うつ病と摂食障害

うつ病と併発しやすい「摂食障害」も精神的なストレスが大きな要因に

精神疾患には様々なものがありますが「摂食障害」もその一つです。摂食障害とは、拒食症や過食症など食べることに関して何らかの異常が現われる症状で、精神的なストレスが大きく関わっていることが原因と考えられています。

特に若い女性に多く見られる病気で、過剰なダイエットや日々のストレスがきっかけで摂食障害を発症するケースがほとんどと言われています。

例えば、ダイエットを始めて目標体重に達したのにもかかわらず、ダイエットを続けて体重が減りすぎてしまう、体重は確実に減っているのに「まだ太っている」と感じてしまう、過食をして嘔吐を繰り返す、たくさん食べてから下剤を使う、隠れて食べるようになるなどの症状が典型的な摂食障害の症状です。

人それぞれ現れる症状は異なりますが、どのような症状の場合も原因には過度なストレスが関係してると見られています。

そして、こうした摂食障害と併発しやすいのが「うつ病」です。摂食障害になるとうつ状態に陥ることが増えるようになり、実際にうつ病を発症してしまうことも少なくありません。

反対にうつ病を発症後、摂食障害になってしまう場合もあるため、うつ病と摂食障害には深い関係性があると見てとれます。

こうした関係性から、うつ病の治療薬として使用されている「抗うつ薬」などは、摂食障害の治療薬としても同様に用いられています。

特に過食症の患者には抗うつ薬が効果的とされています。過食症の状態は脳内のセロトニンの分泌量に異常が現れているため、セロトニンの濃度を高める効果がある抗うつ薬や使用することで、症状を緩和させていくことができるというわけです。

また、うつ病の代表的な症状として「食欲不振」が挙げられることから摂食障害を発症併発してしまうことも多く見られているため、既にうつ病を発症している場合は食事に関する治療もしっかり行なっていくことが必要となっています。

うつ病は様々な精神疾患の中でも特に有名な病気ですが、併発しやすい精神疾患も非常に多くあることが特徴です。摂食障害だけではなく、パニック発作を引き起こす「パニック障害」なども併発する確率が高いですし、パニック障害からうつ病を発症するケースもあります。

精神疾患は単独で発症する場合もあれば併発する場合もあるため、体調の変化や憂うつ感が長期化されているような場合は、すぐに医師に診てもらうことをおすすめします。

うつ病も摂食障害もパニック障害も、心療内科や精神科で治療を受けることができますので、まずは病院を受診してみましょう。

先ほども挙げたような抗うつ薬を使用した薬物療法を行なっていくことがほとんどですが、症状が回復していくに連れて認知行動療法などを取り入れた治療も行なっていきます。

精神疾患は放っておくと悪化する一方ですが、適切な治療を行なえば症状をしっかり治していくことができます。医師の指示に従って治療を始めていきましょう。