人に会いたくないうつ病

人に会いたくない時もあるうつ病、周りも理解を深めていくことが大切

長い間うつ病と付き合っていくと、人と会いたくない、誰とも喋りたくない、何もしたくない、と思うことが度々起こります。これらの症状もうつ病の大きな特徴で、憂うつ感や不安感と共に人と関わることを避ける傾向が強く見られることがあります。

うつ病の治療を続けていてもこうした症状が現われることはあるので、周りの人々はうつ病の症状に振り回されてしまうことも少なくありません。

例えば、友達と一緒に出かける約束をしていたけれど、うつ状態になってしまって友達と会いたくなくなってしまったとか、家族と話をしていても途中で疲れてきてしまったとか、うつ病を発症するとこのようなことが現われるようになります。

端から見れば付き合いの悪い人、気まぐれで自分勝手な人と思われてしまいますが、うつ病という病気がそうさせてしまっていることが原因なので、その人自身に問題があるわけではありません。

うつ病が他人に理解されにくいのはまさにこのような部分で、単なる性格の悪い人、と勘違いされてしまうことも多く見られています。

また、理解されないことからうつ病であることを他人に話すことに抵抗感を覚えてしまうこともありますし、もし受け入れてもらえなかったらどうしよう、といった不安からうつ病の症状が悪化してしまうこともあります。

うつ病は誰にでもかかる恐れのある身近な病気ですが、当事者以外には理解が得られないことから、一人きりでうつ病の症状を抱え込んでしまっている人も少なくありません。

一人きりで悩んでうつ病の症状がひどくなってしまった、というケースも珍しくありませんので、こうしたうつ病の悪循環を無くすためにも、まずはうつ病を発症している患者本人が誰かにうつ病であることを話してみること、そして相談を受けた側もうつ病に対する理解を少しずつ高めていくことが大切です。

うつ病は一人で解決できる病気ではありません。周りの人々の協力があって克服していくことができる病気ですので、治療を始めるにあたって周りにいる家族や友達の協力は不可欠となっています。

もちろん心療内科や精神科の医師の助けも必要ですが、いつも周りにいるのは家族や友達ですよね。なので、まずは自分が信頼できる家族や友達を頼ってみることから始めていきましょう。

いきなり一人で病院に行くことには抵抗があっても、家族や友達に相談してみることならできそう、と感じたら少し勇気を出してみてください。

また、うつ病であることの相談を受けた、という皆さんも、うつ病についての理解を深めることが大切です。うつ病の患者に対して「頑張って」などの声をかけることはもちろん避けるべきですが、他人に依存させすぎないようにすることも必要です。

周りの協力を得ながら自分自身で立ち上がっていくことが克服への道でもありますので、うつ病の症状を理解しつつ、甘やかしすぎないよう距離を保ってみることをおすすめします。