電気けいれん療法とは

電気でうつ病を治療できる?「電気けいれん療法」を利用できる症状

不意に現れる憂うつ感や不安感、ちょっとしたことでイライラしてしまう、気分が塞ぐ、生きていても意味がないのではないかと思うようになるなど、うつ病を発症すると様々な精神的症状が現われるようになります。

また食欲がなくなったり、夜中に起きてしまったり、朝早く起きてしまったり、身体が重くだるくなったりといった身体的症状が現われることもうつ病の特徴です。

自分ではただ疲れが溜まっているだけ、ちょっと風邪気味なだけ、と思っていても、2週間以上継続して症状が現れているような場合は、うつ病が関連している症状であることが考えられます。

うつ病は私達現代人にとってとても身近な病気の一つです。その多くがストレスなどの心因的問題が原因となっていることから、「心の病」とも言われています。

さらに近年では若年層の発症率が高い現代型のうつ病や、子供がうつ病を発症するケースも多く見られています。

うつ病は大人から子供まで誰でも発症する恐れのある病気なので、あらかじめ発症を防いでいくことが大切です。

しかし、もし発症してしまっても初期の段階であれば回復も早くなります。うつ病は治療することによって症状を緩和させていくことができますから、まずはうつ病のような症状が現れたらすぐに医師に相談するようにしましょう。

病院では抗うつ剤などを使用した「薬物療法」や、考え方を変えて心の中からうつ状態を取り払っていく「認知行動療法」などが行なわれています。

医師の指示に従って治療を続けていくことで、うつ病の症状は徐々に改善させていくことができますので、少しでもおかしいと思ったら心療内科や精神科を受診することをおすすめします。

うつ病の症状は放っておくと悪化してしまい、他の精神疾患を併発してしまう恐れも高まりますし、症状が重い場合は入院して治療を行なわなければならないことも実際に見られています。

また、重度のうつ病の場合は抗うつ剤の効果も感じられず、自殺をしてしまう危険性が高い状態にまで陥ってしまう人も少なくないため、そのような場合には「電気けいれん療法」を使用することもあります。

電気けいれん療法とは、前頭葉部分に電気ショックを与えることでけいれんを起こさせる特殊な治療法です。現在の日本では重度のうつ病、双極性障害、統合失調症などの治療の一つとして用いられています。

うつ病の場合は上にも挙げたように、薬物療法の効果が感じられず自殺の危険性が高い患者、そして薬物療法による副作用が強く現れている患者の治療法として利用されています。

うつ状態だけではなく躁状態も引き起こる双極性障害の場合は、危険な躁状態の患者、うつ病と同様に重度のうつ状態である患者に用いられる治療法として知られています。

ただし、医師によっては電気けいれん療法を推奨していない場合もあるので、この治療法についても医師とよく相談の上で受けることをおすすめします。