人間関係によりうつ病の治療

環境の変化や人間関係の変化が原因のうつ病には周りの人の協力が大切

社会人の皆さんの場合は就職や転職、学生の皆さんの場合は進学など、大きく環境が変わる時期がありますよね。こうした環境の変化は自分自身の気持ちを高めていく時もありますが、かえって憂うつ感を生み出してしまうことも考えられます。

与えられた環境に馴染めず気分が塞ぎがちになる、学校や会社に行きたくない、人と会いたくない、やる気が起こらない・・・といったような症状が長期的に見られるようになると、うつ病を発症している恐れが考えられるので注意が必要です。

うつ病は現代人に多く見られる精神疾患の一つですが、近年では従来型のうつ病の他に若年層がかかりやすい現代型のうつ病女性の発症率が高い「非定型うつ病」身体的な症状が主に現われる「仮面うつ病」など、様々なタイプのうつ病が見られるようになりました。

憂うつ感や気分の落ち込みといった症状が主に現れる従来型のうつ病とは異なる症状も見られるため、うつ病だと気付かれないことも少なくありません。

単なる怠け癖やさぼりたいと思っているだけ、と思われてしまうこともあるので、見分け方が非常に難しいのです。

しかし、うつ病はさぼりたいから、怠けたいからということから現れている症状ではなく、ストレスなどの心因的な問題や脳内物質が不足してしまうことによって発症する病気なので、患者自身の自覚はもちろん、うつ病に対する周りの人々の理解も必要となります。

どんなうつ病も多くの原因はストレスです。環境が変化したことによって感じるストレス、人間関係が変化したことによるストレスなど、人それぞれ感じているストレスは様々ですが、うつ病が発症する原因となっていることは変わりません。

こうして発症したうつ病を治療するためには、まず原因となった環境を改善していくことが必要なので、自分一人で抱え込まずに誰か信頼できる人に相談してみましょう。

家族や友達、仲の良い同僚でも構いません。まずは誰かに話してみて、これから自分がどういった環境で生きていくかゆっくり考えてみることが大切です。

決して自分だけで考えを巡らせることなく、誰でも良いから話を聞いてもらうようにしてみましょう。話すだけで心は軽くなりますし、そこから解決策が見いだせることもあります。

また「うつ病かもしれない」という自覚症状があれば、早めに医師に相談してみることもおすすめです。うつ病は早期に治療を始めることで回復も早くなりますし、何より皆さん自身の心が楽になります。

考え込んでいたことが嘘のように気分が軽くなりますので、苦しい、辛いという思いを抱えている皆さんは、心療内科や精神科の専門医に相談してみてください。

病院に行くことに抵抗がある、という皆さんも多いかと思いますが、うつ病は治療を行なうことで治すことができる病気です。病院によっては無料でカウンセリングを行なっているところもありますので、病院に行くことから一歩踏み出してみると良いでしょう。