ状態を緩和させていくこともできますので、まずは病院を受診して詳しい診察を受けてみましょう。

もし医師からうつ病と診断を受けた場合は、診断書を書いてもらうことが可能となります。診断書を書いてもらうことで、職場や学校にうつ病であることを知らせることができますから、仕事や学校を長期的に休むこともできます。

うつ病は進行すると仕事もまともにできなくなますし、学校に行くこともできなくなってしまいます。ひどい場合は普段通りの生活も送れなくなってしまいますので、うつ病は早めに対処をすることが大切です。

また、周囲の人々に自分がうつ病であることを認めてもらうためにも、心療内科や精神科を受診して診断書を書いてもらいましょう。

無理をして仕事を続けても、うつ病の症状は悪化するばかりです。うつ病をしっかり治療するためには、休養を取ることは欠かせませんので、医師に診断書を書いてもらって長期的な休養を取るようにしてください。

しかし、うつ病の診断書を書いてもらって仕事や学校を休んでいる人々の中には、周りから見ていると「うつ病ではないのでは?」と思われる人も少なくありません。

うつ病と診断されたことを逆手に取って周囲の人々に甘える、自分でできることさえもやらなくなる、何かにつけて「うつ病だから」という言い訳を使っているような場合は、注意が必要となります。

近年では「新型うつ病」など、従来型のうつ病とは症状が異なる現代的なうつ病も多く見られているので、上に挙げたような人々もうつ病を発症している恐れは考えられます。

ですが、このようにうつ病と診断されたことに対して甘えているような場合は、うつ病以前に性格的な問題を抱えている恐れが高いと見て良いでしょう。

うつ病を発症している事実は周囲も理解する必要がありますが、患者本人が「うつ病だから」という言い訳を使うことが続くようであれば、うつ病以外の精神疾患を発症していることも考えられます。

うつ病だけが原因ではないこともあるので、その人を受け入れるためには性格や他の疾患について理解することも必要となるでしょう。

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